突然ですが、あなたは仕事が楽しいですか?
どちらかというと
「仕事は生活をするために必要なお金を稼ぐためのもので楽しいという感情はない」
「毎日、憂鬱な気持ちを抱えながら満員電車の中に揺られて会社に向かっている」
と感じている人の方が多いのではないでしょうか。
ただ、仕事は本来楽しいもののはずです。
なぜなら仕事というのは価値を生み出して、その価値を受け取る人が苦しんでいることを解決したり、楽しい気持ちにさせるものだからです。
しかし、苦しくて辛いと感じる人が多いのが現状…
そこで、これまで私が出会ってきた人の中で生き生きと仕事をしている人に見られる特徴や根本的に何が要因となっているのかを思い返してまとめました。順にご覧ください。
目次
仕事が楽しいと思うのはどんな人?
私がこれまで会ってきた人の中で、仕事が楽しいと言い切っている人は、下記の二つの要素
- ①自己決定によって進路を決定している。
- ②自分が求めているものが分かっている。
を持ち合わせている印象があります。
まず、①の自己決定によって進路を決定しているに関してですが、正直仕事は楽しいことよりも辛く、厳しいことの方が多いものです。
このように辛く、厳しい状況になった時に周りに流されて仕事を選んでいたのであればやらされている感が強くついつい周りの環境や人のせいにしたくなってしまいます。
一方で、自己決定によって進路を決定した人は「この仕事は自分が選んだことなんだから」と考え、踏ん張ることができます。
次に、②の自分が求めているものが分かっているに関しては、自分が何を大切にしているか求めているかが明確だと「この仕事を通じて一歩ずつ目標に近づいている」という感覚を得ることができます。
また、同じ仕事であったとしても人それぞれに捉え方は異なります。
そんな中、自分が求めているものが分かっている人は目の前の仕事に対して自分なりの意義付けをすることが可能となり、やりがいを感じやすくなる傾向があります。
このように、自分が求めているものが分かっていて、自己決定によって進路を決定してきた人たちは生き生きとしていて惹きつけられる魅力をまとっています。
また、①の自己決定の人生への影響については神戸大学が下記のような研究をしており、面白い結果なので詳しく知りたい方はご覧ください。
幸福感に与える影響力を比較したところ、健康、人間関係に次ぐ要因として、所得、学歴よりも「自己決定」が強い影響を与えることが分かりました。
それでは、次に仕事が楽しい人に見られる特徴について書いていきます。ぜひ、ご自身に当てはめながら読み進めて下さい。
仕事が楽しい人の特徴
目的意識を持って取り組んでいる
仕事が楽しい人は目的意識を持って仕事に取り組んでいます。
先ほど、仕事が楽しい人は自分が求めているものが明確であるといいました。
自分が求めるものが明確である人は、日常的になんのために今この仕事をしているのかと考えることが癖になっています。
そして、どんな仕事でも目的を持つと持たなかった場合と比べてやる気が生まれ、楽しさも出てきます。
ただ言われたことを淡々と作業するのとでは大きく異なります。
小さなところからでいいので目的意識、自分なりの意義付けをしてみてはいかがでしょうか。捉え方が変わると顔つきにも変化が出ますよ。
主体性があり、率先して行動をしている
仕事が楽しい人は主体性があり、率先して行動をします。
やりたいことや意義を感じられることだともっとできることを増やしたいと思ったり前のめりさ、主体性が出てくるものです。
このような主体性がある状態は、仕事を自分事として捉えられていると言え、責任と裁量権は大きくなります。
しかし、責任と裁量権というのは人によっては重荷にもなりえます。
ただ、この責任と裁量権にやりがいを感じられる人にとっては取り組んでいる事に対して自分で操作している感覚が出るので楽しいと感じられるようになります。
主体性を持って率先して行動する事で毎日にハリがでますよ。
意思決定をすることを大切にしている
仕事が楽しい人は自分なりの意思決定を大切にしています。
何かを決断する時というのは大きくエネルギーを使うものです。
また、人は変化をする事を嫌う性質があるためできる限りみんなと同じような行動をします。
ただ、各場面での選択の良し悪しは人それぞれで、あなたが望む未来を教えてあげられるのはあなただけです。
もちろんその場その場で最良の選択ができるとは限りませんが、自分の意思でこっちの方がいいと思うと意思決定したのであれば納得感は大きく上がります。また、次に意思決定をする際の肥やしにもなります。
なので、意思決定をする事を恐れないで下さい。そして、どんどん自分の人生を開拓していきましょう。
ネガティブなことをポジティブにする努力をしている
仕事が楽しい人はネガティブなことをポジティブにする努力ができています。
日々、仕事をしているとつらいことや苦しいことも多く、ネガティブな感情になってしまうことがあります。
ただ、慢性的にネガティブな感情でいることは身体的にも精神的にもよくありません。
まずは、ネガティブな方向に持っていく癖が自分にはあるということを認識しましょう。
そしてその上で、ネガティブな思考が出てきたら「またネガティブな思考になっちゃったか」と認識をしてポジティブな方向に持っていけるように自分なりの意義付けをしていきましょう。
この際にいつもはできていないけど今日はできたことなど小さな出来たことに目を向けるのは効果的なので試してみてはいかがでしょうか。
自分の欲しいものを理解している
仕事が楽しい人は自分が何を欲しいか、どうなりたいを理解出来ていま
す。
他の人にとっての理想の会社が自分にとってもベストとはぜんぜん限りません。
自分の本当の欲求や価値観がわかっていないと、どこへ行っても本当の意味で満たされることはありません。
たまに無自覚でそういった状態にいけている人もいますがそれはかなりの偶然です。
なので、仕事を通じて人生を楽しく、充実したものにしたい人は自分が何を求めているか、どうなりたいかを明確にすることをおすすめします。
仕事を楽しむ方法
ここまでで、仕事が楽しい人の特徴について下記の5つが見られるとお話しました。
- 目的意識を持って取り組んでいる
- 主体性があり、率先して行動をしている
- 意思決定をすることを大切にしている
- ネガティブなことをポジティブにする努力をしている
- 自分の欲しいものを理解している
また、日々の仕事に対してできれば楽しいものにしたいと思っているはずです。
ただ、多くの人は仕事は辛くて苦しいもので、その対価としてお金をもらうと考えています。
では、そもそもなぜ仕事が楽しいものではないのか、どうすれば仕事が楽しくなるのかについて後編の記事で書きましたので興味のある方はそちらをご覧ください。
後編:仕事を楽しむ方法とは?楽しさの本質と仕事が楽しくないと感じる理由について
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