正直、生きる目的って抽象的で難しいですよね。
さらに、生きる目的については必要という人もいれば必要ではない人という人もいます。
実業家の堀江さんはインタビューの中で、
「生きる目的などは必要はない。今を全力で生きる。そうでなければ何も始まらない。」
と言っています。
個人的には、この意見に対しては大きく賛成できるところもありますが、生きる目的を持てないと居心地が悪い人もいます。
なので、この記事にたどりついたあなたがまずすべきことは、自分が生きる目的があったほうが幸せになれるタイプなのか、なくても幸せになれるタイプなのかを把握することではないでしょうか。
そこで今回は
・生きる目的が自分は必要なタイプなのか?あまり必要じゃないのか?
・著名人が見出す生きる目的から見えてくること
・生きる目的を見つける方法
の3つについて書きました。ぜひご自身の現状に当てはめながらご覧ください。
目次
生きる目的が必要なタイプとあまり必要じゃないタイプの違いは?
巷ではよく、生きる目的を持った方が良いとは言われますが、そもそも生きる目的が必要なタイプも必要ではないタイプもあると私は思います。
そのため、自分は生きる目的が必要なタイプなのか、そうではないのかをまずは認識し、それぞれの選択の先にある人生を歩むことが大切になってきます。
そこで、以下ではどういった人が生きる目的を必要とし、一方で必要としない人のはどんなタイプなのかについて書きましたので順にご覧ください。
生きる目的がないとモヤモヤするタイプ
「自分のやりたくない事に対しての拒否感がすごい。ただ、仕事だからやらなくちゃいけない!と考える自分が嫌。」
と思う時ってありませんか?
このように、言われたことや与えられたことに対して、拒否感が強いという人は
「自分で物事を選択したい、ある程度コントロールしたい」という欲求が根本にあるのではないでしょうか。
そして、生きる目的が明確でなければ振り回されている感覚があるので疲れてしまうのでしょう。
また、自分の周りを見ていて思うのは、生きる目的を求める人たちは「楽しくないな。つまらないな。」と感じる瞬間が多いということです。
そして、「自分の心が動くのは何なのか、楽しいと思うことは?充実している瞬間は?」と考えることで徐々に人生の目的は何かと考えていくようになるのです。
こういった方々には生きる目的がないと気持ち悪さがあり、目標としている自分に近づけていないと不安な気持ちになるのです。
続いては対照的に、生きる目的があまり必要ではない人の特徴について書いていきます。
生きる目的があまり必要ではないタイプ
「生きる目的について考えたけど見つからなかった」という方は、先ほど紹介した生きる目的が必要なタイプの人と比べると多いのではないでしょうか。
ここで一つ述べておきたいのは、人の興味や関心というものは、今まで経験したことや触れてきた情報に比例するものです。
そのため、経験が少なかったり、意識的に情報に触れていなければ、生きる目的について考える素となるものが小さい中で探していくことになります。
なので、自分が少しでも興味がある事をやってみる、そして人と会ってみてください。
そして、その際には自分の感情がどのように動くのかを観察してみましょう。
何に対して自分の感情が動くのかを知ることは生きる目的を見つけるヒントになりますよ。
生きる目的とは?
生きる目的の概念的なところについてここまで書いてきましたがいまいちイメージが湧きづらかったのではないでしょうか。
ここでは、世界的に有名な起業家のイーロンマスクと日本の偉大な実業家である稲盛和夫氏がそれぞれ考える生きる目的について紹介していきます。順にご覧ください。
まずはじめに、テスラモーターズやスペースXを創設したイーロンマスクは、記者へのインタビューに対して、下記のように自身の生きる目的について語っています。
人類の将来のために何が重要で私はどのような貢献をすればいいのか。
それが私のやりたいこと、人類のためになることが私のモデルだ。
イーロン・マスク
また、京セラの創設者の稲盛和夫氏は著書「生き方」の中で生きる目的について以下のように述べています。
人生の目的はどこにあるのでしょうか、
もっとも根源的ともいえるその問いかけに、
私はやはり真正面から、
それは心を高めること、魂を磨くことにある。
稲盛和夫
この両者は世の中で成功した人たちですが、それぞれ独自の観点で物事を捉えています。
つまり、 生きる目的や意味というのは突き詰めていってもみんなに当てはまるような答えがあるわけではないのでしょう。
ただ、生きる目的について深く考えたり、自分なりに答えを見出すことで自分の人生の納得度は高まります。
そして、日々経験する様々なことによって変化する人生の目的や意味を楽しみながら生きていくことが重要なのだと私は思います。
生きる目的を見つける方法
原体験のエッセンスの抜きだし、抽象化する
生きる目的を見つける方法として紹介するのは、原体験のエッセンスの抜きだしと抽象化です。
まずは、これまでにあなたの人生において楽しいと思った時や充実していた時を探しましょう。
そして、見つかったらなぜ楽しいと感じたのか、充実していたのかと問いかけることによって抽象化をしていきます。
すると、楽しいと感じたり充実していたのがどういった要素がそこにあったからなのかが理解できてきます。
例えば、あなたが楽しいと感じたことが学生時代にやっていたサッカーだったとします。
そしてサッカーで一番やりがいを感じたのが
「シュートを決めたことではなく、ラストパスを出してアシストすること」だったとしましょう。
次に、このエピソードを抽象化すると
「人を自分の頭の中にあるイメージ通りに動かすことが好き」になったとします。
すると「自身がコントロールしている感覚、支配欲が満たされた時に気分が上がる」といった自分の価値観に気が付くことができます。
そこから、この価値観に基づく他のエピソードが見つかれば、きっとそれはあなたの生きる目的につながるものとなっていく可能性が高いと言えます。
また、ここまでは自分視点での方法について書きましたが、他者からどう見られているのかを実際に聞いてみることで見えてくる自分というものもあります。
あなた自身で深めた自分の価値観と他者から言われたことによって気づけた自分の新たな一面を紐付けていくことができると、より多面的に自分が大切にしていることに気づくことができますよ。
まとめ
今回は、生きる目的という非常に抽象的なテーマについて書きましたがいかがでしたでしょうか。
生きる目的については、日々生活をしていて何のために自分は生きているんだろうと頭によぎって、モヤモヤするという方はじっくり考えるのがいいと私は思います。
その時に考え抜いて出てきたことは、あなたが大切にしたい価値観です。
このようにあなた自身が大切だと思う部分に気づくことができると、自分の軸がぶれなくなっていくので雑念に悩まされることが減っていきます。
まずは、楽しいと思う瞬間や充実していた時を思い出すところから始めてみてはいかがでしょうか。
大切にしたい価値観に気づけると判断が明確になり、生きるのが楽になりますよ。
ただ、今置かれている状況がどうしてもしんどくて自分とじっくり向き合う余裕のない方もいるでしょう。
すぐに環境を変えることはオススメしませんが、平日の起きている時間の大半を占める仕事において、自分がどのくらい評価を受けているかを知ることは、逃げ道を作るという意味で大切なことです。
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