会話の上手い人は話し上手でも聞き上手でもなく〇〇ができる人だった


 
これまでに、ああ話がなんでこんなにうまいんだろうという人やコミュ力お化けと言われる人たちにたくさん会ってきました。

また、「会話はキャッチボール」だとよく言われますが、これまで「間違えてはいないことは分かるけどなんだが腑に落ちない」という状態でした。

ただ、昨日友人と今後のキャリアで自分の武器にするスキルは何かを話している時に彼が面白いことを言っていました。

「俺はなあ、どんな人にも好かれるのが今の時代で一番市場価値が高いと思うかな。だって、このスキルがあったらどの職種でも通用するでしょ。」

これまで同じような質問をした時に、多くの答えは資格や人事や会計などの職業特有の身につくスキルでした。

なので、今まで通りの分かりやすいスキルの何かを予想していた私はその瞬間少し動揺してしまいました。それとともにどうやってどんな人にも好かれるスキルを身につけるのかが気になった。

すると彼は、「ちゃんと会話をすることだよ」といった。

会話をこれまでしてきたつもりではいたし、何冊か本も読んで勉強した時もある。そこで、彼に会話をする時に気をつけていることは何かあるのと聞いたら淡々と答えてくれた。

TPOにあった会話をすることは意識的にやっているかな。その状況にあった表情であったり相手が何を求めているのかを常に考えて相手が気持ち良くなるような話し方をしている。」

そんなとき、私はこれまでに本を通じて話し上手になる方法や聞き上手になる方法などを読んできたから適切なコミュニケーションはどちらなのかな?と考えていた。

しかし、彼の話を聞くと相手に合わせるということは話し上手と聞き上手のどちらか一方を鍛えることじゃないように感じた。

そこで、

「会話の上手い人って話し上手とか聞き上手っていうことではないの?」と尋ねてみた。

すると、「そうだね。俺が思う会話の上手い人は、人によって話し方を変えれる人で、大きく3つのタイプを目的別に使い分けてるような印象がある。」

「・・・」

1つ目は、与えることを目的としたもの。自分が詳しくないことは、その道に精通している人に聞きたいよね。このときは、話す:聞くが8:2くらい。」

「たしかに本をよく読んでたり情報感度の高い人の話は興味を持って聞きたくなるね。」

で、2つ目は話し合いを目的としたもの。正直このときが個人的には1番楽しい。なぜかというと、知識レベルが同じくらいの人との話しは、広げたり深めたりできて知的好奇心が満たされるから気づいたら昼飯食う時間を忘れてたなんてざらにある。このときは、話す:聞くが半々くらい。ただ、個人的には6:4くらいが1番かな 笑」

「ふむふむ。」

そして、3つ目は寄り添うことを目的としたもの。これは、時間をとってまで聞いて欲しいことがあるってことだからしっかりと耳を傾けて安心して話せる空気を作ることを意識する。このときは、話す:聞くが3:7くらい。」

「いわゆる傾聴ってやつだね。」

「そうだね。あーあと、どのタイプにも共通していえるのが常に相手の表情をみてどこまで理解しているのかを探りながらゆっくり話すこと。これはすごく大事。

「なるほど、、、」

こうして会話が終わった。

その後、彼の今日の話し方を振り返ってみるとさっき言ってたことが随所に使われていて驚きました。

これまで、会話が上手い人を話し上手な人だと思ってました。しかし、今まで会ってきた人でこの人とずっと話したいなって思う人は適切に使い分けていたなと改めて振り返ると感じましたし、居心地が総じて良かったです。

あと、正直この3つのタイプを目的別に使い分けるのを会話の中で意識しているかどうかで対人関係がかなり変わってきます。ですので、あなたも明日から少しずつ日常生活に取り入れてみてはいかがでしょう。




(おすすめ記事:市場価値が高い人になるために知っておきたい20代の過ごしかた

(おすすめ記事:聞き上手な人に共通する9つの特徴と明日から使えるテクニック9選!