「一生懸命努力しているのに周りよりも結果が出ない」
「余裕があるようにみえる同僚の方が成果が出ていて悔しい」
「自分も成果をだして周りの人から褒められたい」
要領が悪い人は、同じ仕事をするにしても時間がかかってしまいますし、時間がかかるようなやり方を選んでしまうのは特徴的です。
あくまで、成果を出すのが目的です。そして、そのためには要領がいい方が成果を出しやすいのは明白と言えます。
そこで、今回の記事では「要領が悪い人の特徴」と「要領がいい人になるための方法」について書きました。自分自身に当てはめながら見てみてください。
目次
要領が良い人の特徴
- 完成度を高めるためにフィードバックを早めにもらう
- 周囲の人にうまく頼ることができる
- 常に「目的」を考えている
- やらないことを決めている
- 他者の意見を素直に受け入れる
要領がいい人は上記の特徴がみられます。
早めのフィードバックをもらうことや目的を明確にして仕事に取り組むことは基本ではあります。
ただ、やらなければいけないことが無限に降ってくる状況ではなかなか優先順位を決めて行動することは難しいものですよね。
要領がいい人の特徴の理由については下記の記事で詳しく書きましたのでよければご覧ください。
(関連記事:要領が悪い人必見!要領がいい人に共通する5つの特徴)
要領が悪い人の特徴
仕事や納期に追われており、常に慌てている
要領が悪い人は仕事や納期に追われていて常に余裕がありません。
これは、明確に優先順位を決めれていないためで、全体像がわからずにとにかく目の前にあることを行うということになります。
また、仕事の納期にリアリティがなく、このくらいやれば締め切りにはギリギリ間に合うだろうと考えています。
すると、突発的なトラブルが起きた際には余裕がないため頭が真っ白になりさらに慌てているように周りからは映ることでしょう。
1人ですべて抱えている
要領が悪い人は一人ですべてを抱える傾向があります。
単純に人に頼るのが苦手ということもあるでしょう。ただ、一人でできる仕事の範囲は限られているので自分の手から自分じゃなくてもできることは手放していく必要があります。そして、このタスクの振り分けが要領のいい人は上手なのです。
ここで、タスクを割振る時に大切なのがタスクの細分化で、何をいつまでにどのクオリティで相手にやってもらいたいのかを明確に伝えることで、それができなければ望むような結果を得ることは叶いません。
なので、一人で全てを抱えてどれもパンク寸前になっているようだったら周りの人が取り組んでいるタスクに気を配って、お願いできそうな人が見つかれば自分の手元から仕事を手放していってみてはいかがでしょうか。
理想は高いけど行動に移せていない
要領が悪い人は理想は高いけど行動に移せていません。
完成度の高いものを作ろうとするけどなかなか行動に移せない時ってありませんか?
理想が高いと始めるまでの計画のところで時間がかかってしまいますし、行動に移すハードルはどうしても上がってしまうものです。
行動して高い目標を達成したい自分はいるけどなかなか理想と現実のギャップを埋めることができない日々が続くと自分に対しての信頼は薄れていきます。
そして、全体像が見えていないとどう時間を割り振って目標を達成するのかという計画を立てるのは難しくなるので、高い理想を実現していけるように全体観をつかんだら目の前のことをとにかく終わらせていくのはいかがでしょうか。着実に成功体験を積めると自信になっていきますよ。
要領がいい人になるには
タスクを細分化して人に任せる
先ほど、要領が悪い人の特徴で「1人ですべてを抱えている」ということを紹介しました。
要領がいい人になるためには、まず変なプライドを持たずに必要なことであれば周りの人にもっと頼りましょう。
しかし、周りも任された内容がざっくりしていると仕事を受けにくいので、何をいつまでにどのクオリティで作って欲しいのかを明確にして、お願いするようにしましょう。
そして、自分の手元から仕事をどんどん手放していってみてください。
ただ、一度ならばいいですが、何回も一方的にお願いをしては相手も疲弊してしまい関係性に溝が生まれるので、周囲の人が抱えているタスクに目を配って手伝えそうなことなら率先して行うことでいい関係を築くことも大切ですよ。
スタートのハードルをできるだけ下げる
脳の中には反射的に物事を判断する部分があり自分を守るためにやらない理由を実にクリエイティブに探します。
しかし、5秒の間はやらない理由を探しません。この脳の特性のことをメル・ロビンス氏はTEDトークの中で5秒ルールと言っています。
なので、思い立ったら5秒以内に行動することを嘘だと思って試してみてください。そして、何をすればいいのかが分かりやすい簡単な作業から始めることでスタートのハードルをこれでもかと言うほどに下げるのです。
実際、私も朝起きるときにこの5秒ルールを使っていて、5秒の間はつらいのですが一度起きてしまうとその後の何分、何時間がつらくなくなりますし、つらいのははじめの5秒間と知っているので最近では無理なく起きられるようになりました。
また、やる気がなくても手を動かしていると脳は作業興奮を起こし、やる気が起きるといった性質があります。
これは、脳にある側坐核が大きな役割を担っています。このやる気と側坐核の関係については下記記事に書きましたのでよければご覧ください。
このように始める際のハードルを低くし、5秒ルールと作業興奮を活用するとモチベーションが低い時でも行動を起こすことができるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
(関連記事:やる気が出ない原因とやる気を出すのに効果的な5つの方法)
50%の出来でいいので早めにアウトプットを出す
要領が悪い人によく見られるのが細部へのこだわりです。
この細部へのこだわり自体はいいことなのですが、大筋がそもそも間違えていればその資料やサービスは一から作り直す必要が出てきます。
そういった残念な自体を避けるためにも、議論の叩き台ができたら「プロトタイプを作ったので一度意見をもらえないでしょうか」というスタンスで上司に掛け合ってみてください。
正直、完璧主義な人は完成度の低い状態で見せることに対してはじめは抵抗があることと思います。ただ、上司も「今回は今後の方針を決めるための話合いだ」と分かって話に応じるので完成度についてあなたがそれほど気にする必要はありません。
そして、概ねの方針が決まったら肉付けをしていき完成度を高めていきましょう。仕事の進め方だけでも要領はあげることができますよ。
おわりに
職場で要領が悪いと言われたことのある方は、3つの要領が悪い人の特徴のうちいくつ当てはまりましたか?
今回、なぜ要領が悪い人が「仕事や納期に追われており、常に慌てている」「1人ですべて抱えている」「理想は高いけど行動に移せていない」といった特徴を有するのかについて書いたので原因が分かったかと思います。
そして、要領がいい人になるための方法も3つ紹介しましたので、取り入れやすいものがありましたら実践していただけたらと思います。
同僚から「なんか変わったね。」とビックリされるようになるはずですよ。のびのびとあなたらしく働けることを願っています。