日々過ごしている中で、「ああこの人頭いいなあ」って思うことってありませんか。
また、これらの「頭がいい人」の中でも強烈に印象に残っている人はいませんか。
その人たちは単に頭の良い人でくくられるものではないと感じます。
私もこれまでにたくさんの人たちと出会いその中には頭のいい人も沢山いました。
そして、そういった頭のいい人の中でごくたまに年齢とかに関係なくめちゃくちゃ優秀だなと思う人たちがいます。
その時々の場面では、「頭のいい人」と「優秀な人」の違いについて言語化はうまくできていませんでした。
しかし、一回しか会っていないのに飲みに行きたいと思ったりいつまででも話しをしていたいというのは共通していたと思います。敬意を表するといった感じに近いですね。
つい最近だと、5人くらいであるテーマについて議論をしていて「この方針で行こう」と前のめりになっていたときのことです。
このとき、5人の理解度が一緒というわけではなく、話についていけていないけど発言するには理解力が足りていないと判断してチームの方針に乗っかるといった人も数名いる状況です。
そして、19時を過ぎてそろそろ会を閉めようとしたときでした。
「これって本当に大丈夫?」
と声がかかりました。
その発言をしたのは私の3才上で尊敬してやまない方です。
この方は、目的と手段を混合せず常に議論の方向性をしっかりと理解していて口数は多くありませんがいつも的確な発言が目立ちます。
このときの発言の意図は、目的を達成するにはこの方針では厳しいと感じてのことだったようです。
ただ、GDのテクニックであったり、自分を優秀に見せようとするために使う人もいるのでご注意を(そういった使い方をしている人はすぐにわかりますが 笑)
このように本質的に物事を考えていて、チームとして結果を出すことに注力している人を本記事では優秀な人とします。
では、「優秀な人」と「頭がいい人」との違いとはなんなのでしょうか?
今回この違いについて、PDCAをもとに紐解いていきたいと思います。
まず、ご存知の方も多いかと思いますが簡単にPDCAについて説明すると
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PDCA とは、Plan(計画) Do(実行) Check(評価) Action(改善)の頭文字をとったものでこれらを繰り返すことで改善を常に行っていくというものです。
ここで、業務などの強制力が伴うものと資格試験やダイエットなどの個人的で強制力が伴わないものでは少し話しが変わってきますので、今回は強制力が伴う方にファーカスいたします。
「優秀な人」と「頭のいい人」のPDCAの回し方の違い
「頭のいい人」のPDCAの回し方
・Planのところで多くの時間を使う。
・やるべきことに日々追われており、DoからCheckやActionに行く時間を作れない。
・残り時間をPlanの妥当性やDoに費やす。
「優秀な人」のPDCAの回し方
・成果を出す上でCheckやActionのフェーズの重要性が分かっており実践している。
・優先順位付けができていてP、D、C、Aの各サイクルの最適な時間配分を考える。
・使えるリソースの中で、改善を繰り返していき質の高いサービスに仕上げる。
両者に共通するのは頭がいいことで、Planの段階である程度の出来が想像できてしまいます。また、「頭のいい人」の特徴として考えることが好きで、手足を動かして情報を取りに行くといった泥臭いことが嫌いといったことがあります。
しかし、現代は時事刻々と変化しているような時代ですのではじめに描いたPlan通りにやれば上手くいくというものでもありません。
そこで、計画を立てて実行をした後に、事実をもとに仮説を立ててそれをもとに改善を行っていくことが重要なのです。
この仮説検証や改善のフェーズは、非常に泥臭いことが多く時間もかかります。
ですので、計画の段階からCheckとActionを行うことが成果を出すために重要だとメンバー全員で意識を合わせて、彼らを先導していける人が優秀な人なのです。
そして、この常に自分事として捉える姿勢こそが優秀な人と周囲から一目置かれる所以なのです。
まとめ
今回の記事では、「優秀な人」は「頭がいい人」に比べてPDCAのCheckとActionに対する意識がすごいといった内容で書きました。
そして続きとして、PDCAを意識した優秀な人の特徴や明日から実践すべきことについて書いていると5000文字近くになったため、本記事を前編として、優秀な人の特徴と頭がいい人で終わらないために実践すべき4つのことを後編としました。
読むだけにとどまるのは非常にもったいないですので、後編の実践する方法を読んでできそうなところから取り入れて行動に移していきましょう。
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