ビル・ゲイツの名言とビル・ゲイツが語る早く出世する人の3つの資質とは?


 
「大きな成功を収めている人は、人生において何を大切にしてきたのだろう」

と思う時ってありませんか?

また、その思想に触れることで、自分に活かせそうなところがあれば取り入れたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はマイクロソフトを創設し、スティーブ・ジョブズ氏と比較されることの多く、

一代にして莫大な資産を築きあげたビル・ゲイツ氏の名言から見えてくる本質的な思考法を厳選して紹介いたします。

ただ、いきなり起業家独自の視点の発言に触れても日々の生活とのギャップがありすぎて学びとしにくい可能性があります。

そこでまずは、ビル・ゲイツ氏がマイクロソフトの社員の中で頭角を表すと思える人材について語ったインタビューがありましたので、「社内において出世する人が持っている資質」についてみていきましょう。

ビル・ゲイツが語る早く出世する人の3つの資質


ビル・ゲイツ氏は、世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイのCEO兼筆頭株主のウォーレンバフェット氏との対談の中で、社内で早く出世する人の特徴について以下の三つをあげています。

  • 企画力がある
  • リーダーシップがある
  • 専門性が高いレベルである

そして、上記3つについて、

もちろんそれぞれの道で成功をすることはできる。

ただ理想は、3つを兼ね備えた人で、幹部に登用するのであればそのような人物である。

とインタビューの中で答えています。

どこの組織であっても、組織の上に行けば行くほど優れた思考力や統率力、戦略が求められます。

逆に、求められていることに対して十分な実力があるのであれば、そこには高いレベルでの需要が生まれるため、登用されることは当然と言えます。

そして、志願者が後を絶たない超人気企業であるマイクロソフトには、優秀な人材は数多くいますし、専門性の高い人もかなりの数います。

しかし、3つを兼ね備えた人は稀だとビル・ゲイツ氏はインタビューの中で語っています。

特にこの三つのスキルは大きく、「企画力、リーダーシップ」と「専門性」のところで分かれます。

企画力があって、リーダーシップを発揮できる人はまだ見かけますが、その上で専門性を身につけているとなるといきなりハードルが大きく上がります。

つまり、高いレベルでの専門性というのはそれだけ習得が難しいものなのです。

そこで今回は、元理系の大学院生であった私なりに、専門性が高い人が企画力やリーダーシップを身につけるのが難しい理由について考えてみました。

専門性が高い人というとあなたはどんな方を想像しますか?

正直、専門性というと様々ありますが、今回は最もイメージがしやすいWebエンジニア職を例にしてみましょう。

企業に属している限り通常は、会社から与えられることをやっていきます。

そして、その中で求められることと自分ができることを切り売りしているのが通常で、特にスキルが高い人が専門性が高いと言われます。

すごく優秀なWebエンジニアの方は、コーディング能力がずば抜けており、同じ人種なのか疑うほどのスキルと頭の使い方をしていることに驚いた経験がみなさんもあるのではないでしょうか。

ただ、そのように専門性が高いだけには留まらず、リーダーシップを持って、自らの頭で企画したものを推進していける人が中にはいます。

この高い専門性だけに留まる人とビル・ゲイツ氏が本当に求める3つのスキルを持ったピカピカの人材との間にある違いは何なのでしょうか?

私が思う両者の違いは、視座の高さと、自分だけではなく周りに対してもベクトルを向けられるかどうかだと思います。

自分だけではなく、周りに対してもベクトルを向けられるというのは、自分自身がすでに満たされているからこそできることで、この状態は他者を思いやる余裕が生まれ、視座が自然と高まっていくのです。

ただ、どうしても専門分野を突き詰めていくと、思考は内向きになっていくものです。

しかし、優れた企画を提案するには、自分はこれがいいんだだけでは留まらずに、ユーザーがそのサービスを使うことでどう変化するのかまで思いを巡らせる必要がありますし、

リーダーシップにおいても、一緒に働くプロジェクトのメンバーがポジティブな状態で業務に取り掛かるにはどうすればいいのかを、各々のメンバーのその時々の思考や感情に気を配る細やかさが必要となります。

そういった自分のことを本気で気にかけてくれるリーダーだからこそ、この人に報いたいと思うのです。

このように、「企画力、リーダーシップ、専門性」というのが高いレベルで共存する人は非常に少ない分、できるだけ早い時期からこの3つを意識して伸ばしていくことができれば、あなたの社外でも市場価値は大きく高まりますよ。

社内ではなく社外における市場価値をあげることの重要性については以下の記事に書いてありますので、ぜひ一度御覧ください。

(関連記事:市場価値が高い人になるために知っておきたい20代の過ごしかた

ビル・ゲイツの名言

と、ここまでビル・ゲイツ氏が考える優秀な人材について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

先ほど挙げた、「企画力、リーダーシップ、専門性」についてはどれも本当に大切で、本質的な考え方であると思いますが、ビル・ゲイツ氏の思想を理解する上ではまだ足りません。

そこで、ここからはビル・ゲイツ氏の名言から、人生において大切な考え方について触れていきます。

まず、名言の一つ目は

成功の鍵は、

的を見失わないことだ。

自分が最も力を発揮できる範囲を見極め、

そこに時間とエネルギーを

集中することである。

です。

ここでいう的というのは、自分が本当に実現したいと心から思えることで、その的を頑張って見つけた後は、使える時間とエネルギーをとにかく集中して注ぐことが大切だと言っています。

次に、ビル・ゲイツ氏はインタビューの中で一人ではなく、チームでものづくりをすることに対して強い思いを持っていることが伺えます。

このチームで動くことについては、

自他ともに認めあった

頭のいい少数の人間で仕事をするとき、

効果は最大になる。

必要なのは強力なチームだ。

なぜなら、どんなに良く管理されようと、

平凡なチームからは平凡な結果しか生まれないからだ。

と発言をしています。

自分が最高だと思う人たちと共通の目標を追うことが何事にも替え難いことであり、長い人生において最高な人たちと何か生み出すことは大切にした方がいいと伝えているのでしょう。

最後に、今いる環境に不満を感じている人に向けて

一心不乱に働くこと、

ベストを尽くすことが嫌だというなら、

ここは君のいるべき職場ではない。

と発言をしています。

自分の心に嘘をつきながら働いていると、一心不乱に働くことはできませんし、でも今はそうするしかないと言っている間に人生はすぐに終わってしまいます。

これだけ自分次第で可能性を切り開ける時代にいるのであれば、自分が一心不乱に打ち込めることを見つけることはあなた次第でいくらでもできます。

日々忙しく過ごしている今だからこそ、自分の内側と向き合う時間を意識的にとってみてはいかがでしょうか。

大切にしたい価値観に気づけると、人生の充実度や納得度は桁違いに上がりますよ。

おわりに

今回は、マイクロソフトの創設者のビル・ゲイツ氏の思考について書きましたがいかがでしたでしょうか。

ビル・ゲイツ氏は、若い世代に対して、自身のツイッターで、

「クリエイティビティとは、若い世代がこの世の最も手ごわい問題をいかに解決するかを指す」

というメッセージを残しています。

あなたの中で、ビル・ゲイツ氏の名言や優秀な人材に見られる三つの資質を読んで、ご自身のキャリアの指針になるものが一つでも見つかれば幸いです。みなさん、納得のいくキャリアを!