逆境を乗り越えられる人に見られるマインドとは?逆境を乗り越える方法を考えてみた。

 

会社や部署が変わったり、新しい事に挑戦する際には、今までに経験がなくても、結果を出すことが求められる場面が多々あります。

 

経験がない分野で成果をあげる過程には、越えるべき壁がいくつもあり、どこから手をつければいいのかが分からず立ち往生してしまうものですよね。

 

また、困難に立ち向かっている時はきつい、辛いという感情に支配されるものです。乗り越えられず、挫折をした経験のまま終わってしまうのが怖い、という方も多くいるでしょう。

 

そこで今回は、こうした逆境を乗り越えられる人が持っている根本的なマインドや特徴について考察したいと思います。

 

その後逆境から抜け出す具体的な方法を、4つのステップでご紹介致します。

 

それではまず、逆境を乗り越え、着実に成功をしていく人に備わっている根本的なマインドや、彼らに共通する特徴を見ていきましょう。

逆境を乗り越えられる人の特徴

自分の中で大切にしていることや譲れないものがある程度明確にある

逆境を乗り越えられる人は、 自分の中で大切にしていることや譲れないものがある程度明確にあります。

 

ソフトバンクの創設者であり実業家の孫正義さんは、「登りたい山を決めることで 人生の半分が決まる 」という言葉を残しています。

 

“登りたい山”とは、自分が大切にしたいことに紐づく、人生をかけて費やしたい何かのことを指すのでしょう。

 

この言葉について、私自身まさにその通りだと思いますし、登りたい山を決めることは人生をより充実したものにしていく上で本当に大切なことです。

 

ただ、人生の半分を決める“登りたい山”はこれだ!と明確にすることはかなりハードルが高いことと言えます。

 

それでも、自分の内面と向き合い、自分の中で大切にしていることや譲れないものがある程度明確になっている人は少なからずいます。

 

そして、彼らはたいてい目標に対して

「なぜそれを達成したいのか?」

「達成することによって、なりたい自分に本当に近づけるのか?」

「そもそもなりたい自分とは?」

まで思考を深めることができています。

ここまで考えることができている人は、他人からの評価に惑わされることなく自分の評価軸で進んでいくことができます。

 

彼らは「人と比べて成果を出せていなくて恥ずかしい」という表面的な考え方をせず、「自分のなりたい姿のために、今のこの壁を乗り越える努力をしているんだ」というマインドを保てるのです。

 

ただ、どんなことであっても究(きわ)めていくと、思うように成果がでない時や「成果がでないのになんでやってるんだろう。。。」と思う瞬間は訪れます。

 

それでも、”登りたい山“を明確にすることができればきっと、苦しい瞬間にも「自分で決めた、自分だけの理由」に支えられ、もう一歩踏ん張ることができるでしょう。

柔軟さと頑固さがある

次に、逆境を乗り越えられる人は、 柔軟さと頑固さを持ち合わせています。

 

まず、彼らは確固たる自分のポリシーを持っているために、信念に関しては頑固なところがあります。

 

しかしその反面、どんなことからも学ぶところがあるという素直さも持っている場合も多く、一旦は話を聞くことに徹します。

 

ただ、たくさんの情報に触れるということは、判断材料は増えますが、必要な情報を選定する力がなければ、数多ある情報に振り回されることになります。

 

しかし、逆境を乗り越えられる人は、先ほど述べたように自分のポリシーがある程度明確にあるので、他者の意見に惑わされることなく、その時々で自分に合うものを見極め、いいものがあれば取り入れる柔軟さを持ち合わせているのです。

 

また、これまでに他者の意見を取り入れ、その上で自分の意見を持ち成功してきた経験があるからこそ、納得いかない状況に陥ってもまずは素直に受け入れ、自分に合う部分を取り入れていくというスタンスが確立されているのです。

ある程度考えた上でわりきることができる

最後に、逆境を乗り越えられる人は、 ある程度考えた上で最後はわりきることを大切にしています。

 

普通の人は、辛いことや苦手なこと、やりたくないことに直面した時には「自分には向いてないからやっぱりやめようかな」「辛いからこの環境から逃げだしたい」と逃げる理由を考えるものです。

 

しかし、逆境を乗り越えられる人の多くは、最終的には「逃げないこと」を選択します。

 

普通の人なら言い訳をして諦めてしまうような時にも、彼らの意思は揺らぎません。

 

というのも、彼らの「逃げない」意志の背景には、彼ら自身が大切にしている“譲れない理由”があるからです。他人からの期待や評価にとらわれない、自分だけの理由が。

 

だからこそ「どうせやるならこの辛い経験を成功の糧にしよう」と割り切ることで、目の前のことを全力でやり切ることができます。

 

その先で得られた成果が彼らの人生を力強く支え、次の挑戦を後押しするのです。

 

このように「小さな成功体験」を積み重ねていくことができれば、自然とその後の人生で出会う“辛い経験”を、“成功の糧”と捉えられるようになり、ポジティブなループに乗っていけるのです。

 

以上が、逆境を乗り越えられる人によく見られる特徴です。

 

逆境を乗り越えられる人は、譲れない軸を明確にもち、その上で柔軟にいろんなものから学び、負荷が大きいことであったとしても割り切って行動をし続けることで、結果を出し続けていけるのです。

逆境から抜け出す4つのステップ

ここまで、逆境を乗り越えられる人の特徴やスタンスについて話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

また、先に挙げた3つの特徴やスタンスの中で、ご自身に当てはまるものはあったでしょうか。

 

ただ、逆境を乗り越えられる人の特徴を挙げるだけでは、あなたが現在直面している逆境を乗り越えるためには抽象的すぎてあまり役に立つとは言えません。

 

そこで以下で、実践編の「逆境から抜け出す方法」について説明をしていこうと思います。

 

4つのステップに分けましたので、一段一段登っていきましょう。それでは、まず1段目!!

 

なぜその選択をしたかを思い返してみる

今、あなたが何らかの逆境に直面しているとしたら、何が辛いのか、きついのかを考えることは第一歩と言えます。

 

しかし、そもそも今の現状があるのは、もちろん外的要因はありますが、あなたなりに過去に選択をした結果であるはずです。

 

なので、今の仕事や取り組んでいることについて考える前に、どのような選択をしてきたのかをまずは遡ってみて下さい。

 

すると、仕事であれば「なぜ、今の業界や業種を選択したのか」が見えてくるはずです。

 

「いろんな選択肢がある中で、今の会社を選んだ理由は?他の会社に行かなかった理由は何か」

 

「違う選択肢を選んでいた場合に、心が動くことはあったと思うか」

 

「なぜその選択をせざるを得ない状況になったか」

 

このように自分の選択の経緯を根っこの部分まで遡っていくと、その判断をした根底にある理由は、あなたの譲れないことに紐付いている可能性が高いです。

 

初めから好きかつ得意な分野で働くことができている人は、ごく少数です。

 

今の日本において多くの人たちは、好きではないことや自分が苦手だと思う分野で戦い、なかなか成果を出せず悶々としていることでしょう。

 

ただ、就活や転職において仕事を選択する際に、本当に今あなたがいる状況は全く予想できなかったものでしょうか。

 

大抵の場合は、苦しい状況に陥る可能性も想定した上で、それなりの覚悟をもって選択をしたことと思います。

 

その選択をした時の気持ちに立ち返ることは非常に重要です。

 

ただ、頭ではわかっていても、苦しい瞬間はありますよね。

 

そんな時は、ただがむしゃらに頑張るのはやめて、いったん立ち止まり「あの時この選択をしたのは、自分がなにを大事にしたかったからだっけ?」と考えてみましょう。

今の逆境に立ち向かう勇気が湧くかも知れませんし、もしかしたら、軌道修正すべき時だと気付けるかもしれません。

自分らしさを明確にする

1つ目のステップである「なぜその選択をしたのか」を振り返ってみたものの、どうも納得のいく答えに行きつけなかったという方もいるのではないでしょうか。

 

その場合は、観点を少し変えて、そもそも大切にしたい”自分らしさ”に立ち返ってみてください。

 

よくわからない….という方はぜひ、下記の質問を考えてみてください。

 

「時間が経つのがすごく早くてもうこんな時間?となった瞬間はいつか」

 

「特に理由を言えるわけではないけれど、嫌だなと思う瞬間はいつか」

 

「周囲の意見や周囲の”当たり前”に違和感をもつ瞬間はどんな時か」

 

これらの質問に答えることで、あなたが大切にしていることは何か、何に楽しいと感じるのかが見えてきます。

 

自分らしさがある程度見えてきたのであれば、次の質問を考えてみてください。

 

「人生において、あなたが求めていることは何ですか」

 

求めていることが明確になると視界が開け、選択すべき道筋がよりはっきりとわかるようになります。

その結果、自分にとって本当に大切ではないことに意識を取られることも減り、かなり生きやすくなるでしょう。

逆境だと感じる状況を自分の大切にしたいことと結びつける

ここまでの2つのステップを通じて、あなたの中で大切にしていることや譲れないことがある程度、明確になってきたことと思います。

 

そこで、次にやっていただきたい3ステップ目が、今逆境だと感じることをあなたが大切にしたいことや譲れないことと結びつけることです。

 

たとえば、世の中では需要があるものでも、あなたからするとあまり気乗りのしないサービスや商品の企画職をしていたとします。

 

今まで扱ったことのないサービスや商品の企画をする際には、膨大なインプットも必要ですし、関係各所を動かすために気を遣い、その企画を成功させるためにあなたの貴重な時間をつかうことになります。

 

そして、そうした時にうまくいかないことが出てくると、手は止まってしまいますし、できない言い訳を考えてしまうものです。

 

ただ、たとえその商品やサービスに自分の想いが乗っていなかったとしても、

 

膨大な商品の勉強をする忍耐力、人を動かすためのプレゼン力、数多くの意見を拾ってこれるだけの人望、成果を出すまでの道筋を描く構想力、、、等

 

あなたがなりたい姿になる為に、いずれ必要となる要素がそこかしこに散らばっているケースは往々にしてあります。

 

こうした意識を持っているのと持っていないのとでは、同じ時間を費やしていたとしても、その逆境の持つ意味が全く変わってきます。

 

あなたが本当に達成したい目標に到達するために、今立ち向かっている逆境が必要だと思うのであれば、ただがむしゃらになるのではなく、長い目で見たときに今の逆境はどう活きるのか?という視点で考えてみても良いかもしれません。

無理だと思うことは、発想を変えてみる

繰り返しになりますが、現在逆境になっていることがあなたの大切にしたいこと、譲れないことに繋がるのであれば、逃げずに乗り越えることをおすすめします。

 

(精神的に、または身体的にその行為を続けていくと壊れてしまうという場合を除いて・・・)

 

ただそうはいっても、行き詰まっていて、前に進める糸口が見えない時には誰だってさじを投げたくなるものですよね。

 

そんな時は、発想をガラッと変えて、以下のシンプルな質問を自分に問いかけてみて下さい。

 

「本当に自分にはできないことなのか?」

 

「いやあ、・・・」

 

「本当にできないタスクなの?」

 

「・・・」

 

「え、本当?」

 

「待てよ。初めから全部やろうとしたら厳しいけど、できないと判断するのはまだ早いかも」

 

なんども自分に対して問いかけてみると、逆に現状をフラットに見つめ直すことができるようになります。

 

もはや自己暗示のように聞こえますが、実はこれ、意外と効果があります。笑

 

そして、このように逆境に対してフラットに向き合えるようになってきたら

 

次に、自分より現状できている人が、自分とそんなに能力に差がある人なのかを冷静に分析してみてください。

 

すると、ほとんどの場合はそれほど変わらない。むしろ、一部においてはあなたの方が勝っていることもあるでしょう。

 

通常、会社にて振られる仕事の大半は、時間をかけて取り組めば誰にでもできるように設計されているものなので、突き詰めて分析し、実行していく忍耐力さえあればいつかできるようになるきっかけやくせがみつかるはずです。

 

そして、このくせや型が見つかると急に視界がひらけて進めるようになることがあります。

 

意外と、「絶対無理」って思うものほど、やるしかない。とひらきなおってみると、逆にできるようになるものなんです。

 

こうやってあなた自身の力で乗り越えることを繰り返していくと真の自信が積み上がっていきますし、次回以降に逆境に出くわした際には、前に進み続けることが当たり前になっていきますよ。

おわりに

今回は、逆境をテーマに、逆境を乗り越えられる人のマインドや特徴、逆境を乗り越えていくための方法について書きましたが、いかがでしたでしょうか。

 

正直、逆境に直面するとどう乗り越えたらいいか分からず不安になりますし、逃げ出したくなるものです。

 

ただ、「あなたが大切にしたいことや譲れないこと」と「現在立ち向かっていること」とを紐づけられるのであれば、逃げることなく立ち向かうことをおすすめします。

 

逆境に立ち向かった経験があまりないのであれば、初めはかなりストレスがかかることでしょう。

 

ただ、一度大きな逆境を乗り越えたという自信をつけ、逆境を楽しめるようになると、人生は大きく変わります。

 

逆境を乗り越えたこそ得られる快感は何事にもかえがたく、自分の目標に一歩一歩進めているという感覚は、あなたの人生を輝かせることでしょう。

 

なので、まずはあなたの大切にしたいこと、譲れないことを逆境を乗り越えるための1つ目と2つ目のステップで紹介した質問に答えていく中で明確にするところからはじめてみてはいかがでしょうか。

 

逆境に向き合い乗り越えることで変わるあなた自身の人生を想像することでワクワクし、あとはとにかく目の前にあることに取り組むことで、逆境を乗り越えることをあたりまえにしていきましょう。