ザッカーバーグの名前は知っているけど、名言やスピーチってあまり知らない。
どんな考え方で日々を生きていて、彼自身がなにを大切にして今の成功につながったのか
と気になっていたところにハーバード大学の卒業生に向けたスピーチをみる機会がありました。
スピーチを見ている中で、考えさせられるところが多くもっと知りたいと思ったので、スピーチだけではなく名言なども調べてみました。
マークザッカーバーグの名言
完璧を目指すよりまず終わらせろ
1つ目に紹介するのは、”完璧を目指すよりまず終わらせろ”です。
ついつい完璧なものを目指そうとしてしまうものですよね。
ただ、完璧を目指すにはそれ相応の時間がかかります。
また、その完璧というのがあなたが正しいと思っていることというだけであれば、それが上から任された仕事の場合、任せた人からすると全然違うものとなってしまっていることが高い確率で起こります。
もちろん、自分の頭で考えることはとても大切なことです。
その上で、完成度を高める前に叩き台を作成し、しっかりとすり合わせを行っていくことができるとあなたの努力がより効果的に成果物に反映されるでしょう。
最大のリスクは、リスクを取らないことだ
2つ目にご紹介するのは、”最大のリスクは、リスクを取らないことだ”です。
ザッカーバーグは、非常に変化の早い世界において、唯一失敗が保証されている戦略はリスクを取らないことだとも言っています。
変わらずに今まで通りのことをしてなんとか一日、一ヶ月、一年を生き延びようというマインドでは、すぐにお荷物となってしまいます。
今までと違うやり方を自分の頭で考えて変化を作っていかなければ失敗するようになる流れは今後も加速していくでしょう。
人々はあなたが話すことではなく、あなたが創り出すものを気に掛けている。
3つ目にご紹介するのは、”人々はあなたが話すことではなく、あなたが創り出すものを気に掛けている”です。
人々は、君が他人からどう思われているか、言われているかなんて気にしていない。
もっと言うと、君がどんな事を言っているかすらどうだって良いんだ。
重要なのは、君が何を成し遂げたかという事だけだよ。ということを言っています。
口で大きなことをいうのは行動というしんどいことをしなくていいので簡単にできます。
ただ、小さなことでも成果を上げることは簡単ではなく、小さな成果の積み重ねでしか大きなことはできません。
「なにを言ってるかではなく、何を創り出したか。」を大切にしていきましょう。
成功を夢見ている人もいれば、起き上がってそれに向けて努力する人もいる。
最後にご紹介するのは、”成功を夢見ている人もいれば、起き上がってそれに向けて努力する人もいる。”です。
世界的に成功している起業家も私たちも一日の時間は同じです。
うまくいかない時や、納得がいっていない時はこんな生活は嫌だ。抜け出したい!何かを始めようという気持ちは大きくなるものです。
ただ、その熱は一瞬で、一度寝ると布団の誘惑に負けて二度寝、三度寝してしまい結局何も変わらないものです。
一方で、成果を出していける人は、多くの人が寝て夢を見ている間に、早朝から活動をしている人で、みんながしんどいと思う時に努力ができるのは少数ですし、成功確率が上がるのは当然のことです。
多くの人が寝て、夢を見ている間がチャンスです。一足早く起きて活動を開始することで抜きんでた存在になっていきましょう。
マークザッカーバーグが考える「これからの時代に大切になること」
続いては、私が引き込まれたハーバード大学でのスピーチを紹介致します。
これからの時代に大切になることが詰め込まれています。それではご覧ください。
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今日、僕は「目的」について話します。
しかし「君の目的を見つけなさい」的なよくある卒業式スピーチをしたい訳ではありません。
だって僕らはミレニアル世代なんだから。
そんなことは本能的にやっているはずです。
だからそうじゃなくて、今日、僕が話したいことは
「自分の人生の目的を見つけるだけでは不十分だ」
ということです。
僕らの世代にとっての課題は
「”誰もが”目的意識を持っている世界を創り出すこと」
なのです
「目的」というのは、僕らが自分以上に大きい何かの一部であると感じ、必要とされ、率先して役立ちたいと思える感覚のことなのです。
「目的」は本当の幸福感をつくります。
あなたがたは、特にこの目的を持つことが重要な時代に生きています。
(中略)
社会を前に進め続けるための、僕ら世代の課題とは
「新しい仕事ではなく、新しい目的意識も創り出す」
ということです。
「僕がハーバードを繋いだことは凄い興奮したよ。だけど、そのうち誰かが世界中の人を繋ぐんだろうな」と
そして、それは「おそらく自分じゃない、誰かがやるだろう」と。
僕らはただの学生で、業界のことは何も知らなかった。資源を持つ大きいテクノロジー企業がいくつもあってそのうちのどこかがやるだろうと思ってた。
だけどこのことだけは確かにわかっていたんです。
「人々は繋がりたがっている」ということは!
だから、僕らは日々、前に進んでいるだけなんです。
あなた方の多くにも、似たような話があるはずです。
「誰かが起こすであろう”ある変化”」があって、
そのことが自分には明確に見えているということが
「あなたが」やるんです。
ただ、自分の目的を見つけるだけでは十分ではありません。
他の誰かにも目的意識を持てるようにしてあげるべきです。
私はとても苦労して、そのことに気がつきました。
実際、僕の望みは大きな会社を作ることではなく、社会にインパクトを与えることだったんです。
僕は自分たちがやっていることの価値を信じていた。だけど、孤独でした。
自分は間違ってたのか?詐欺師なのか?それとも世間知らずの22歳のガキなのか?と悩んでいました。
何年も経った今では、それは「より大きい目的意識がない時に起きる自然なこと」なんだと分かりました。
そういう目的意識を作れるかどうかは自分たち次第で、それがあればみんな一緒に前に進むことができる。
今日卒業をされるみなさん、あなた達は「目的」が必要とされる世界へと飛び込んでいくのです。
それが創りだせるかどうかは、あなた方次第なんです。
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いかがでしたでしょうか。
あなた方の多くにも、似たような話があるはずです。
「誰かが起こすであろう”ある変化”」があって、
そのことが自分には明確に見えているということが。
この部分は特に考えさせられるものがありました。
変化が激しく、人々の価値観が多様化した現代では、大衆向けに作られたものが売れなくなっています。
そのような時代だからこそ大切なのは、マーケット規模とかよりも熱狂的な一人のファンを作れるかだと思います。
そして、他人のことは分からないのであれば、
根源的に自分が知りたいと思うもの、欲しいと思うものを考えて作ればいいのです。
自分の心に向き合って、自分には明確にこれが正しいというものがあるが、世間ではアタリマエになっていないこと。
そして、その課題を解決することに自分の心がワクワクするのであれば小さくていいので始める。
小さく初めて、再度自分の心と向き合ってみてワクワクがとまっていないのであれば、あとは改善しながら正しい努力を継続することができれば結果は後からついてきます。
まずは、自分が熱狂し没頭できる目的を見つけましょう。
そして、自分が満たされたら他の人も目的を持てるようにサポートをしていってみてはいかがでしょうか。