やり抜く力(GRIT)が成功する上で重要な理由と、身につけるための4つの方法


 
社会人になって、数年が経ち、同期や他社で働く友人と自分を比べて

「入社したときは、同じくらいの実力だったのに、気付いたら〇〇くんと大きな差が開いてしまったな」

「最初、成果を出しそうと上司や同期から期待されていたのに、数年経った今ではすっかり埋もれてしまった」

と帰宅中などにふと思ったことってありませんか?

そうはいっても

「会社や上司から求められることに対して、人並みにはできているはずだし、日々頑張っている。」

ただ、気づいたら広がっている同期との差。

では、この入社後に生まれる大きな差は何が原因なのでしょうか?

私が、成果をあげている方々を見ていて共通して感じた特徴があります。

それは、「やり抜く力」の強さです。

また、成果を出す人に多く見られるのが目標の明確さで、

達成したい目標にたどり着くためには、

自分の目指している目標がどのくらい難しいことなのか、

何をすれば着実に近づけるのかを細かいところまで考えています。

そして、やるべきことが決まると、徹底的にやり抜くことで周囲と大きな差を生んでいくのです。

そこで、今回の記事では「やり抜く力ってそもそも何か」ということから、「実際にやり抜く力を手に入れるにはどうすれば良いか」について書きましたのでご覧ください。



やり抜く力とは

先ほど、やり抜く力が成果を出して成功していく上で重要だと言いました。

ただ、何があるとやり抜く力が強いといえるのかと聞かれると答えるのは難しいのではないでしょうか。

そこで、やり抜く力について見ていきましょう。

ペンシルベニア大学教授のアンジェラ・ダックワース氏は著書「GRIT-やり抜く力」の中で、「情熱」と「粘り強さ」の2つが重要であると述べています。

このように、自分の情熱が明確になっていて、目の前の仕事に対して自分なりの意義を見出して最後までやりぬくことで、圧倒的なパフォーマンスとなるのです。

では、具体的にやり抜く力が強い人とはどのような特徴があるのでしょうか?

やり抜く力が強い人の7つの特徴

私が考えるやり抜く力が強い人の特徴は以下の7つです。

【やり抜く力が強い人の7つの特徴】
 
①どの分野でも一定の成果を出せる
②目の前のことを徹底的にやる
③野心がある
④現状に満足せずに挑戦を好む
⑤仕事に対して、自分なりの意味づけが上手い
⑥生産性に対する意識が高い
⑦充実感を持って仕事をしている

 
みなさんはいくつ当てはまっていましたか?

これらすべてが当てはまっている必要はありませんが、目の前のことを徹底的に行うことで、どの分野でも一定の成果を出せるというのは、成果を出している友人を見て強く思います。

また、それら成果が出ている方々の中で特に抜きん出ている人は充実感を持って仕事に取り組んでいます。

目は生き生きとしていて、就業時間があっという間に過ぎて仕事が終わってからも、趣味で勉強を重ねる。

こうやって、コミットメントが高い上に充実感を持って取り組んでいる人が成果をあげるのは当然ですよね。

ただ、ここで注意したいのは、今あなたが戦っている土俵はこのようなやり抜く力が強く、充実感を持って取り組んでいるという点です。

なかなかに手強いですよね。

では、以下ではやり抜く力が強い人が持っている強い情熱、そしてその情熱から生まれてくる充実感がなぜ成果をあげて、成功していく上で大切なのかをお話します。



やり抜く力が強い人が成功する理由

充実感を持って仕事をしている人は、

「将来のなりたい自分像や、やりたいこと」がある程度明確になっています。

なので、日々行う仕事に対して、自分なりの意義を見つけて取り組むことで、
自分が求めている姿へ近づいていると感じることができます。

そのため、充実感を感じていない人よりも、多くの時間を仕事に費やしますし、夢中になれるのです。

よく、「夢中には勝てない」といいますがその通りです。

(関連記事:充実感を仕事に求めると違う世界が見えてくる。

この自分が求める姿へ仕事を通じて近づいている状態が、「やり抜く力」を大きく強めることとなり、目の前の困難に対して粘り強く立ち向かい、実績が積み重なります。

そして、この1つ1つの実績の積み重ねが、将来のビジネスマンとしての、「成功」を形作っていきます。

これが、情熱が強く、やり抜く力が強い人が成功する理由です。

やり抜く力を手に入れるには

では、どのようにすれば
『やり抜く力』を手に入れることができるのでしょうか。

私たちが議論したところ、以下の4つのことを行うことに行き着きました。

① 自分の好き嫌いをはっきりさせること
② 自分が、心から将来やりたいことを明確にする
③ 目の前の仕事に対して、自分なりの意味を見出す
④ つらい時には、希望の力を利用する

 
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

① 自分の好き嫌いをはっきりさせること

何かをやり抜く時に、好きではないけど最後までやり抜くことができるのは素晴らしいことです。

ただ、好きでないことはその一瞬は頑張れますが、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかってしまいます。

また、長続きしません。ですので、自分はどんな時に楽しいと感じるのか、ストレスを感じるのかを最近あったことでも、過去に経験したことでも良いので紙に書き出してみましょう。

特に、現在不安に感じることやストレスに感じることは、紙に書いて見ると和らぐことがほとんどなので、少しでもストレスを感じたさいはぜひ書き出してみてください。

② 自分が心から、なりたいと思う将来像や、やりたいことを明確にする

こちらは、先ほどの①でお話した、自分の好き嫌いをはっきりさせることを発展させたものです。

①で行った、これまでの人生を振り返ってみてどんな時に楽しいと感じたのか、
パフォーマンスが高かったのかを整理した上で、

一つ一つのエピソードに対して、「なぜ楽しかったのか?」と質問してみましょう。

そして、自分が充実感を得れるのはどういった状態の時なのかを明確にしていくのです。

またこの時に、社会から求められるという要素もいれるとさらに良いです。

なぜならば、社会から求められていないことに対して、人々はをお金を払いたいと思わないからです。

ただ、いきなり社会から求められることっていうのはハードルが高いので、
まずは「誰かの役に立つことって何かな?」と考えることからはじめてみてはいかがでしょうか。

あなたが周りに貢献できることは何かと考えてみてください。きっと充実感を感じれますよ。

そして、このなりたい自分像を明確にすることに関してはもっと書きたいのですが、分量が多くなりすぎるため詳しくは別記事にて記載しました。よろしければご覧ください。
(関連記事:やりがいのある仕事の特徴と見つけるための5つのステップ

③ 目の前の仕事に対して、自分なりの意味を見出す

特徴のところで挙げましたが、やり抜く力が強い人は自分なりの意味づけが上手いです。

ただ、この意味づけというのは、「自分にとって何が価値があるのか」が明確になっていないと難しいでしょう。

なので、なりたい自分像を明確にすることで、今取り組んでいることに自分なりの意義を見出しましょう。

また、自分なりの意味を見出す際には「理念」がのるので、オリジナリティのあるものになり、歯車感を感じることを減らす方向に働きますよ。

④ つらい時には、希望の力を利用する

ただ、何かをやり抜くとなると、必ず苦しい時期があります。その時に、踏ん張るためにおすすめなのが希望の力を利用することです。

今はしんどくて辛いかもしれませんが、これを乗り越えれば自分が心から達成したいと思えることに確実に近づけると思うと、大抵のことは乗り越えられるものです。

なので、なりたい自分像を明確にすることは、非常に大切なのです。

おまけ:「成長」を第一動機にしない

こちらの「成長」を第一動機にしないは、就職活動の際やビジネスの現場で良く耳にする、「とにかく成長したい」というフレーズに対しての私なりの意見です。

成長とは、心から達成したい目的や目標があって、
その目的を成し得るための手段に過ぎないからです。

自分が本当に達成したい目標や目的を設定せずに成長を追い求めるのは、
ゴールがあいまいな短距離走を繰り返しているようなもので、疲弊してしまいます。

また、何にでも手をつけたけど途中でやめてしまうことで、
いろんなことをやったけど何もできない人になってしまいます。

こういった傾向は、特に上昇志向の強い人に多いように感じます。

上昇志向が高いことは素晴らしいことですが、一旦落ち着いて、今の成長は自社だけで通じるものではないか?将来のなりたい姿に近づけるものなのかと考えてみましょう。

そして、自分は将来どうなりたいのか、何がしたいのかを明確にして、
長期的な視点を持ってぶれない自分を作っていきましょう。

きっと、昨日よりも自分を好きになれますよ。

(関連記事:仕事に成長を求めてはいけない。天職を見つけよう。

まとめ

今回は、世の中で、成功者と呼ばれる方々が共通して持っている「やり抜く力」についてお話してみましたがいかがでしたでしょうか。

私自身も、「とにかく成長したい」そう思っていた時期もありました。
ただ、明確な動機がない状態では、日々の目標を達成することがやっとでモチベーションが長いこと続くことはありませんでした。

しかし、「自分が将来心からやりたいと思うこと」が明確になった日から、

自分のもてる、「やり抜く力」を大いに発揮できる回数が増えてきました。

そしてやり抜く力は、この記事を読んでくださった方々全員が持っていると、私は思います。

そのやり抜く力を最大限発揮できるようにするために

『自分が心から、なりたいと思う将来像や、やりたいことは何か?』

という問いに対して答えられるようになるために

まずはじっくりと、自分自身と向き合ってください。

そしてこの記事が、「自分にとっての納得のいく人生とは何か」と考えるきっかけになれば嬉しい限りです。