モチベーションは上げなくてもいい。一流になるためのマインド。

やらなくてはいけないことはあるのにやる気が出ずについつい先延ばしにしてしまったっていう経験ありませんか?

例えば、小学校の夏休みの宿題や大学生時代のレポートなどです。

これらは、期限があるのでなんとか終わらせようと直前になって一気に仕上げますがPDCAでいうところのDoで終わってしまう場合がほとんどでなかなかCheckやActionにまで到達できません。

しかし、働き始めるとプロとして成果物の質を高めていかなくてはいけません。そうなると、これまでのような締め切り間際にDoを終わらせるような働き方では周りからの信用や仕事に対する自信がなくなっていってしまいます。

ただ、そうはいっても

「学生時代までの二十数年でクセになってしまっているものを今更変えることはできないよ。」

「今までもなんとか間に合ってきたからこれからもこのスタイルで。」

となっているのではないかと思います。

しかし、もしあなたが今後一流の社会人を目指すのであればここで一歩ふみとどまりましょう。

では、そもそもモチベーションが上がらないのは何が原因なのでしょうか。



なぜ、モチベーションが上がらないのか?

モチベーションが上がらないのは大きく下の6つが原因です。

・目標や明確な理由づけがない
・目標が高すぎて達成までの道のりが見えない
・自分で選んだことではない
・モチベーションが上がりにくい環境にいる
・やりたくないことをやっている
・先延ばしにする(鉄は熱いうちに打て)

人のモチベーションが高い時というのは達成すればこれまでの苦労が報われる目標に向かって、どのくらい努力をすればたどりつけるかが分かっている状態です。

また、自分で選んだことはつらい時に一歩踏みとどまることができますし、その上でモチベーションが上がりやすい環境にいるかどうかも重要です。

そして、やりたくないことはついつい先延ばしにしてしまいます。

と、このようにモチベーションを上げるためには多くの関門がありそうですしなかなか全てを満たすのは難しそうです。

ところで、そもそもモチベーションを上げる目的というのは何なのでしょうか。



モチベーションを上げる目的とは?

モチベーションを上げるのは目標や課題を達成するためです。

しかし、ここまででも話をしてきたようにモチベーションを下げる理由が多くあります。

そして、モチベーションだよりにするのは、波がどうしてもでてくるので、低いときに質が著しく落ちたり最悪の場合締め切りに間に合わない場合もあります。

では、モチベーションに頼らなくてもいい方法はないのでしょうか?

モチベーションというのはエネルギーのようなもので、やりたくないことや自分にとっての明確な理由付けがない場合はじめるときにかなりのエネルギーを使います。

ここで、はじめるときのエネルギー消費を低くする方法が2つあります。

5秒ルール

1つ目が、5秒ルールです。

こちらは、メル・ロビンス氏がTedで講演をしたもので、脳の中でも反射的に物事を判断する部分が自分を守るためにやらない理由を探します。(関連記事:「やる気は5秒で死んでしまう」 行動のブレーキを外すための”自分ルール”のつくりかた)

しかし、5秒の間は理由を考えないので、思い立ったら5秒以内に行動に移せば良いというものです。

実際、私も朝起きるときに使っていて5秒の間はつらいですが一度起きてしまうとその後の何分、何時間がつらくなくなりますし、つらいのははじめの5秒間と知っているので最近では無理なく起きられます。

習慣化

そして、2つ目が習慣化です。

毎日やることを習慣化してしまうと驚くほどはじめるときのエネルギーが必要ないです。

また、このときにはじめるきっかけとなるものがあればなお良いです。

この習慣化とトリガーに関しては、あとの行動編のところで筋トレを題材にお話しします。

ここまで、5秒ルールや習慣化をすることでモチベーションや感情の波にとらわれずに成果を出すことについて話をしてきました。

しかし、一流になりたいのであればその次の段階にいく必要があります。

それは、モチベーションを利用してあげることです。

さっきまでモチベーションに頼るなっていっていたのにおかしいじゃないかとなっているかと思います。

ただ、ここでいうモチベーションとはポジティブなものです。

先ほどまで言っていたのは、ネガティブなモチベーションでモチベーションが高ければ次のような効果が仕事やプライベートで現れます。

目標達成のためのプロセスが変わる。

目標達成のためのプロセスが変わってくる。
長期的に達成したいことが決まっていると一つ一つのことに対して明確な動機づけができ、将来に繋がっている実感が湧くのでモチベーションが上がります。すると、仕事の中で優先順位をつけることができ自分をコントロールしやすくなります。また、プロセスも含めて楽しむことができるようになります。

当事者意識があることで成果物の質が上がる。

成果に向けて自分にとって達成する価値が高いとモチベーションが高くなります。そして、自分の内から出てくる意欲とか動機付けは取り組む上での活力になり、仕事が終わった後も自分で勉強や考えたりするので必然的に当事者意識が生まれて成果物の質は上がります。



行動のススメ

習慣化してトリガーを作る

1週間を振り返って、どの時間帯でどの場所でやってるときにモチベーションが上がるのかを記録するノートを作りましょう。

グーグルのカレンダーを使うのもありで、やった内容と場所、その時間内で集中をした時間を記録して客観的に振り返る時に見やすいのでオススメです。集中した時は赤、ダラダラやった時は青で色を分けると一目瞭然です。

また、はじめるときにこの動作をしたら今からこれをはじめるといった行動の引き金となるものを作るのを強くオススメします。

例えば、私の場合筋トレをしようとしたときにこれまで長く持って3日とかでした。

正直、優先順位はそこまで高くなかった筋トレですが、習慣化をすればモチベーションが低くても継続できるのか半ば実験的にやってみました。

このときにやったのが、普段一人ぐらしなのでお湯をためる習慣がありません。しかし、10月にもなるとシャワーだけではなかなかに寒いです。

そこで、これまで寒くなってくると60度のシャワーを栓をした浴槽に出して5分ほど出しっぱなしにして浴室を温めていました。(一人暮らしの方かなりオススメなのでぜひ 笑)

ただ、5分って意外とひまなもので何か別のことを始めたらあっという間に15分、ひどい時では30分経っていて入ることのできない60度のお湯を前にして何度もまたやってしまったと悔しい思いをしていました。

そこで、この5分間で終わるようなトレーニングを考えました。メニューとしては、腕立て伏せ30回、足上げ腹筋1分間、スクワット30回です。

初めのうちは10回ほどでかなりきつかった腕立て伏せも今では30回を軽く超せるようになりました。

このように毎日入るお風呂という生活習慣を利用することで昨年の10月から現在(2018年1月)の約3か月間無理なく続けることができています。

また、副次的な効果としてこれまで冬になると悩まされていた末端冷えも血流が良くなったためかなくなりました。(医学的根拠はあやしいですが実感はあります。)

と、思ったより筋トレの話が長くなってしまいましたが最後にまとめると今回の記事は、締め切り間際のモチベーションが上がるのを待つといったスタイルから習慣化をしようというものでした。

そして、習慣化ができてきたら次にポジティブなモチベーションを使って一流を目指してみてはいかがでしょうか。