本当に頭がいい人の10個の特徴!優秀で一目置かれる人になるには?

世の中には、驚くほど頭がいい人がいるものですよね。

ただ、頭がいいというのは単に偏差値が高いということだけを指すのではないと思います。

有名な大学を出ていなくても、社会に出て大きな成果をあげる人もいれば、その逆もいます。

そこで今回は、“人よりも勉強ができる”ということではなく“何事にも成果を出せる優秀さ”を持ち合わせた人を、「頭がいい」と定義したいと思います。

頭の回転が早かったり、面白い発想ができる人。

「この人と肩を並べられる日は果たして来るのか?」と周囲から一目置かれる人。

本記事では、このような「本当の意味で頭が良い・優秀な人」の特徴や、彼らに近づくために今すぐはじめられることについて書きました。

頭がいい人の特徴10個

本質を見抜くのが早い

頭がいい人は、物事の本質を見抜くのが驚くほど早いものです。むしろそこしか見ていないのではないかと思うほどに。

これは、日頃の継続的なインプットや、なぜこうなったのか?と、ことの背景から考える習慣ゆえに培われた思考だと言えます。

そのため、遭遇したことのない状況においても「このケースは前のあの事例に似ているから、同じような方法で解決できるんじゃないか」と瞬時に考えることができるのです。

頭の中がきちんと整理されているからこそ、シンプルな考え方で課題を解決していく姿には、思わず憧れてしまいますね。

相手の発言をまずは受け止め、的確な質問を投げかける

頭がいい人は、自分がすべてのことを知っているなどとは思っておらず、常にインプットを怠りません。

また、相手が発言をしている時は途中で口を挟まず一旦最後まで耳を傾けた上で

「そういう考え方もあるね。ただ、僕ならこんな考え方があるけど、どう思う?」と次の会話をひろげていくことができます。

様々な人の意見やアドバイスに素直に耳を傾け、いいものがあれば上手く取り入れる。この柔軟さこそが、さらに優秀になっていく所以なのです。

また、こういった姿勢から、周りから見たときに謙虚で素直な人に映るため、無駄な軋轢を生むことなく、他者の力を借りやすい空気をつくっていけるのです。

学んだことはすぐに実践し、それがいい結果であれそうでなくてもすべて貴重な経験にしていくことで成長をしていけるのです。

自分に関係がなさそうなものに対しても興味が持てる

人は自分に関係があることには意識が集中するものですが、直接関係がなさそうなことは「はやく終わらないかなー」と考えるものです。

ただ本当に頭がいい人は、好奇心が旺盛なので自分に関係なさそうだと感じることでも、普通の人より興味を持って話を聞きます。

そのため、一見興味がないと思える話の中にも、自分の興味があること・自分と関連することを見つけ出し、話の幅を広げることができます。

数人で会話をする時、もしそういう人がいれば意識的に観察してみてはいかがでしょうか。

どんな話にもついていける

頭がいい人は、普段から、自分が好きな分野以外の情報にもアンテナを高く張っています。

人に勧められた本やニュースから多くの知識をインプットしたり、世の中で流行っているものを一応は知っておこうとする意識もあるので、大抵の話題についていくことができます。

しかし、知識・経験がない話題であっても彼らは会話についていくことができます。というのも、彼らは過去の経験から得た知恵・知識の引き出しを自在に開けることができるからです。

一つのことを突き詰めていく先に見えるものが、抽象化すると似たような体験であることは多々あります。

そのため、まったく関係のない分野のことであっても「ああ、その経験は自分の場合だったらこれに近いかも」と、目線を合わせて会話に入っていけるのです。

(あわせて読みたい:プロ意識が高い人の特徴と働く上で重要なプロ意識の高め方5選

相手の理解度によって話し方を変える

頭がいい人は、相手の聞き方やその場の目的に応じて、どのくらい噛み砕いて話せば良いのかを分かっています。

たまに、覚えたての横文字を使ったり、簡単に説明できることをわざわざ難しくいう人がいますが、そういった頭がいいと思われたい人とは全く違います。

簡単に話せるということはそれだけ本質を理解していて自分のものになっている証であり、

必要であれば小学生にでも分かる言葉でも話せるのが、本当に優秀で頭がいいことの証なのです。

論理的で思いつきでの発言が少ない

頭がいい人の思考の仕方は非常に論理的です。

何かアイデアを出す時に「こうやったらうまくいくんじゃないか」といったあとに

「なんでそう思ったの?」と聞くと

思いつきの場合はうまく答えられない場合が多いですが、

本当に優秀で頭がいい人は、これまでの話の流れを前提に、長期的にみたときのゴール設定→短中期的な目標設定をした上で、具体的に今どんなことに取り組むべきなのかという道筋をはっきりと述べることができます。

「これまでの話の流れから、本質的に大事なのは〇〇だから、ここをゴールにしたい。このゴールにむけて、今月やることは◯◯で、それを週単位に落とし込むと◯◯。今週の進捗を考えると今日早急にやるべきなのは◯◯で…」

このように自分の思考のプロセスを論理的に、目標から逆算して述べられると説得力がありますよね。

周囲をきちんと納得させた上で、力を借りることができるため、詰まりかけた議論をも前に進めていくことができるのです。

優先順位をつけて行動

頭がいい人に見られる重要な特徴として、優先順位のつけ方が非常にうまいという点が挙げられます。

短中期な目標を達成するにあたって、直近でこなすべきタスクをまず洗い出し

①重要度・緊急度ともに高い

②重要度・緊急度ともに低い

③重要度が高く、緊急度は低い

④重要度は低く、緊急度が高い

この4つにタスクを分類し、①→④→③→②と処理するのは代表的な手法です。簡単に聞こえますが、この分類分けを瞬時に行えるかどうかが非常に重要です。

優秀な人はつねに頭の中でこの振り分けを行う癖がついているため、このプロセスにかける時間を人よりも圧倒的に削減できるのです。

また、業務を行うタイミングの選定も重要です。どの業務をどの時間帯、タイミングに行うのが一番効率的かということは人によって異なります。

朝型の人もいれば、お昼を食べた直後に集中のピークがくる人もいるでしょう。

あらゆる条件を考慮し、より効率的で無駄のない動き方を意識することは優秀な人への第一歩です。

今ある業務をただ時間内にこなすのではなく、どれを先にやるべきか?時間をかけるべきタスクはどれか?片手間でもこなせるタスクはあるか?と考えることからはじめてみましょう。

効率的な方法を生み出す

何事もはじめて経験するものは、先輩や上司といった周囲の人からやり方を教えてもらいますよね。

そして「この方法通りにやろう」と忘れないように必死にメモをとります。

ただ、そのやり方はあくまで一般的で無難な方法であることが多いですし、たいていの場合は少し考えるともっと自分に合ったやり方が見つかるものです。

しかし、教えられたことを詰め込む日本型の教育に慣れているとなかなか工夫をしようという気が起きず、

「今までの担当者はこの方法でうまくやってきたんだから大丈夫だろう」

と安易に納得してしまいます。

一方で、優秀で本当に頭がいい人は日々のルーティンタスクにたいしても

「どうやったら早く終わらせて浮いた時間をつくれるか」「もっと効率の良い方法があるはずだ」

と考えます。

「時間を取られるのは仕方ない」と思われているタスクや、「毎週やらなくてはいけない業務」こそ、改善の余地があるものです。

なにより、現状の当たり前に疑問を呈する、というプロセスはとても重要です。

「本当にこのやり方が一番効率的かつ、自分に合う方法なのか?」という視点を、まずは持ってみましょう。

基礎・基本の大切さを知っている

基礎や基本は多くの場合面白いものではなく、できることなら適当に済ませて応用に移りたいと考える事でしょう。

しかし、基本を疎かにして自分のやり方ではじめてしまうと、行き詰まった時に立ち戻る根幹がないので

「色んなことに手を出したものの、結局何もできない人」になる可能性が大きいのです。

勉強でもスポーツでもそうですが、一流の人ほど基礎・基本のトレーニングに多くの時間を割きます。

なぜなら、自分が成功してきたのは基礎・基本を徹底してやってきたことが大きな要因になっていると理解しているからです。

自分のやり方を早く見つけたい!とはやる気持ちも大切ですが、それは基盤があってこそ芽がでるものです。

踏み固められた強力な土台があって初めて、その人らしさが花を咲かすのです。

同じ失敗を繰り返さない

優秀で本当に頭がいい人も人間なので、ミスはします。しかし違うのは、2回目に同じような状況になった時の対応です。

優秀な人は失敗をした要因を細かく分析します。それも、かなり根本的な部分を。

「方法Aではなく、方法Bをとればよかった」

というような表面的な反省ではなく

「そもそも課題と思っていた部分の認識を、根本的に誤っていたのではないか」

というところまで分析します。

方法Bに変えて、たまたま上手くいくこともあるでしょう。ただ、その改善の仕方では、方法AもBも通用しない状況に陥った場合、太刀打ちできなくなってしまいます。

「根本的な課題の捉え方」を自分の中で型にすることができれば、どんな状況においても打ち手を生み出すことができます。

また、前回の失敗を根本から理解することができるため、自ずと同じ失敗を繰り返すことがなくなるのです。

これが本当の意味での、失敗の活かし方といえるでしょう。

頭がいい人に近づくための方法

「なぜ」の深堀りをする

頭が抜群に切れる人は、物事の見方はさることながら、思考の深さも印象的です。

この思考の深さというものは、後天的に鍛えることが十分にできます。

例えば、その日に失敗したことやうまくいったことを紙に書きだすなどもその方法のひとつです。

そして「なぜ」失敗してしまったのか、または「なぜ」うまくいったのか を、深堀りをする質問とそれに対する答えを作りましょう。

失敗に対しては、「違う方法にするべきだった」というレベルではなく「本当の課題を理解できていなかったから」というところまで

うまくいったことについては「運・ラッキーの要素よりも、前回の失敗をこう改善できたから」

というところまで深ぼって考える癖がつくと、視界がひらけ、今までになかった視点で物事が見えてくるはずです。

さらに言うと、最終的には「自分はそのとき、どう感じたのか」まで落とし込むとより効果的です。

同じ失敗でも「失敗し評価を損なって悔しかった」というのと、「失敗までのプロセスにあった努力が実らなくて悲しかった」では全く意味が違います。

自分の感情と向き合うことで、「本当に自分がなりたい姿」を明確にすることができます。

その理想像から逆算したときにみえてくる“真の課題”を発掘するために、絶えず「なぜ?」と深掘りする癖をつけましょう。

ものごとを相手の視点で徹底的に考える

優秀で本当に頭がいい人と話をしている時、時間があっという間にすぎてまだ話をしたいと思う瞬間はありませんか?

それは、彼ら・彼女らが相手視点でのコミュニケーションをとることに長けているからです。

「自分は相手に価値を提供できているだろうか」と考えることは非常に重要です。

これは一緒にプロジェクトを進める仲間に対しても、取引先に対しても同じことが言えます。

逆の立場であれば

「この人と仕事をすることは自分にとって得なことばかりだ」

「値段以上のサービスを提供してもらってる」

と感じたら、今度はこちらが何かしらの形で価値を返そうと思うものですよね。

この価値提供のスパイラルこそが新たな成長機会をもたらし、さらなる躍進へと繋がるのです。

このような相手視点での考え方は、マーケット感覚にもつながるものがあり、ユーザーに寄り添ったサービスの開発においても力を発揮することがあるでしょう。

(あわせて読みたい:市場価値の高い人は、マーケット力の高い人。

読書をする時間を意識的に確保する

忙しい中だと、本を読むのが好きな人でもなかなか読書の時間を確保するのは難しいですよね。

ただ、多くの著名な経営者も、情報収集のために本を用いていることから、読書が重要なことは明らかでしょう。

情報ならネットでやれば無料で手に入るから本は読まなくていいとお考えの方もいるかもしれませんが、本当にネットだけで大丈夫でしょうか?

無料の情報で学ぼうとすることを真っ向から否定するつもりはありませんが、無料で提供される膨大な情報の中から、あなたの中に残り続けるような情報をピックアップすることは容易ではないでしょう。

タダならばいいじゃないか と思うかもしれませんが、あなたの貴重な時間を使っていると考えると、その情報の質によっては、単に無料とも言えないのです。

その点本は、出版されるまでにあらゆるファクトを集めるための文献調査や、編集など膨大な時間が使われています。
その分、ネット上の情報よりも精度は高いといえます。

せっかくあなたの貴重な時間を使うのですから、できるだけ質の高い情報に触れるようにしましょう。

とはいえ、邦書は大量出版や読みやすいような配慮のために質が落ちているのが近年の傾向としてあるので、ベストセラーや海外の良書にもたくさん触れることをおすすめします。

目的を持って人と会う

一年を振り返って見て大切な人が何人できたでしょうか?

自分がたまたま属しているコミュニティの場合もあれば、新たなコミュニティを作ろうと参加した場で知り合った人など、様々かと思います。

ここで、今回振り返ってみてほしいのが、自発的に動いた後者の場合です。

あなたがその瞬間に参加をしていなければ、その関係は存在していないはずのものだからです。

ただ、やみくもにいろんな場に参加しろと言っているわけでは決してありません。

その場に参加することでどんな人と出会いたいのか、どんな情報を得たいのか、ひいては自分が提供できる価値は何かと考えているかどうかによって、一回一回の出会いの質は大きく変わります。

みなさんも経験があるかと思いますが、目的をしっかり持っている人は相手の時間に対する配慮ができているので、会話をしていて学ぶことも多くあるはずです。

また、そういう目的意識のしっかりした人は優秀な場合が多く、自然と周りにも優秀な人が集まります。

類は友を呼ぶと言いますが本当にその通りです。人生は「誰と出会うか」によって大きく左右されます。

あなたの人生に必要な人を、一人でも多く見つける努力をしましょう。

優先順位付けと進捗管理を徹底する

頭がいい人の特徴のところでも度々出てきましたが、頭がいい人は優先順位付けを徹底しています。

優先順位をつけるには、やらない仕事を決める勇気が必要となります。

ただ、この勇気がなければ重要度の高いことに手をつけるのが後回しになり、なかなか思うような成果をあげることができません。

しかし、勇気を出して一度優先順位をつけることができれば、大事だと判断したものに対して一気に集中をして取り組むことができます。

ただ当然、仕事にはどれも期限があるため、その中で成果を出さなくてはいけません。

その際は、余裕を持って達成するために、進捗の管理を時間単位で行うなど、細かいスケジュール改善をしていきましょう。

ではここで、勇気を持って優先順位をつけたとしましょう。

しかし、集中力を高く保って一気に成果までたどりつくのは、なかなかハードルが高いですよね。

そんな方に知っていただきたいのが、シンプルで効果が高い「ポモドーロテクニック」です。

25分間の作業と5分間の休憩を繰り返すというものなので気軽にはじめられます。

ポモドーロテクニックを取り入れる上での注意点や効果、やり方などについてはこちらの記事に詳しく書きましたので気になる方はご覧ください。

まとめ

今回の記事では、いわゆる”頭が良さそう”な人ではなく、優秀で周りから一目置かれる人の特徴と、そういった本質的に頭がいい人になるためにすぐに始められることについて書きました。

今回紹介した優秀になるための一つ一つの方法はそれまで難しいものではありませんが、継続して自分のものにできるかどうかが重要です。

成果を出して、周りから一目置かれる存在になっていけるかどうかの分かれ道は、ここで決まります。

いきなり全てを実践するのは難しいので、まずは自分にもできそうだと思うところからはじめてみて、一つ一つ習慣化してみてはいかがでしょうか。
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