プロフェッショナルとは。一目置かれる人になるためにまずやるべきこと


 
「プロフェッショナル」

この言葉には、どこか特別な感じがします。

スポーツの世界でプロとアマという言葉がありますが、お金をもらっていればプロであるというのならば給料をもらっているサラリーマンは全員プロフェッショナルなのでしょうか?

いえ、そうではありません。

実際、プロフェッショナルと周りから思われる人というのはごく一握りです。

プロフェッショナルらしくない行動は、あなたやあなたが勤めている会社の信用を落とす恐れがあり、一度落ちてしまった信用はなかなか取り戻すことはできません。

そこで今回は、

・プロフェッショナルとは何か
・プロフェッショナルな人の特徴・心得
・プロフェッショナルな人になるためには?

について書きましたので、参考になる部分ありましたらぜひ日々の仕事に取り入れてみて下さい!

プロフェッショナルとは?

プロフェッショナル(Professional)とは、専門家を意味します。

医師や弁護士などの専門性が高く、資格があるものであれば専門家というのもイメージしやすいかと思います。

ただ、仕事におけるプロフェッショナルというのには、特に資格がある訳ではありません。

娯楽や趣味の枠を超えてその人特有の職能を発揮し、お金をもらって職責を全うする仕事人を周囲の人が「プロフェッショナル」と呼ぶのです。

そして、このプロフェッショナルと呼ばれる人々は、各々が向かい合っている分野に対して深い知識をもち、自分の専門スキルを活かして相手に圧倒的に貢献します。

また、彼ら彼女らの多くは、

戦う領域を選び、その領域で戦うことが自分事として納得できており、

その上で、自分が果たすべき義務を全うする責任をもち、その結果として得られる権利をしっかりと享受しているのです。

このように自分で納得して行なっているので、行動した結果得られる権利や報酬は本人にとって嬉しいものとなり、提供することによって培った力や信頼などを活かしてさらにプロフェッショナルの階段を登っていくのです。

プロフェッショナルな人の特徴・心得

目標達成のために妥協がなく、全力を尽くす努力を惜しまない

プロフェッショナルな人は、目標達成のために妥協がなく、全力を尽くす努力を惜しみません。

仕事をする上で目的や目標は、当然出てきます。

これらに対して、普通の人であれば全力をだすことに躊躇してしまう場面であっても、プロフェッショナルな人は、目標達成のために自分ができることであれば全力を尽くす努力を惜しみません。

そして、頼まれたこと以上の結果を出すよう毎回向き合うため、信頼が溜まっていき、異なる仕事の場合であってもこの人に任せれば今回も達成してくれるだろうという期待感を持って仕事を依頼されることとなるのです。

全ての責任は自分にあると考え、前回も乗り越えられたから今回も、そして次回も自分ならできるという形にポジティブな自信のループに入って行くことができるのです。

顧客利益を何よりも優先する

プロフェッショナルな人は、顧客利益、顧客満足を何よりも優先します。

人は、ついつい自分の利益や満足感を重視してしまう生き物で、顧客のためと思っていても無意識のところで自分がこうしたいと思うことをしてしまうものです。

ただ、顧客が求めることや欲求を充足させることこそが仕事の本質であり、その提供レベルが異常に高いのがプロフェッショナルです。

「顧客にとって最も価値のある提案ができているか」

これが、プロフェッショナルが常に考えていることです。

高度な専門知識を有している

プロフェッショナルな人は、高度な専門知識を有しています。

先ほど、プロフェッショナルは専門家であると言った通り、対峙している課題や壁を乗り越えるための専門スキルを有しています。しかも非常に高いレベルでです。

高度な専門スキルを身に着けるために、日々自己成長のためにお金と時間を使っており、成長自体が目的とならず顧客利益や顧客満足を高めるための手段として成長をしています。

こうやって、積み重ねてきた土台があるからこそ顧客への価値提供を自分ならできるという自信が生まれるのです。

高い倫理観や道徳観に基づいた行動をとる

プロフェッショナルな人は、高い倫理観や道徳観に基づいた行動をとります。

日々、仕事と向き合っていると多くの意思決定をする必要がありますし、プロフェッショナルな人はその意思決定の数は大きく、責任も重くなりがちです。

そのような中では、妥協をしてしまったりだとか、顧客のためにはならないけど、短期的にこちらの選択をした方が儲かりそうという場面に遭遇することになります。

このような時にこそ人の真価は問われ、「妥協してしまったり、本質的ではない提案をすることは一貫してしない」のがプロフェッショナルな人です。

高い倫理観や、道徳観に基づいて、この選択をすると相手のためにならないし、何よりも自分が自分を許せない。

そのような思考だからこそ、「顧客にとって最も価値がある提案は何か?」という視点で考えることが自然とできるのです。

プロフェッショナルな人になるためには?

これをすればプロフェッショナルにすぐになれます!ということは残念ながらありません。

ただ、環境によらず、実践できることはあるなと思い3つほど書きました。

あ、これはできていなかった!というものだったり、取り入れたいと思うものがあればぜひ参考になさって下さい。

自分の尖る部分を磨く

プロフェッショナルな人にもできないことや苦手なことはあります。

ただ、苦手なことをいくら克服したとしても平均くらいにしかならないことが分かっています。

ただ、例外的に苦手なことをした結果、尖る部分がさらに輝くという場合は場合に応じて克服しようとするというのが基本的な姿勢です。

しかし根本にあるのは、「自分が相手に価値を提供したい方法を自分の意思で決め、その価値提供をするために必要な専門スキルをとにかく磨き、尖らせることに自分の時間やお金を使う」ということで非常に一貫しています。

なのでプロフェッショナルへなっていきたいという方は、

「現在あなた自身の中でヘコんでいる部分ではなく、少しでもいいので尖っている部分」

にぜひ目を向けてみて下さい!

そして、その尖っている部分をさらに尖らせることに集中してみてはいかがでしょうか。

自分視点に陥っていないかを確認する

何かを意思決定する際には、自分のエゴが出たり、考えが正しいと思ってしまうものです。

ただ大抵の場合、自分が考えたことというのは実際よりもよく思えるもので、そのまま突き進むとよくない結果になることが往々にして起こります。

仕事において何よりも大切なのは、「自分が満足できるかではなく、相手が満足できるか」ということで、その上で自分も相手も満足できる仕事を選択できる人は真のプロフェッショナルと言えます。

「顧客が満足いくものを生み出す際に、自身の邪魔なエゴが入っていないか?」そのエゴによって、成果物の質が落ちていないかということをぜひ確認する習慣をつけてみましょう。

目の前のことに全力で取り組む

最後に、紹介するのは目の前のことをとにかく全力で行うということです。

今、あなたが向き合っている仕事というのは、本来的にプロフェッショナルとして活躍したい分野のことではないかもしれません。

ただ、目の前のことに1週間全力で取り組める人は、

1ヶ月間他のことであったとしても頑張ることはできるもので、

1ヶ月頑張れる人は、1年

1年頑張れる人は、5年

5年頑張れる人は一生頑張ることができるものです。

このように、全力で目の前のことに取り組むことで、

あなたの根底にあるマインドは鍛えられ、壁を乗り越えることを繰り返すことで、次に壁が出てきた際の乗り越え方や使う武器

が分かるようになってきます。

何をしたらいいか分からないし環境を変えるのは億劫だという方は、ぜひ目の前のことに全力で取り組むことをやってみてください!

突き詰めてやってみることで、やっぱりこの分野は自分が磨くべき分野ではないということを早い段階で分かることにもなるのでおすすめです。

おわりに

今回は、プロフェッショナルとは何か?そして、特徴やプロフェッショナルな人になっていくためにきっかけとなることについて書きましたがいかがでしたでしょうか。

仕事というのは、人生の中でかなりの部分を占めるものです。その時間を自分の強みを活かして生きるのか、仕事は辛いものと思ってただただ耐えて生きるのかと今一度考えてみてはいかがでしょうか。

ご紹介した内容が、あなたのキャリアにおいて少しでもプラスになるきっかけになれば幸いです。
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