リーダーシップの発揮に役立つ3つの方法と日本と欧米の違い

グローバル化が進む現代において、リーダーシップは必須スキルになってきましたね。

ただ、リーダーと一口に言っても、色んなタイプのリーダーがいますよね。

そもそもあなたがリーダーシップを身につけたいと思うのはなぜですか?

・現在管理職の地位にありリーダーシップをうまく発揮できていない
・リーダーシップを身に着けることでキャリアアップを目指したい
・リーダー経験がないが、これからリーダーシップやマネジメントを学びたい

このように考えているあなたに向けて、効果的なリーダーシップがもたらす周囲への影響や明日からできる具体的な方法を書きました。

では、リーダーシップが身につくとあなたはどのように変わることができるのでしょうか?

・会議でリーダーシップを発揮することで自分の意見が通りやすくなる
・周囲からの信頼・尊敬・期待を集めることで仕事が進めやすくなる
・世界基準のリーダーシップを身につけることでどの職場でも働けるようになる

ただそうは言っても、経験不足でガイドラインもないので何から始めたらいいかわからない。目標とするべき人が周りにいない。自分にあったリーダーシップの発揮の仕方が分からない。と、悩まれているのではないでしょうか?

そこで、リーダーに関する日本と海外の考え方の違いやそもそもどうしてリーダーシップが必要なのか、また企業が実際に行っている事例をもとに良いリーダーとはなにかということを一緒に考えていきましょう。

日本と欧米のリーダーに対する考え方の違い

日本のリーダーに対する考え方

・チームの方針を決めるのがリーダーの仕事(メンバーは与えられた仕事のみに専念する。)
・他人に指示ばかりをして手を動かさない人
・誰から見てもいい人で徳のある人

日本は年功序列の企業が多く、これまでの成果ではなく管理職に適した年齢になったから明日からマネジメントをしようといった形態が多い。(近年、年功序列型から成果主義に少しずつシフトをしている。)逆にそれまでは、チームの中で決められたことを各々が行うので自分の頭で考える癖がどんどんなくなっていく。

欧米のリーダーに対する考え方

・メンバー全員がリーダー(意見を出すのも、全体をまとめるのも、成果を出すのもみんなの仕事)
・指示もするが自分から積極的に動く人
・リーダーだからといって必ずしもいい人である必要はない

欧米では、自分の意見が採用されることよりも成果を出すことが最優先される。なので、メンバー全員がリーダーシップを発揮したとしても全体としてうまく回すことができ、全員が目標の達成に向けて議論するので生産性が高い。

リーダーシップを身につける目的とは?

そもそもリーダーシップを身につける目的ってなんなんでしょうか?それは、プロジェクトや仕事で成果をあげるための効果的な手段だからです。

これまで一人で行っていた業務をメンバーで分担することで本来割くはずだった時間を別の事業に当てることができます。また、欧米のようにメンバー全員がリーダーシップを発揮すると一人ではなくメンバー全員の頭を使うことができます。それによって多面的にプロジェクトを考えることができ客観的で創造的な視野を持つことができます。

リーダーシップの発揮に役立つ3つの方法

それでは、リーダーシップをうまく発揮するにはどうしたらいいのでしょうか。

目標を掲げる

人間は合理的なもので目標を達成した時に得られる結果が求められる努力に比べて自分にとってつりあっていないと感じたらモチベーションが長続きしません。達成することが各々にとって意義のあるものだと思わせられる目標を掲げる。

自発的に周囲を動かす仕組みを考える

与えられた仕事よりも自分からこれをやりたいですっていった仕事の方が圧倒的にモチベーションが高いです。なので、どうやったら自発的にメンバーが動いてくれるのかを考えましょう。

シンプルに明確に伝える

目標を掲げてもどのくらいかんばれば達成できるかが分からない状態は、地図がなくずっと同じ風景が続く砂漠をひたすら歩くようなもので疲弊してしまいます。なので、メンバーに指示を送る際はシンプルで明確なメッセージかを確認する。

明日からできる実践方法

意義のある達成目標をシンプルに明確に伝えて、メンバーが自発的に意見を言える環境を作れるのが良いリーダーですよね。ここで、明日から実践できる方法を3つほど紹介するので是非お試しください。

メンバーに自分の頭で考えてもらう機会を提供する

メンバーや部下から事務的なこと以外で質問された場合には、なぜそう考えるのか?どうしたらいいと思うか?と問いかけて自分の頭で考える癖をつけてもらう。こういった訓練をしていると自発的に考える習慣がつく。

話に耳を傾ける

できる限り笑顔でメンバーの話に耳を傾けて、この人は自分の話をしっかり聞いてくれていると思ってもらう。そこで信頼関係の構築ができれば積極的な意見が期待できる。

話す前にノートで整理をする

指示出しや意見出しをする前にノートの左側に話す内容を整理して書き、右側に話し終わった後に感じたことを書く。反省点や良かった点があれば線を引き、なぜ良かったかどこを工夫しないといけないかを書く。そして、成功体験を整理してどんどん言語化していく。

まとめ

日本と欧米のリーダーに対する考え方の違いやそもそもリーダーシップを身につけるのがなぜ大切なのかについて書きましたがいかがだったでしょうか?今後ますます世界はボーダレス化していきグローバル人材というのが英語ができるのは当たり前でリーダーシップを発揮できるかどうかが生き残れるかの指標となっていくでしょう。なので、できるところから少しずつ頑張っていきましょう。リーダーは決断を求められるので周りに同調するよりも何倍も苦しい時もあります。ただ、決断する立場を多く経験できるのは長い目でみるとプラスでしかないのでどんどんチャレンジしていきましょう。