充実した生活を送るには?充実感がない人・ある人の特徴と毎日をイキイキさせる3つのコツ


 
最近はSNSなどで、他の人がどんな生活を送っているかを見る機会が増えましたよね。

それによって近況を共有しあえたり、疎遠になっていた友人と簡単に繋がることができたりするなど、便利になったと感じている人は多いと思います。

しかし一方で、「この人はこんなにキラキラしているように見えるのに、私は全然充実していない…」といったように、他の人と比べて落ち込んでしまう、自分の生活に満足できなくなった、という人が増えている面もあるのではないでしょうか。

でも、そもそも充実した生活とはなんなのでしょう。

そもそも一人ひとりが求める「充実した生活」の実態は違うはずなのに、他の人の生活を見て羨ましい気持ちになってしまうのはなぜなのでしょうか。

今回は、そんな”充実した生活”というテーマについて書いていきます。



充実した生活とは

まずは、そもそも充実した生活とは何か考えていきましょう。

おそらく人によってその捉え方は様々で、「たとえば好きなものや人に囲まれている生活だ」と言う人もいれば、「常に努力し続け挑戦し続けている生活だ」と答える人もいると思います。

ただ、共通する点は、

”自分の得たいものを得られている生活”、もしくは”得るために行動し、前に進んでいることを実感できている生活”だと言えるのではないでしょうか。

と、ここまで聞くとシンプルで簡単なことに見えるかもしれませんが、ここに大きな落とし穴があります。

それは、そもそも「いま自分が充実しているかどうか」「充実感がないなら何が足りていないのか」を自覚できていない人は、前提となる”自分の求めている生活”がわからないため、充実した生活を送るのが難しくくなるということです。

たとえば、何を買いたいか決まっていない状態でデパートに行くことを想像してみてください。

そうすると、とりあえずセールしているものを買ったけれど結局満たされない気持ちになったり、結局何も買わずに帰ったりすることも多いと思います。

自分の得たいものがわからないまま充実した生活を求めても、まさしくこのような状態になってしまいます。

だからこそ、充実した生活を送るためには、「自分にとって充実した生活とはどんな生活か」を思い描けていることが前提となってきます。



充実した生活を送れていない人の共通点

では次に、充実した生活を送れていない人の共通点を見ていきましょう。

好きなものやことが分かっていない

充実した生活を送れていない人の共通点1つ目は、”好きなものやことがわかっていない”です。

これはすでにお話しした通りで、自分が本当に好きなもの・求めていることを自覚できていなければ、いつまでも自分を満たすことができないからです。

そうすると、たとえばSNSでブランドバッグを買ったという投稿をしている人を見たとき、自分がそのバッグを欲しかったわけではないはずなのに、「自分が持っていない”イイネをたくさん集められるもの”を持っている」=「自分より充実している」という思考になってしまう人はとても多いです。

この思考に陥ると、自分が本当に好きなものがわからないまま、とにかく周りが評価しているものにお金・時間を費やして満たされない思いを抱え続けることになります。また、もっと高価なものに手を出してみたりと、負のループから抜け出せなくもなってしまいます。

目標・目的がない

充実した生活を送れていない人の共通点2つ目は、”目標・目的がない”です。

一つ目の「好きなものやことがわかっていない」というのと少し似ていますが、目標や目的がない状態というのは、今の自分の行動についての目指すべきゴールを持てていないということになります。

ゴールがなければ、自分が前進しているのかどうかすらわからないので、「自分の努力はどこに向かっているんだろう」とモチベーションを保てなくなってしまいますし、成長実感や充実感も感じられなくなってしまいますよね。

日常がマンネリ化している

充実した生活を送れていない人の共通点3つ目は、”日常がマンネリ化している”です。

毎日が同じことの繰り返しで退屈さを感じているけれど、「お金がない」「時間がない」などを言い訳にして今の状況を変えようとしない場合は、充実感を感じるのは難しいです。

駅前にできた新しいお店に行ってみたい、学生時代に将来の話をたくさんした友達と久しぶりに連絡をとりたい、など、少しでもワクワクする考えがあるならすぐに実行に移しましょう。

新しい価値観や経験を生活に取り入れてみると、それが刺激となって充実感を感じやすくなるはずですよ。

環境が合っていない

充実した生活を送れていない人の共通点4つ目は、”環境が合っていない”です。

人間関係や職場環境、住んでいる街の雰囲気など、毎日長い時間身を置く環境が自分に合っていないと感じるとそれは大きなストレスになりますよね。

少しのストレスはむしろ心地よい充実感に繋がることもありますが、強すぎるストレスを受け続けると心は悲鳴を上げてしまいます。

特に、人間関係や職場環境については自分一人の力で変えることが難しいので、ストレスを感じる期間も長くなり、充実感から自身を遠ざける大きな要因になります。

周囲と常に比べてしまう

充実した生活を送れていない人の共通点5つ目は、”周囲と常に比べてしまう”です。

誰しも日常の中で、周りの人と比較する瞬間はあるとは思いますが、いつの間にか「他の人より自分の方が上かどうか」で自分が満たされているかどうかを考えようになると危険信号です。

なぜなら、スポーツや芸術の才能、気質、年収、外見やスタイルなどあなたを形作る要素のどれをとっても、必ず上には上がいるからです。

そのため「他の人よりも上であること」を自分の充実度のバロメーターにしたが最後、自分が完璧に満たされる状態を実現することは不可能になってしまいます。

だからこそ、”他人と比較して一番”を目指すのではなく”自分で自分を満たすこと”を目指し、過去よりも今の自分をより好きになる、というマインドでいることが大切です。



充実した生活を送っている人の特徴

それでは反対に、充実した生活を送っている人にはどんな特徴があるのでしょうか。

前の章の「充実した生活を送れていない人の共通点」と見比べつつご覧ください。

目標・目的に向かって挑戦している

充実した生活を送っている人の特徴1つ目は、”目標・目的に向かって挑戦している”です。

「充実している」と心から思えている人に共通しているのは、「世間から評価されるか」ではなく、「自分で決めたものに向かって努力している」ところだと言えます。

”充実感”というのが自分の心のコップを満たすことだとすると、世間から評価されることで充実感を得ようとする人のコップには他人しか水を注げないことになるので、コップに注ぐ水の量を自分ではコントロールできなくなってしまいます。

一方で、自分で目標・目的を決めてそれに向かって挑戦する生き方を選択した人にとって、その目標・目的を達成できるかどうかは自分の努力に左右されるので、コップを満たす水の量を自らの行動量・努力量でコントロールできるようになります。

このように目標を持って努力している人ほど、心のコップに水を注ぐ時の不確定要素が減り、自分自身の力で充実感を感じやすくなるのです。

好きなものが分かっている

充実した生活を送っている人の特徴2つ目は、”好きなものがわかっている”です。

好きなものがわかっているということは、すなわち「自分を幸せにできるもの」が何かわかっているということです。

一つ目の話とも通じていますが、「これが好きだ」と言えるものがある人の強いところは、人と比べる必要がないところです。

他の人がどれだけ充実しているように見えても、「人は人、自分は自分」「自分にとっての幸せはこれ」と分けて考えられるので、自分の満たされ度合いを他の人に左右されることがありません。

そうすると自分の充実度の評価も、人と比較しての相対評価ではなく、自分の中の軸に照らした絶対評価となるので、自分で自分を満たしやすくなります。

良質な人間関係を築けている

充実した生活を送っている人の特徴3つ目は、”良質な人間関係を築けている”です。

自分を取り巻く環境の中には、職場の場所や生活環境など様々な要素がありますが、とりわけ人間関係が生活の質に大きな影響を与えているという実感がある人は多いのではないでしょうか。

好きな仕事や趣味に囲まれていても、いつもネガティブなことしか口にしない、自分の努力に水を差してくる人たちに囲まれていたとしたら、充実した生活とは言いづらいですよね。

また、どれだけ自分が努力していても、人は知らず知らずのうちに周りの人の影響を受けるので、ネガティブ思考や自信のなさはどうしても伝染してしまいます。

自分が尊敬できる人や信頼できる人と過ごせる環境・時間をたくさん持てるよう、今の人間関係についてぜひ一度立ち止まって考えてみることをオススメします。



充実した生活を送るには


最後に、充実した生活を送るための方法を3つご紹介します。

自分が本当に求める生活を考えてみる

充実した生活を送る方法の1つ目は、”自分が本当に求める生活を考えてみる”です。

これは、現在~少し未来の自分がどうなりたいかを考えることに近いです。

「自分の理想の生活とはなにか?」

「本当はこういうことをして生きていきたい!」

「こんな人たちと一緒にいられたらいいな」

などなど、なんの制約も設けず自由に、自分が本当に望んでいるものを具体的に考えてみましょう。

「経済的に厳しいな」「現実的じゃないかも」ということはいったん置いておいて、なんの縛りも障壁もなかったら自分は何がしたいのか考えてみてください。

その上で、少し頑張れば今すぐ実行できそうなものと、かなり時間と努力を要しそうなものに分けて、それを手に入れるためには何をしたらよいのかをそれぞれ逆算して考えてみましょう。

時間と努力を要しそうなものについても、努力の方向性が見えてくると案外挑戦できそうなことと気づけるかもしれません。

また、少しの背伸びで実行できそうなものについては、今日から2週間だけ実際にやってみるのも手です。

実際に経験してみると、意外と手が届く生活だったことに気づき、「これからもこの生活を維持するにはどうしたらよいのか」を現実的に考えやすくなりますよ。

自分の気持ちと向き合う

充実した生活を送る方法の2つ目は、”自分の気持ちと向き合う”です。

1つ目の「自分が本当に求める生活を考えてみる」で、そもそも自分の求める生活やものがわからない…という人は、周囲から求められる自分を演じるあまり、自分の感情を押し込んでしまっている可能性が高いので、こちらの方法を試してみていただけたらと思います。

仕事をしていると、周りに気を遣いすぎて自分の言いたいことを言えない、特に悪いことをしていないのに場を収めるために謝ってしまう、など自分の感情を無視した行動をとるシーンは多いのではないでしょうか。

このように納得できていないこと、やりたくないことをし続けると、自分ではもう慣れっこだと思っていたとしても実は心はアラートを上げているという状態に陥ってしまいがちです。

しかし、それでも心のアラートを忙しさや理性で抑え込み続け無視し続けると、どんどん感覚が麻痺して自分の本心を見失い、本来の自分はどうしたいと思っていたかもわからなくなってしまうので、自分で自分の心を満たすことが大変難しくなってしまいます。

だからこそ、充実した生活の土台をつくるためにも、自分の感情と向き合うことがとても大切です。

具体的な方法としては、嫌なことがあった日には、起きたこと・感じたことを紙に書きだしてみるのがおすすめですよ。

言語化するだけでスッキリしますし、自分の感情を解放させる習慣をつけることで普段から自分の感情に気づきやすくなります。

その上で、嫌なものからはできるだけ遠ざかり、自分の心を削る行動は辞める努力をしましょう。

手放す勇気を持つ

充実した生活を送る方法3つ目は、”手放す勇気を持つ”です。

これは方法というよりも、1つ目「自分が本当に求める生活を考えてみる」、2つ目「自分の気持ちと向き合う」の方法を経て、どうしたら自分を満たせるかが見えてきた後、行動をしていく際に必要になってくるものです。

これまでの生活をより良くしようと思った時には、必ず何か変えないといけないものが出てきますよね。

それは仕事かもしれませんし環境や人間関係、何かしらの生活習慣かもしれませんが、そうなった時にそれらを手放す勇気を持てなければ、結局現状は何も変わっていきません。

今よりも充実した生活を手にしたいのであれば、今あなたが持っているもののいくつかは手放す必要があるということ。

それを肝に銘じておきましょう。

おわりに

今回は、充実した生活について書きましたがいかがだったでしょうか。

他人と比較しやすくなり、充実感を得にくくなっているこの時代において、あなた自身を本当の意味で満たすことのできる生活はなにかと考える一助となれれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。