「伝えたいことが分かりにくい。もっと整理してから言って」
と話をしている中で言われたり
「周りの人から仕事が遅く、できない人だな」
と思われていると感じる時ってありませんか?
誰しも、仕事が遅い、仕事ができないと思われるのは辛いものです。
そして、できることなら「〇〇さんに任せると早く終わるから助かるよ!」と思ってもらいたいものでしょう。
そこで、今回は仕事が早い人の特徴と仕事を早く終わらせられる人になるためのコツについて書きました。
ご自身に当てはめながら取り入れやすそうなところがないか考えながらご覧下さい。
目次
仕事が早い人の特徴
理解力に長けている
仕事が早い人は理解力に長けています。
仕事を覚えたての時にも理解力はもちろん大切ですが、ビジネスの現場では形式化されていることをするのはそれほど多くありません。
そこで、重要になってくるのが相手が求めていることは何なのかを正確に理解することです。
求められていることが正確に理解できているとやるべきことが明確になり、成果を出すために必要なことに集中ができます。
また、仕事を任せる上司からすると、しっかりとすり合わせができている人に対しては安心して仕事を任せられるものです。
ただ、一度のすり合わせで求められていることを正確に行うのは難しいので、60%くらいの叩き台を締め切り前に作成し、チェックをしてもらうようにしましょう。
そこから完成度を高めていくことができれば早く、いい仕事をする人と周囲から思われるようになりますよ。
向上心が強く謙虚
仕事が早い人がはじめから仕事が早かったのかというとそうではありません。
中には、学生時代に長期でインターンをしていて社会人としての足腰を鍛えてきた人もいるかもしれませんが、大抵の場合入社当初の段階ではそれほど差はありません。
ただ、仕事をしていく中でスピードが遅く、残業をしたり、上司から仕事の進め方を指摘されることを経験すると何度か落ち込むものです。
この落ち込んだ際に、その悔しさをバネにどうやったら仕事を早く終えられるのか?と
本で学習したり、ロールモデルとなる先輩を見て謙虚に学び続けることで改善していくことができる人は、周囲と比べて速く成長していけるのです。
向上心と謙虚さを持って仕事に取り組めると吸収力や成長の速さは大きく変わるので意識してみてはいかがでしょうか。
逆算思考がしみついている
仕事が早い人は、逆算思考がしみついています。
まず、仕事の全体像が見えていると自分の立っている位置が把握でき、自分のペースで仕事を進められます。
また、タイムスケジュールをカレンダーやメモで管理することでやることを明確にするのも効果的ですね。
逆算思考とは、ゴールを設定して、具体的な課題を考えて、解決するための行動をとる。の一連のプロセスで、
このように、逆算思考で物事を考えることができると、むやみやたらに目の前の仕事に取り掛かることがなく、より効果的なアプローチをすることが習慣となります。
この習慣の積み重ねによって仕事の進めかたが洗練され、その人なりの型が生まれ、仕事はどんどん早くなっていくのです。
思考の絡まりが少なく、話が分かりやすい
仕事が早い人は、頭の中が整理されていて話す内容はわかりやすいです。
一方で、仕事が終わらない人の頭の中はごちゃごちゃとしていて
「で、つまるところ何が言いたいの?」「結論は何?」
と相手に言われてしまうこともしばしば。
なぜそもそも思考が絡まってしまうのかというと、先に考えていることと話をしている中で思いついたことがつながっていき、その人の世界観で完結してしまうからです。
このように整理できていない状態で相手に話をすることは不親切ですし、仕事を前に進めることは難しくなります。
はじめのうちは頭の中で構成を考えるのは難しいので、紙に書いて伝えるようにしてみてはいかがでしょうか。
メモに要点を書いてくる必死さは相手には伝わるものですし、好印象にもつながりますよ。
困った時には聞ける
仕事が早い人は、困った時に聞くことができます。
多くの人は、こんなことも知らないのかと言われるのが怖くて聞くことができないものです。
しかし、仕事が早い人は聞いた方が早いしそこまで相手の負担にならないことならば全然聞きます。
そして、普段周りの人を助けることも多いので聞かれた人も快く質問に答えます。
ただ、仕事が早い人は、聞く際にはできるだけ相手が答えやすいようにクローズドクエッションにします。
そして、要点を完結に聞くので、相手の時間に対する配慮の気持ちが見られ、聞かれた側もよっぽどでなければ不快になることはありません。
仕事が早い人になるには?
目の前の仕事に取りかかる前に段取りを作る
ついつい仕事を頼まれると、目の前のものから取りかかってしまうものですが、始める前に段取りを意識するだけで大きく仕事の生産性は変わります。
具体的には下記の3つのアウトラインを作り、その通りに実践をしていくことです。
①ゴールを設定する
②具体的な課題を設定する
③解決策を考えて実行する
まず、①のゴール設定ですが、頼んだ側が本当に得たい成果は何かまで思考を巡らせて設定することが大切です。
また、誰が見ても解釈のずれがないものにすることで認識のズレを防ぐことができます。
そして、①でゴールが設定できた後は、そのゴールを達成するうえで課題になることを洗い出し、その課題を解決できる策を考えましょう。
ここまでくれば、一度上司とすり合わせを行って筋が良さそうであれば行動に移しましょう。
よくインプットやプランを練るのに時間をかける人がいますが、プランは早く作って、上司の方とすり合わせを行い、足りなかったところはその都度補っていくのが効果的に仕事を進めていく上で大切だと私は思います。
仕事が早い先輩や同僚を真似る
仕事が早い人にどうしたらなれるだろうと考えるときにはロールモデルを作ることをおすすめします。
仕事が遅い人は端から見てすぐ分かるように、仕事が早い人もまた良い意味で際立って見えます。
ただ、仕事が早い人の行動をすべて真似るというのはそれほど効果的ではありません。
なぜならその行動のすべてが真に効率的だとは限りませんし、自分に合う合わないということはどうしてもあります。
なので、一人だけではなく数人ロールモデルを作り、彼ら彼女らの行動の中で自分に合っていそうだと思えるものを真似ることをおすすめします。
そうすると、ただ真似るだけではないあなたなりの働き方が生まれ、実践し続ければ自ずと成果となっていきます。たまには息抜きもしていきながら継続していきましょう。
おわりに
今回は、仕事が早い人に見られる特徴や仕事が早い人になる方法について書きましたがいかがでしたでしょうか。
段取りを作ってから行動をするや、仕事が早い人のいいところを吸収することはあなたの心持ち次第でできることですので、ぜひ日々の仕事の中で取り入れてみて下さい。
仕事が早くなると日々の余裕が大きく変わるので、あなたなりに合った働き方をなるべく若いうちに身につけましょう。