「仕事ができる人のように、自分もいきいきと働きたい」
「自分も頑張っているつもりだけど、同期入社のあいつとの差がいつの間にか大きくなってしまった」
と感じることってありませんか。
もしあなたが、何かに対して本気で努力するつもりがなければ、誰かと自分を比較して「すごい」と思いはするものの、悔しいとまで思うことはないかもしれません。
しかし、あなたが本気で努力をしていれば、同期を含めた周りの人に一歩先をいかれてしまっていることをとても悔しいと感じてしまうものです。
そこで今回の記事では、仕事ができる人の特徴や、仕事ができる人になるために試したいことについて書きました。活用できそうなところはないかと考えながらご覧下さい。
それでは、まずは仕事ができる人の特徴からみていきましょう。
目次
仕事ができる人の特徴
レスポンスが速い
仕事ができる人は、レスポンスが速いという特徴があります。
メールが届いた時、すぐ返さずにいつしか時間が経ってしまって、慌ててお詫びを含めたメールを送信することはありませんか?
実はそれって仕事が出来る人と差が開いてしまう要因なんです。
例えば、ここに仕事のスキル的にはほとんど差がない新入社員のAさんとBさんがいたとします。
・Aさんは、どんなメールに対しても見たらすぐ返信する。
・Bさんは、メールを見てすぐ返信はせずに後回しにしてしまうことが多い。
この時メールを送る側からすると、Aさんはメールをすればすぐ返事を返してくれる人、Bさんは少し連絡が遅い人と潜在意識に刷り込まれています。
この状況で、急ぎで重要な仕事が舞い降りてきた時あなたはAさんとBさんどちらにメールを打って仕事をお願いしようと思いますか?
もちろんAさんですよね。
このように、レスポンスの仕方一つで周囲からの見え方は変わってきます。
そして、このことを仕事ができる人は理解しているため一早いレスポンスを大切にしているのです。
些細なことでも塵も積もれば山となり、次の大きな仕事につながると意識して取り組んでいるのが仕事ができる人なのです。
成果を出すことに対する優先順位が高い
「あんなに頑張ったのに結果が出なかった。同期のあいつはあんまり一生懸命そうでないのにどうしてあんなに結果が出ているんだろう?」
と周りの人を見て思うことはありませんか?
一方で、「そんなに一生懸命になって体調崩さないの?大丈夫?」
とあなたは言われているのではないでしょうか。
一見「自分の方が頑張っているのに何であいつの方が結果を出しているんだ」と不思議に思うかもしれません。
しかし、実はその時、仕事のできる人は時間に対する仕事の質を極限まで高め、与えられた仕事の成果を出すために最善の取り組みをしているのです。
このようにただ頑張るのではなく、どう頑張って行くのか考え抜いて、行動することの重要性を仕事ができる人は意識しているのです。
ただ、そうはいってもはじめのうちは質を追い求めるのは難しいため、目の前にあることにとにかく全力で取り組むことが大切です。
なので、まずは量をこなしてコツや知識を集めていくことで徐々に、生産的な仕事へと転換させていくようにしていきましょう。
他者の視点に立って相手が何をして欲しいかと考えている
仕事ができる人は「相手はどう思っているのか」という視点を強く意識しています。
あなたの周りに
「この人は本当にクライアントの気持ちを汲み取るのが上手いな」
と思う人っていませんか?
これは、他者に対して高い想像力を持っている人に見られる特徴で、クライアントやカスタマーに対して「相手が一体なにを求めているのか」を深く考えているからこそなせることです。
このように仕事ができる人は、他の人より高い視座をもち仕事に取り組んでいるので当然結果も違ってきます。
また、仲間に対しても深い共感を示すことで周りの信頼を呼び、より良いパフォーマンス、高いモチベーションを引き出せてしまいます。
「この人のためなら少しキツイけど頑張ってみよう」と思ってもらえるのです。
あのSHOWROOMの前田祐二社長も「他者への想像力」を口癖にするほど強く意識しているそうですよ。
得意なことと不得意なことを理解している
仕事ができる人は、自分の得意、不得意をよく理解し、自分の得意なことで勝負することを心掛けています。
そもそも仕事ができる人は自分が成果をあげられる、求められている市場を精度よく把握できています。
そして、成果に直結する自身の得意分野を使って仕事のアウトプットをより高いものにしようとしているのです。
RPGゲームでいうと自分の得意な能力に全ステータスを投下しているイメージです。
仕事を始めたての時は、日々新たなことを学び、自分は何が得意で、何が不得意なのか分かっていない方が大半です。
しかし、仕事ができる人はその状態でも「何が周りと比べて得意と呼べるのか」、「不得意なものは何か」と意識しながら仕事ができています。
なので、まずは日々の仕事の中で得意、不得意が何なのか確認することからはじめていきましょう。
やる理由も断る理由も明確
仕事ができる人は、自分の行動の理由が明確になっています。
これは、仕事ができる人は全体感が分かっているためで、その上でこの仕事は自分の価値観に合うか合わないかと判断しているのです。
例えば「どうしてその仕事やっているの?」と急に言われた時にすぐに答えらえない人も多いのではないのでしょうか。
ただ、仕事ができる人の多くは理由を明確に答えられます。
また、これは自分がやるべき仕事でないと思う場合は相手に対して上手に伝えます。
このように、仕事に対する意味づけができていると仕事に対する熱量も変わっていき、結果もおのずと出ていくのです。
柔軟に対応し、本質的な課題の解決をする
「相手の意見を上手く吸収しながら仕事を進めている人」はすごいと思いますよね。
そもそもビジネスの世界では、様々なことが予測不可能で、間違いのない答えを持っている人はいません。
もちろんどんなに優秀な人でも自分が最初に思った仮説が間違っていることなんて日常茶飯事です。
ただ、このように不確実な世界の中でも仕事ができる人は自分と違う考えに対しても柔軟に吸収し、課題の解決に努めています。
これは、自分の意見が通るよりもチームが掲げた目標を達成するためにどんな意見が効果的かと考えているためです。
自分が考え抜いた答えが絶対に正しいと最初から最後まで主張を変えないままではチームとしてのアウトプットも悪くなってしまいます。
ましてや、クライアントやカスタマーのためには、もちろんなっていませんよね。
仕事ができる人になるには?
クローズドクエッションを心がける
普段質問しているときにオープンクエスチョンで質問していませんか?
例えば自分の仕事を上司に相談する時に「これってどう思いますか?」といった質問になってしまうことです。
このような質問の仕方では漠然としすぎて回答するのは難しいですよね。
なので、もし誰かに質問をする前にはまずは自分で考えて、その上で「自分はこう考えているのですがどう思いますか」という相手がYESかNOで答えられる質問の仕方をするように心掛けてください。
自分なりの考えを持った上で相手の意見を聞くと、その仕事の生産性はぐっと上がりますし、自分の仕事に対して深く考えるクセもつくのでおすすめです。
成果を出すために直結する要因を考える。
仕事ができる人は先ほども挙げたように成果を出すことを最優先にしています。
それでは成果を出すために具体的にどういった事をすれば良いのでしょうか。
それは、成果を出すのに直結する要因を考えてそれを行動に落とすことです。
例えば、「同期で一番の営業成績を上げたい」と思ったとします。
その目標を達成するには「1日の訪問件数をあげること」や「客単価を上げる」など様々でしょう。
そうすると、それらの目標達成に直結する要素を達成するために必要な具体的な行動が見えてきます。
この際には、定量的に達成できたか確認できるところまで要素を細くしていくようにしましょう。
このように、与えられた課題を闇雲に行うのではなく一度深く考えて取り組むことで仕事が徐々にできるようになっていくのです。
地道ですが効果はあるので、コツコツとやっていくようにしましょう。
PDCAの仕方を工夫する
最後に、日々の仕事の中で意識しておくと良いフレームワークをご紹介します。
特に普段あなたが仕事を進める際に決まったやり方がないようでしたら以下の手順に沿って仕事を進めることをおすすめします。
1.どの局面のときに時間がとられやすいか?(When:いつ)
2.どんな場面でプランとのズレが発生するか?(Where:どこで)
3.誰がトラブルを発生しやすいか?(Who:誰が)
4.何をしているときに想定外が起こるか?(What:何を)
5.どの方法が一番効果的だったのか?(How:どうする)
この5つのステップのポイントはWhy(なぜ?)から考え始めないことです。
「なぜ?」から入ってしまうと、どうしても反省に繋がりやすくなります。
反省ももちろん大切ですが、上記の1~5のように様々な観点から仕事を捉えることができると次に活かせる振り返りができるので、ぜひフレームワークとして活用してみてはいかがでしょうか。
おわりに
今回は仕事ができる人の特徴や仕事ができる人になるために気をつけたいコツについて書きましたがいかがでしたか?
忙しい日々を過ごしているとついつい染み付いたやり方でやってしまうものです。
ただ、もし今仕事の効率や成果がでないことに悩まれているのなら今回紹介した方法を取り入れやすそうなところからぜひ試してみてください。
仕事のやり方が変わると周囲からの見られ方も変わりますし、自信もつきますよ。