やる気を出す方法を見てもやる気が出なかった人必見!本質的な4つの方法


 
やらなきゃいけないことはあるのにやる気がでなくて先延ばしにしてしまった経験ってありませんか?

そして、そんなできていない自分に対して劣等感を感じて「やる気を出す方法」と検索をしてみると

「スポーツや日常と異なる体験をすることで脳をリフレッシュさせましょう」
「栄養価の高い食事をしましょう」
「報酬を用意することでやる気を出しましょう」

といった方法が目に入ってくるかと思います。

確かに報酬を用意することでやる気スイッチに影響を与える線条体が活発に動きます。

また、やる気を生み出すノルアドレナリンという脳内物質を生み出すためにチロシンを多く含む大豆や魚などの栄養価の高い食べ物を摂取することは効果的かもしれません。

ただそれだけでは、やる気が起きなくて自分に嫌気がさしているあなたのやる気を起こして行動につなげるのは難しいものです。

そこで、本記事ではやる気がでない時でも応急処置的にやる気を出す方法やもっと根本的にやる気を出す方法について書きました。

それぞれ僕自身が効果を実感しているものです。自分ならどの方法と相性が良さそうかと考えながらご覧下さい。



やる気を短期的に出す方法

5秒ルールと作業興奮を活用する

脳の中には反射的に物事を判断する部分があり自分を守るためにやらない理由を探します。

しかし、5秒の間はやらない理由を探しません。この脳の特性のことをメル・ロビンス氏はTEDトークの中で5秒ルールと言っています。

なので、思い立ったら5秒以内に行動することを嘘だと思って試してみてください。

実際、私も朝起きるときにこの5秒ルールを使っていて、5秒の間はつらいのですが一度起きてしまうとその後の何分、何時間がつらくなくなりますし、つらいのははじめの5秒間と知っているので最近では無理なく起きられるようになりました。

また、やる気がなくても手を動かしていると脳は作業興奮を起こし、やる気が起きるといった性質があります。

これは、脳にある側坐核が大きな役割を担っています。このやる気と側坐核の関係については下記記事に書きましたのでよければご覧ください。

このように5秒ルールと作業興奮を活用するとやる気がでない時でも短期的に出すことができるのでぜひ試して見てください。

(関連記事:やる気が出ない原因とやる気を出すのに効果的な5つの方法

途中まででいいからやる

何かを始める際に最後までやらなくてはいけないと思うとなかなか手をつけられないことってありませんか?

ただ、先ほどの作業興奮を利用するでも述べましたが、とりあえず始めてみると気づいたら10分、30分と経っていたことってありますよね。

また、途中で終えるのはよくないと思われがちですが作業途中のものに関しては脳は休まずに考えています。

なので、一気に全てを片付けるということにこだわらずにいきましょう。ただ、いくつも途中の状態のものを作ると頭の片隅に終わっていないことに対するもやもやが常にあってよくありません。

シングルタスクで時間を決めてタスクを切り替えるという形でその日にできる分ずつ進めていきましょう。

(関連記事:マルチタスクは生産性を大きく下げる?成果を出すための3つの方法



やる気を長期的に出す方法

やる気が出ない理由と向き合う

やる気がでない時には人それぞれ理由があるはずです。そこで時間はかかりますが長期的に効果があるのは、あなたのモチベーションが高まらない原因を明確にすることです。

まず「今やりたくないと思っている理由と、行動を起こす上で障壁となっていること」を、紙に全て書き出してみて下さい。

ただ、やりたくない理由だけを書き出すだけでは不十分です。その上で「あなたが行動をすることで得られること」を明確に書き出してみましょう。

ここで、やりたくない理由よりもやることで得られるメリットが大きければやらないと損をした気持ちになります。人は、損をすることを嫌う生き物でこの特性を利用していくのです。

このように、やる気がでない原因と行動したことで起きる変化をセットで考えることで長期的にやる気を出していきましょう。

また、この際に将来のなりたい自分像を明確にできると信念にも近いものが生まれるのでぶれにくくなりますよ。

やる気を出すための仲間を作り、チームで取り組む

コカ・コーラやIBMなどのコンサルタントを務め、世界的に著名なジム・ローン氏の名言に「あなたはもっとも多くの時間をともに過ごしている5人の平均である。」というものがあります。

もっとも多くの時間を過ごしたという点に関しては小学校から高校まで一緒に過ごしてきた仲間を思い浮かべる方も多いかと思います。

ただ、過去は変えることはできません。しかし、これからのあなたの周りの人間関係は変えていくことができます。

行動力のある人に囲まれていれば自分も行動することが当たり前になります。そしてその上でおすすめしたいのが自分がコンセプトを考えて賛同して一緒に行動をしてくれる仲間を作ることです。

自分が始めようと思ったことなのでモチベーションは高いですし、苦しい時は一緒に踏ん張り、嬉しいことは一緒に喜ぶことができます。

この方法は、信念をしっかりともってビジョンを描けなければ難しいですがうまく軌道に乗ればかなりの効果があります。

現状に満足できていなくて向上心が強い方は、自分のやりたいことを応援してくれる仲間を集め、一緒に成し遂げていきましょう。毎日が充実しますよ。

まとめ

今回は私自身がやってきて効果のあったやる気を出す方法について紹介をしました。

長期的にやる気を出す方法についてはすぐに結果が出るものではないので、片付けなくてはいけないことがあってすぐにやる気を出す必要がある方は短期的にやる気を出す方法で紹介した「5秒ルールと作業興奮の活用」や「途中まででいいからやる」をまずは試してみて下さい。

ただ、短期的なやる気の出し方は根本的にやる気が出ない問題を解決できているわけではありません。

なので、向上心が強く人生を充実したものにしていきたい方は長期的にやる気を出す方法を思い出し、今一度自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。

(関連記事:やる気が出ない原因とやる気を出すのに効果的な5つの方法

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