「できれば仕事に生きがいを感じたいと思っているんだけどどうすればいいかわからない」
「目の前の仕事をこれまでやってきて成果を残してきたけど、このままこの仕事を一生するのはどうなのか」
と考えることってありませんか。
価値観は人それぞれなのでみんながみんな仕事に対して生きがいを持つ必要はないという意見もあるでしょう。
しかし、頑張る力や日々の活力というのは生きがいのあるなしに関わるものであるため、キャリアが長期化する現代において生きがいを感じれることはあった方が私はいいと言えます。
そこで今回は、日々の生活の中で長い時間を費やす働くというテーマに絞って
- 生きがいとは何か
- 生きがいを構成する4つの要素
- 生きがいを見つける方法
について書きました。まずは、生きがいとは何かについて見ていきましょう。
目次
生きがいとは何か
生きがいとは他人から何と言われようとも自分が価値を感じていることです。
また、生きがいを感じれることはたとえお金をもらわなくてもやっていたいと思え、体力が持つ限りはずっとやっていたいと思えるものです。
このように生きがいを持って、熱中して取り組めることがある人は、やっていることを語る際には目が輝いていて、生き生きとしています。
ただ、この生きがいというものは他人から与えられるものではありません。
これまでの日本の教育では基本的に受け身の姿勢でいたため自分にとって楽しいと思えること、幸せだと感じることは何か考える習慣を持っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
しかし、生きがいというのは自分自身で見つける必要があるものであるため、忙しい中でもしっかりと時間をとり、他人から何を言われようと自分が価値を感じることは何なのかを明確にすることは大切です。
ただ、そうは言っても生きがいを見つけることは決して簡単なことではありません。
そこで、数年前に海外で流行った「IKIGAI」という図を元に我々の見解も交えながら生きがいについて以下で話をしていきます。
生きがいを構成する要素は何か?
それでは、まずは我々KACHITSUKUの考える生きがいを、従来世間で考えられてきた生きがいと比較しながら説明します。
従来の「生きがい」は
- スポーツ観戦、映画鑑賞などの趣味
- 仕事終わりの飲み会、晩酌
- 子供や家族、恋人と過ごす時間
など、趣味を中心とした「プライベートで幸せを感じる瞬間」をさすことが多かったと思います。
そして、このようにプライベートで感じる幸福感により、心にハリが出て、仕事も頑張れるというサイクルを作る人が今でも多く存在します。
しかし、これからの時代は仕事とプライベートの境目がなくなってきており、こういった働き方をワークアズライフといいます。(ワークアズライフについての詳細はこちらから)
現代は人生100年時代ということもあり、キャリアが長期化する中で仕事に対してやりがいや生きがいを見出す必要性がこれまで以上に出てきました。
そして、物質的に豊かになった今だからこそ生きがいについて考えるフェーズに今の日本はあると私は思います。
そこで、数年前に海外で流行った「IKIGAI」という言葉について、下記のHUSTLE+GRINDで書かれていた図を見ながら説明していく中で生きがいのある仕事とは何かを考えていきましょう。
ここで、上記生きがいの図には4つの要素があります。
- 好きなこと(YOU LOVE IT)
- 得意なこと(YOU ARE GREAT AT IT)
- 稼げること(YOU ARE PAID FOR IT)
- 世間のニーズ(THE WORLD NEEDS IT)
ただ、個人的には普通に働いていると、会社から支払われる給料以外で稼げることという項目を意識する機会はほとんどないかと思います。
それでも、好きなこと、得意なことが掛け合わされて、世間のニーズを噛み砕いた感謝されることが組み合わさると多くの方は生きがいを感じられます。
そして、この好きなこと、得意なこと、世間のニーズ(人から感謝されること)の3つについてですが、得意なことや世間のニーズを起点に考えるのではなく第一に好きなことは何かという点から考えるようにすることが大切です。
その理由は二つあり、まず一つ目は生きがいとはプロセスにも充実感を得られるものであるため、生きがいを感じられることを見つける上で好きなことというのは大前提であるからです。
次に二つ目の理由は、皆さんもそうだと思いますが好きなことであれば仕事関係なく調べたり、自主的に勉強をしたりします。
そして、長時間向き合っていると自分なりのこだわりも生まれ、密度濃く時間をかけることで得意になっていきます。
また、得意になるということはあなたが戦っている業界において上位に食い込むことが可能となります。そこで生まれる需要は社会から求められることと言えます。
このように、好きなこと、得意なこと、世間のニーズの3つの中でまずはじめは好きなことからスタートすることが大切になってくるので生きがいを見つける際には意識しましょう。
ただ、経営者や副業で自分でビジネスを始める方には好きなこと、得意なこと、世間のニーズだけでは十分とは言えません。
もし、あなたが勤め人としてではなく経営者や副業で自身のビシネスを始めようというのであれば、自分で収益をあげなければいくら頑張って働いてもお金を生み出すことができません。
したがって、仕事として自分で事業を創ろうという方はぜひ稼げることという点も視野に入れつつ自分にとっての生きがいを見つけていってみてはいかがでしょうか。
生きがいを見つける方法
長続きしたことや好きなことを見つける
生きがいを見つける上で、好きなことから探していきましょうと先ほど述べました。
ただ漠然と好きなことは何かと考えても多くは出てこないものと思います。
そんな時には、これまでの人生において長続きしたことは何かという観点から探してみてください。
そして、長く続いた理由について考えたものは今後の生きがいにつながる仕事選びにも大いに役立つので利用していきましょう。
過去、現在、未来に対する壁打ちを他者にしてもらう
生きがいを見つける方法の2つ目は、過去、現在、未来に対する壁打ちを他者にしてもらうことです。
先ほどのワークで、これまでの自分の経験を振り返ったことで自分が単純に好きなことや長時間続いたことから発見できた好きなことが明確になったかと思います。
そこで次にしていただきたいことは、それらの好きなことをベースに現在の仕事や将来どういうことをしていきたいのかを明確にする作業です。これは、実際の仕事をイメージしながらまずは自分一人でやりたい仕事を明確にしていきましょう。
しかし、個人でやりたいことを明確にするのには、自分と向き合う辛さもあれば深められる限界があるものです。
そのように行き詰まった際には、他者に壁打ち相手になってもらうことをおすすめします。
これは、自分では考えつかなかった視点からの意見やより納得感のある自分の価値観に気づける質問をしてもらえるためです。
キーワードレベルに抽象化して組み合わせる
生きがいを見つける方法の3つ目は、キーワードレベルに抽象化して組み合わせるという方法です。
先ほどのワークによって好きなことを過去、現在、将来という観点で明確にできると後はもう少しです。
ここまでくるとそれぞれのエピソードから自分が好きなことがある程度明確になったことでしょう。
そこで次にしていただきたいのが、過去や現在で自分が好きなこと、楽しいと思うことを理由ベースで明確にすることです。ここでは、思うだけではなくぜひ書き出してみてください。
そして、各エピソードから抽出されたエッセンスを組み合わせて自分はどういった働き方をしたいと思っているのかを言葉にし、今後の仕事選びの軸にするのです。
私の場合は、過去の高校での部活の経験から、
「自分たちがかなり努力をすればギリギリ到達できる目標を熱量が自分と同じくらいの友人と追い求めている時」
は楽しかったですし、充実感を大きく得られました。
また、物事に取り組んでいる際にどんな人と一緒にやっていると居心地がよかったかと考えると、「主体的でリーダー経験がある人たち」となりました。
最後に、どんなことに取り組んでいる時に充実感があったかというと
「自分自身が価値を感じられることで自分たちがやる意義があると思えるものを創っている時」
で、ディスカッションをしている時は時間や寝食を忘れて没頭してしまいます。
以上のことから上記の3つを組み合わせて私が生きがいを感じることは
「自分が意義を感じられ、人々がワクワクする商品やサービスを最高の仲間と創り続けること」
となりました。
その一つの事業として本記事を含めたメディアがあり、記事のテーマに対して最高の仲間とディスカッションをしながらコンテンツを創り上げていく過程はプロセスにも充実感を感じられるものとなっています。
おわりに
今回は生きがいについて書きましたがいかがでしたでしょうか。
長い人生において、自分にとっての生きる意味やどういった時に生きがいを感じられるかを考えることは私たちが思っている以上に大切なことですが日々の忙しさにかき消されてしまいがちです。
まずは、自分が好きなことは何かをしっかりと時間をとって考えてみましょう。そして、自分が情熱を持って取り組めることを見つけるようになるのです。それ以外のことは二の次で大丈夫です。
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