「ブランド品で身を固めた人を見て寒いな」
「この人は、他者からの承認を求めた行動をしているな」
と感じる時ってありませんか?
一方で、生き様がかっこいい人というのが世の中にはいます。
自分の生き方に軸や哲学がある人は際立って見えますし、他者からの承認を求めていないのに結果的には大きな評価を受けることになります。
そして、これらの違いを分ける要因は「自己承認欲求の強さ」に関わると私は考えました。
そこで今回は、「他者承認欲求ではなく自己承認欲求を満たす方法」について書きました。ぜひ、ご自身や周りの方に当てはめながらご覧下さい。
目次
自己承認欲求とは何か
承認欲求には他者承認欲求と自己承認欲求の2種類があります。
他者承認欲求とは、「他者から認められたい、尊敬されたい」といった欲求のことを指します。
ただ、他者からの承認を得られたとしてもそれが自分が誇りを持っていたり、認められて嬉しいことでなければ心から満足することは難しいものです。
一方、自己承認欲求とは、自分が納得できる基準が明確で、その基準を満たすことで満足感を得るという状態のことを指します。
自分の中にしっかりとした基準を持ってこんな自分でありたいと思う姿を求めて努力をすることで自分の好きな自分になっていくことが自己承認欲求を満たすこととなります。
また、他者承認に場合は承認欲求を他者ベースで満たす必要がありますが、自己承認の場合は自分ベースで自身の存在価値を考えることができます。自分を認めるかをどうかは自分次第だからです。
この自己承認欲求を満たす方法について、下記で書きましたので取り入れられそうなところを意識しながら見ていきましょう。
自己承認欲求を満たす方法
戦うための承認欲求を満たし続ける
今いる組織では満たされない承認欲求を別のコミュ二ティで満たそうとする行為を逃げの承認欲求とします。
この承認欲求の満たし方は徐々に自分を蝕んでいきますし、逃げの承認欲求を満たし続けた先に自己承認欲求へいくことはできません。
ただ、上司やクライアントに頼りがいがあり、信頼される人になりたいというポジティブな承認欲求があります。
この承認欲求を本記事では攻めの承認欲求とし、日々自分がなりたい姿に近づくために努力をする中で実力がつき、できることが増えて視野や視座が高まります。
こうして、視座が高まるとアタリマエのラインが高くなり他者承認欲求を求めている自分を客観的に見えるようになっていきます。
自己肯定感を高める
そもそも自分で自分を認めることができれば、他者に承認を求める必要はないと言えます。
自分で自分を認める。このような状態の人は自己肯定感が高く、
どんな自分であっても自分自身を受け入れてかけがえのない存在だと思えることを自己肯定感が高い状態です。
ただ、日本人は世界的に見て自己肯定感が低いと言われています。
この自己肯定感の高め方については別記事で詳しく書きましたので下記の記事をご覧ください。
関連記事:自己肯定感が低い人に現れる7つの典型的な特徴と後天的な3つの原因
他者承認欲求が強い人がいる環境を抜け出す
自分が変わろうとしていても他者承認欲求が強い人が多くいる環境では自分も引っ張られてなかなか負のスパイラルから抜け出せないものです。
なので、「自分の周りは他者承認欲求を満たそうとする人が多い!マウントを取りたがる人が多い!」と思うのであれば環境を変えてみてはいかがでしょうか。
自分に軸を置いて主体的に生きている人たちに刺激を受けられる職場はあります。
あなたがどんな人たちと働きたいのかを明確にして環境を変えることで今とは違った目線で自分を見つめることができますよ。
興味や好きなことをベースに目標を立てて実践する
目標を立てる際には興味があることや好きなことをベースに設定するようにしましょう。
ここで大切なのが誰かに与えられた目標ではなく自分が立てた目標だということです。
興味や好きなことをベースに自分で目標を立てて努力をしているとたまにたまらなくワクワクできることに行き着くことができます。
目標を立てる時には、興味があること、好きなこと、たまらなくワクワクできることの3つの観点で考えてみて下さい。
そして、興味があることではなくたまらなくワクワクできる目標を見つけましょう。その他のことは二の次です。
おわりに
今回は自己承認欲求について書きましたがいかがでしたでしょうか?
まず、「承認欲求に他者承認欲求と自己承認欲求があるということ自体知らなかったよ。」という方も多いかと思います。
人生を充実させる方法として、他者承認欲求から自己承認欲求、自己実現、自己超越へと高めていくのは個人的に意義のあることだと思います。
ただ、人は自分が思っている以上に環境に影響を受けやすいもので、ポジティブな気持ちで働いている人が多い環境の方が自分自身を高めやすくなります。
あなたが今いる環境に居心地の悪さを感じるのであれば転職をするのも一つの手です。