「仕事もプライベートも、満たされることがない・・・」
「生きがいがなく、今後もこの感じが続いていきそう」
と思うことってありませんか?
毎日が面白くないと感じ、目の前のことに意味を見出せないまま平凡な日々を過ごしていくことは疲れるものです。
そこで今回は、「生きがいとは何か」、「生きがいがあると生活がどう変わるか」、「生きがいを感じられることの見つけ方」についてお話しします。
まずは、「生きがいとは何か」について見ていきましょう。
目次
生きがいとは
「生きがい」は、広辞苑では「1生きるはりあい 2生きていてよかったと思えるようなこと」と書かれています。
好きな漫画やアニメを見る、
友人と飲みに行く、
いろんな国や国内旅行をする。
また、勉強や資格試験、スポーツ、筋トレを行っている時など、
生きがいを感じる瞬間は人それぞれです。
「やりたいからやると思えることがあって、そのことをすることで心が満たされる」
「自分が心地いいと思う人たちと時間を過ごせていて、その時間が何よりも幸せ」
このように、自分が楽しいと思えることが生活の中にあることは素晴らしいことです。
ただ、「本当にやりたいからやっているのか」「心から幸せだと思える人間関係を築けているか」という視点で見てみると、生きがいと言えるものではないと感じる方も多いのではないでしょうか。
人それぞれやりたいと思うことや心地いい人間関係は違い、このやりたいことや良質な人間関係というのは「他人軸」ではなく「自分軸」で考えることで出てくるものです。
生きがいとはこうありたい、こんなことをしたいと本心から思うことをしている時に感じるもので、自分が求めていることに近づいていくことは楽しく、充実感を感じながら日々を送ることになります。
自分軸で考えるときは、「好き、嫌い」といった感情に耳を傾けることや「自分にとって意味や価値を感じるか」という一歩踏み込んで考えていくのは効果的です。後ほど紹介する「生きがいになることの見つけ方」のパートと合わせて、取り入れられそうなものはぜひご活用ください。
生きがいがあると日々がどう変わるか?
では続いて、生きがいがあることで日々の生活がどう変化するかについて見ていきましょう。
・目の前のことに一喜一憂しにくくなる
・自分にとって意味や価値を感じることをしている時間が多くなる
・やる気や原動力が湧き、やりたいからやっている状態になる
・達成感だけでなく、プロセスにも充実感を感じることができる
・気が合う人たちと出会える確率が高まる
人生の指針があると、目の前の結果が全てという考え方がうすまり、気持ちの浮き沈みの幅が小さくなります。
そして、自分にとって意味や価値を感じることをしているため、やりたいからやっている、達成感だけでなくプロセスにも充実感を感じられるようになってきます。その結果、相手に貢献できると感謝される機会も出てくると、より好循環なループに入っていくことができます。
また、生きがいとはその人の価値観部分に近いものでもあるので、自分がその道を歩いていると、あなたに似た価値観を持つ人たちと会う機会がだんだんと増えてきます。このようにして出会った、真に仲間と思える人たちとの関係はとても貴重ですので、ぜひ大切にされてください。
生きがいを感じられることを見つけるには?
「好きなことや興味のあること」を洗い出し、まずは小さくやってみる
これが自分の生きがいだと思えることは、多くの場合すぐに見つかるものではありません。
少し気になって実際にやってみる中で、「お!これ面白い。もっと知りたい」と思えるものが見つかり、それを続けていくことでどんどん好きになっていくものです。
また、「これかも?」と思った時には、本気で取り組んでみるのも自分の好き度合いを測る一つの方法としておすすめです。
いきなり見つけようとするのではなく、まずは好きなことや興味があることを小さく始め、心の満たされ具合を感じながら大切に育まれてみてはいかがでしょうか。
「強み」から見つけていく
生きがいになることを見つけていく際には、「好き、嫌い」や「自分にとって意味や価値を感じるか」を考えることが大切だと先ほどお話ししました。
ただ、好きなことや自分にとって意味や価値を感じることを考えることと並行して、強みから考えていくことも効果的なアプローチ方法の一つです。
強みを考えていくと、好きで得意なことに気づくことがあります。自分が得意なことは当たり前すぎて好きなことを考えている際には出てこなかったりするため、好きなことの抜けがないかの確認の仕方として効果的です。
またその他にも、強みは相手に何かしらの貢献ができていることが多いものです。
「他者に対して、〇〇の貢献のしかたをした時に自分は嬉しいと思う」というのが分かるとあなた独自の生きがいを感じるポイントが見つけることができます。
憧れているのはどんな人ですか?
「あなたが今憧れている、かっこいいと思うのはどんな人ですか?」
生きがいを見つけていく上で、ロールモデルになる人から探すというのは一つの方法なので最後にご紹介します。
憧れている、かっこいいと思う人というのはあなたが直感的にこうなりたいと思っている姿である可能性が高いです。
〇〇さんのようになりたいと思う人が見つかったら、その人のどういったところにひかれるのか、何故そのように思うのかというところまで考えるとよりありたい姿の解像度が高まります。
このように、ロールモデルとなる人について考えていくと将来ありたい姿のイメージを掴むヒントになるので、この機会にぜひお考えください。
おわりに
生きがいというのは、何かをするためのやる気の元になるもので、生きがいが見いだせると楽しさや喜びといったことが自然と感じられるようになってきます。
すぐに見つけられなかったとしても、意識をして探していると徐々にしっくりくるものが見つかっていくものですので、自分が好きなことは何か?意味や意義を感じることは何か?強みの中に生きがいにつながるものは隠れていないか?という具合に日々を過ごされてみてはいかがでしょうか。より良い生き方になっていくことを願っております。