「なんだか毎日つまらないな。思っていた30歳ってこんなんだったっけ」
「自分もあの時始めていれば、今頃あの人みたいになっていたかも」
こんな風に思ったことは誰しもあるはずです。
自分が行動しなかった後悔が、今になってもう戻れない過去として突きつけられているのは辛いものです。
現実問題、他人になることは出来ないし、時間を巻き戻して人生をやり直すことはできません。
ただ、人生をやり直すことの捉え方によっては、今からでもあなたの人生をやり直すことは可能です。
「人生をやり直す」というのは、他人になることではなく、新しい自分へと変わることだと私は思います。
そして今の自分とは違う新しい自分の人生にするには、今からでも小さなコツで自分を変えていくことが大切です。
そこで今回の記事では、「人生やり直したい」と後悔しているあなたに、今からでも人生をやり直すコツを紹介していきたいと思います。
目次
人生をやり直したいと思っている人のマインドとは?
「自分が今、どこに向かって生きているのかわからない」
そんなあなたは、どこに繋がっているかもわからない洞窟を懐中電灯も持たずに進んでいるような不安を感じていることと思います。
しかしこの状態では、日常の些細なことに影響を受けやすくなり毎日疲れてしまいますよね。
そしてそのような中でもがきながら何かを始めたとしても、後から振り返ってみると疲れるだけで無駄だった、ということもよくあります。
そこでここでは、人生をやり直したいと思っている人がどういった特徴を持っているかについて書きましたので順に見ていきましょう。
目的意識を明確に持っていない
目的意識をはっきりさせていると、結果について正しく捉えることができます。
一方で、目的意識をはっきりさせていないと、あらゆる物に対して影響を受けやすくなってしまいます。
私も幼い頃親にたくさん習い事をさせられていましたが、
「楽しくないのになんのためにやっているんだろう」
そんな気持ちでピアノや塾に行くのは苦痛でしたし、周りの子たちが遊んでいるのをうらやましく思っていました。
このようになんのためにやっているかわからない。そんな状態で続けていることばかりでは、自分の人生を肯定するのは難しいものです。
他人の人生のレールを歩んでいる
今まであなたは自分の意思を尊重した選択が出来ていましたか?
多くの方は環境によって受ける影響や周囲の期待に応えることを優先して生きているのではないでしょうか。
ただ、このように基準が自分にない選択をしていると人生への満足感は低くなってしまいます。
なぜなら今の自分の人生が、自身の選択の積み重ねになっていないからです。
「あの時これだ!と思ったことに対して勇気を出して選択していれば」と思いながらも楽な道を歩み続けていると、いつしか自分の選択を諦めることに慣れていきます。
このように「あの時に勇気を持って自分が心惹かれることを選んでいれば良かった」と感じている人も多いのではないでしょうか。
自分の気持ちに嘘をついてしまう
やり直したい人生の瞬間というものは、誰しもあるはずです。
それは「あの時こうしていれば」とか「あの時こう言っていれば」など様々だと思います。
しかしどれにも共通するのは「自分の気持ちに素直になれなかった」という後悔を抱えたまま生きているということです。
最初は小さな我慢や些細な抑圧だったものがいつしか自分の癖になってしまう。
ただその癖がついたまま人生選択を続けていくと、徐々に積み上がっていき、いつしかそれが自分のキャラクターになります。
このように自分の気持ちに嘘をつくと、どんどん自分を信じられなくなるので小さな歪みだとは思わずに自身と向き合うことが大切ですよ。
人生をやり直したい人が知っておくとお得なこと
自分がしてあげられること、感謝されることを認識する
どれだけ願ってみても、他人の人生を歩むことは出来ません。
ですから、今の自分が持っているもの、手に入れられるものを信じて今から人生をやり直していくしかありません。
そのためには、今自分がしてあげられることや自分が感謝されてきたことを認識してみると、それは「あなたらしい強みの発揮」に繋がってきます。
10年、20年後のあなたがやり直したいと思った過去が、あなたの生きている今なのです。
やり直したいと強く願い、たとえ自分の人生をやり直せたとしても、やり直した先で行動するのは紛れもなく今のあなたなのです。
人生のやり直し、再スタートをするには、今の自分が持っているものを信じて進むしかありません。
今のあなたが持っている魅力の発見のために、まずは自分が周囲に何をしてあげられているかを考えてみてはいかがでしょうか。
成功している人もたくさん失敗していることを知る
世の中で目にする人の体験談って「成功例」ばかりですよね。
それもそのはずで人は自分の失敗を恥ずかしいと感じ、なかなか話したがらないものです。
なので、普段耳にする話は成功体験ばかりで、他人の人生はいい面ばかりが見えてしまうんです。
しかし、人生の成功者に見える人たちも、多くの失敗をし、その上で成功を掴んでいます。
順風満帆に見えても今のあなたのように「人生やり直したい」そう思って自分を変えていった人も少なくないと知るだけでも気分は楽になりますよ。
他人のうらやましいところを具体化する
「もし人生がやり直せるならあの人みたいに生きてみたい」
もしそう思ったとしても、果たしてあなたはその人自身になりたいんでしょうか?
人への嫉妬やうらやましさは、たいていその人の一部分に対する感情です。
なので、「あの人みたいになりたい」と漠然と思うだけにとどまらずに、どの部分に感情が動くかに目を向けると、自分が欲しがっているものが何か分かってきます。
このように「他人のどこがうらやましいのか」を考えてみるのも、なりたい自分を見つける1つの手段です。
どういった人生を歩みたいかもやもやしているという方は、自分が今持っていないもの、潜在的に欲しがっているものを他人の中に見つけることでなりたい自分像を明確にしていってみてはいかがでしょうか。
おわりに
人生をやり直したいと思った瞬間は誰の人生にもあるはずです。
しかし「人生をやりなおしたい」と思っても実際に時間は戻せませんし、他人の人生と交換することも出来ません。
今の自分の考え方・人生の捉え方を変えていくことでしか真の意味で人生をやり直していくことはできません。
今まで抱えてきた後悔を数年後にしないためにも、今できることから人生をやり直してみませんか?
あなたの考え方次第で、今のあなたがした選択を誇りに思える日が必ずきます。ぜひ、踏み出しましょう小さな勇気ある一歩を。