「この人、承認欲求が強すぎて困るな~」
と感じる人に出会ったことはありませんか?
また、自分自身の承認欲求を満たすためにやった行動を後から振り返った時に虚しい気持ちになったという経験がある方もいるのではないでしょうか。
承認欲求は程度の違いはあれ誰しもにあるもので、自分のことを他人に理解してもらいたい、大切に扱われたいと思うものです。
そこで今回は、承認欲求とは何なのか、高い人に見られる特徴について書きました。ぜひ、自分や周りの人に当てはめながらご覧ください。
承認欲求とは何か?
「有名人やいけてる人とのつながりを醸し出すことですごいと思われたい」
「勉強を頑張っていい大学に入ることで周りからの評価を得たい」
「嫌な仕事を引き受けて頑張ったのに、思ったほど評価してもらえずやるせない気持ちになった」
このように承認欲求とは、他人から認められたい、尊敬の眼差しを向けられたいと求める欲求のことを言います。また、満たされなければ落ち込むものです。
承認欲求の高い、低いの程度はありますが誰もが持っている他者から認められたり、尊敬されたいという欲求。
ただ、バランスを間違えてしまうと嫌われ、その環境で生きづらくなっていきます。
そして、自分で自分のことを承認できないと他者から承認をされ続けなくては満たすことができません。
しかし、あなたの欲求を満たしてくれる人が常にいるわけではなく満たされない実情が続くとつらくなっていくことでしょう。
終いには、自分が嫌いになり、鬱になってしまうためいいサイクルとは言えません。
そこで次では、承認欲求が高い人の特徴について書きましたのでご覧ください。
(関連記事:マズローの欲求5段階説とは?第3の心理学から知るあなたの欲求レベル)
承認欲求が強い人の特徴
自意識が過剰で目立ちたがり屋
承認欲求が強い人は、自意識が過剰で目立ちたがり屋な傾向があります。
「ナイトプールで映える写真をとっていいねやコメントをもらいたい」という意図が見える投稿ってありませんか?
これは、ナイトプールでいけてる自分に対してこのくらいのいいねがくると予想するからです。
ただ、 30いいね位はくると思っていたら、5いいねくらいしかこなかったといったように、理想と現実のギャップに苦しむ人は多いのではないでしょうか。
高い目標を立てない
承認欲求が強い人は、高い目標を立てない傾向があります。
自分が高い目標を立てて、努力をして結果得る行為は良い承認欲求の使い方です。
ただ、お金を払えば得られるものや簡単に手に入るものを用いて、他者からの承認を得る行為は一時的に承認欲求は満たされますがすぐに冷める仮初めの欲求の満たし方です。
正直、簡単に満たせる欲求はコスパがいいです。
しかし、こうやって満たした承認欲求では高い満足感を得ることは叶いません。
もし、あなたが高い満足感を求めるのであれば高い目標を設定して達成するために勤しんでみてはいかがでしょうか。
自分の話が多く、共感を誘う
承認欲求が強い人は、自分の話が多く自分の状況に対して共感を誘います。
飲み会などで自分が話の中心にいないと不満そうな人っていませんか?
また、話題が上がった時に自分のエピソードに持ち込もうと思考を巡らしている人っていますよね。
そして、自分の話が始まると相手からの共感を得ることで満足をしていくのです。
このように、自分視点で世界を見ることは悪いことではありませんが、やりすぎると「一緒にいると疲れる人」と思われます。なので、たまにはいいですがほどほどにすることをおすすめします。
自己承認欲求の高め方とは?
ここまで、誰しもが持ち合わせている承認欲求について書いてきましたがいかがでしたでしょうか。
自分が所属している組織をステータスにしたり、SNSでいいねを獲得するために日々の貴重な時間を費やすことについて僕は時間がもったいないと感じます。
スティーブ・ジョブズの言葉を借りれば
「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」
日々ここまでは思えなかったとしても貴重な人生という時間をもっと自分が心から楽しいと思えることややりたいと思うことに使うことは大切です。
そして、そういった好きなことをして人生を充実させている人たちはここ数年で増えてきています。
自分がやりたいことは何か?楽しいと思う時はどんな時かと内省を行っていると、いづれ楽に満たせる承認欲求では物足りないと感じる時がきます。
この段階にくると世界の見え方は変わりますし、あなたらしさに気づくことができます。まさにワクワクした状態です。
そして、今回紹介した承認欲求は他者からの承認を求める欲求でしたが、次の段階として自分が納得できる基準が明確で、その基準を満たすことで満足感を得るというものがあります。
この自己承認欲求の高め方については後編とし下記の記事で書きましたのでご覧下さい。
(後編:自己承認欲求とは何か?満たし方と20代で身につけられると大きく得をする生き方。)