自信家とは?7つの特徴、いい自信家と悪い自信家の違いについて

周りの意見を聞かずに自分の意見をつき通してくる人。

自分が正しい、自分を中心に物事が動いて欲しいというのが伝わる人というのは、どのコミュニティにもいるものです。


これは自信家の人たちによくある特徴で、いつも自信に満ち溢れている自信家の人は日本だと少数派で、良くも悪くも目立ちます。

またそういった人たちが近くにいることでストレスをかかえ悩んでいる人は多いことと思います。
今回は、このような自信家の人たちの心理や共通する特徴、上手な付き合い方について紹介していきます。

自信家とはどんな人?

自信家とは、「根拠があるなしに関わらず自分に自信がある人」のことを指します。

常に自信に満ち溢れており、「自分には何らかの才能がある」「自分は他の人より優れている」と考えていています。


もちろん自信家の人がすべて悪いわけではなく、いい自信の持ち方をしている人もいます。

では、いい自信家と悪い自信家を分けるものはなんなのでしょうか。

以下に、特徴をまとめましたので、身近な人を思い浮かべながらご覧ください。

いい自信家と悪い自信家の違いは?

自己肯定感や自尊心が強く、特に優れたところはないけど他の人たちの事を格下と見下し、自分のことをできる人と思っているパターンの人が「悪い自信家」です。

また、自分の実力を分かっていないので、目標を達成する上で必要なことや努力量が分かっていません。そのため達成できない目標に対して付き合う周りの人にも大きなストレスを与えます。

逆に良い自信家とはどんなひとの事をいうのでしょうか。

実際に成功体験を重ね、自分のあげてきた成果に対して自信を持っているパターンの人が「良い自信家」です。

良い自信家のひとは謙虚さと向上心を人一倍持ち合わせています。

自分に足りないものが的確に捉えられているので、その力を身に着けるのに必要なインプットや経験をすることを欠かしません。その上で、目標を高く持ち、もっと良いものにしたいといった向上心も高いので、どこまでも上を目指します。

ただその目標意識が高すぎるがゆえに周りがついていけずにストレスを感じる人も多いです。

自信家の心理とは?

万能感、自分ならできると思っている

自信家の心理の1つ目は「万能感、自分ならできると思っている」です。

「自分は特別だ」「自分なら何でもできる」といった万能感を持っている人っていますよね。

幼少期に親からちやほやされるなど過保護な家庭に育つと、こうした根拠のない万能感を持ちがちです。

称賛されたい

自信家の心理の2つ目は「称賛されたい」です。

自分の自慢話や過去の栄光を延々と披露してしまう人っていますよね。

自分は特別扱いされて当然だと思っているので、「周りから称賛されたい!」という気持ちも人一倍強くなっているのでしょう。

大きなことを好む

自信家の心理の3つ目は「大きなことを好む」です。

自信家は自己肯定感の高さから、自分は人とは違う存在だとも考え、夢見がちな一面を持っている人が多いです。

自分が誰からも注目される存在になりたいという一心から、いつかは成し遂げたい広大な夢や目標を持っているのも特徴です。

周囲より抜きん出た存在になりたい

自信家の心理の4つ目は「周囲より抜きん出た存在になりたい」です。

周りよりも自分本位に物事をすすめていく人っていますね。

周囲から一目置かれる存在になれば皆から注目されて構ってもらえるため、抜きんでた存在になって目立ちたいと考えるからです。

話を盛る、自己顕示欲の高いSNSを頻繁に投稿するなど、抜きんでる存在になるために色々な行動をする人が思い当たる方もいるのではないでしょうか。

できないと思われたくない

自信家の心理の5つ目は「できないと思われたくない」です。

自分の失敗について何も語らない人っていますよね。

「自分なら何でもできる」という万能感を持っていて称賛されたがる傾向にあるので、出来ないと思られることにおおきな不快感を感じるからです。


また、自分以上に褒められている相手には強い嫉妬の感情を抱く傾向にあるので注意が必要です。

自信家の特徴

他人の目を気にしない

自信家の特徴の1つ目は、”他人の目を気にしない”です。

自分がしたいと思ったら周りが見えずにつっぱしる人っていますよね。
これは、他人からどう思われるかよりも自分の基準を大切にしているためです。

自分の基準が強ければ強いほど、思う状態になれていないことが大きなストレスになりえます。
通常、新しいことや人と違うことをしようとする時はためらいが出るもので、自信家の人も他人の目が全く気にならないという訳ではありません。

しかし、自分がいいと思ったことをする場合と周囲に合わせることとを天秤にかけて自らの基準に従った判断の方がいいと思えるため行動が用意にできるのです。

多くの場合、新しいことや人と違うことをしようとする時は、ためらいが出るものですが、他人の目を気にしないことで成果を出すための行動を起こせるのです。

自己中心的

自信家の特徴の2つ目は、”自己中心的”です。

周りの意見を聞かずに、自分のやりたいように事をすすめる人っていますよね。

これは、自分に自信があるので、周りの意見・行動よりも自分の意見・行動を優先させる傾向にあるためです。自分は誰よりも優れている、また他人の上に立った存在感でありたいという欲求から自己中心的な行動にでることが多いのです。

自己中心的な人といると振り回されることになり、疲れてしまうので自分自身を守る意味でも適切な距離感を意識されてみるのはおすすめです。

好奇心旺盛

自信家の特徴の3つ目は、”好奇心旺盛”です。

何事にもポジティブに挑戦していったり、興味の幅が広い人っていますよね。
これは自分ならできるという自信と、目標に向かって進むための向上心が高いので、何事にも挑戦的な姿勢で取り組むことが多いからです。

また色々なことに興味を盛ったり、刺激を受けたりすることを好む人も多いです。

好奇心旺盛でいろんな物事に挑戦する事は良い反面、行き当たりばったりになる危険性もあります。そなため、その人が言っていることだけでなく、自分自身でも考える癖をつけることが大切です。

自分の意見に絶対的な自信を持っている

自信家の特徴の4つ目は、”自分の意見に絶対的な自信を持っている”です。

他の人の意見に耳を傾けずに自分の意見を強く主張し続ける人っていますよね。

これは、なんでも自分ならできるという自信、自分以外役に立たないという思いを人一倍強く思っているからです。

その人の意見を真っ向から否定するのではなく、ある程度許容したうえで指摘してあげるということが必要です。

楽天的で計画性が十分でない

自信家の特徴の5つ目は、” 楽天的で計画性が十分でない”です。

何でもかんでも、それ大丈夫?と思うようなことでも、とりあえず挑戦しようとする人っていますよね。

根拠のない計画であっても、自分であればできるであろうという楽観的な考え方が、実行にいたるまでのハードルを下げているのです。

思い通りにならない時に不機嫌になる

自信家の特徴の6つ目は、”思い通りにならない時に不機嫌になる”です。

自分の意見・行動を指摘されるとすぐにカッとなるひとっていますよね。

それは自分の意見が誰よりも正しく、一番正しいと思っている傾向にあるからです。
例えば学校の先生が生徒を叱った時に、生徒が正論で反論するとそれをないがしろに否定する先生みたいな感じです。

ある程度は相手の考え方や行動を許容し、時には称賛したうえで、別の考え方も提示してあげるくらいの感じが良いのかもしれません。あまり刺激しすぎないということが一番大切です。

仕切るのがすき

自信家の特徴の7つ目は、”仕切るのがすき”です。

これも結局は上と同じく自分の意見が誰よりも正しく、他の人の意見・行動よりも自分の考え方が正しいのだから自分が仕切ったほうが上手くいくと考えるからです。

自信家同士がぶつかり合うとなかなか物事が進まない、これは国会の討論会でも多く見られる傾向であり、こういった会議は結果がなかなか見出せません。

ある程度どちらの意見も許容した上でみんなが納得いく着地点を見つけることは非常に難しいので、自分がどう思っているのかという気持ちをしっかり持つことも大切です。

自信家の人との上手な付き合い方

なるべく関わらない

自信家の人は自分の意見・行動に圧倒的な自信を持っているので、一緒にいてもなかなか自分の意見をいう事が出来なくなってしまいます。

そういったことが続くと自分を主張することが出来なくなっていき、思っていることをすべて心の中に閉ざしていきストレスの原因になっていきます。

また、攻撃的な面もあるので一緒にいると精神的に疲れてしまう可能性も高いでしょう。
大切なことはまず、その様なストレス環境から逃げる、つまりそのような人と関わらないことが無難です。

相手が欲しい言葉を提供する

自信家の人は自分が考えていることが一番正しいと思っているので、それを否定してしまうと人一倍プライドを傷つけられたと感じ不快感をあらわにしてしまいます。

そのため、自分の意見とは異なると感じても、ある程度相手の意見を許容して、意見を尊重してあげると上手に付き合っていくことができます。

オブラートに包んで意見を言う

これも先ほどと同じように、自信家の意見をある程度尊重したうえで、思っていることを率直に伝えてしまうと自信家のプライドにおおきな傷をつくってしまい、どんな仕打ちを食らうか分かりません。

ある程度オブラートに包んで意見をいう事で、プライドを傷つけることなく意見も伝える事が出来ます。

おわりに

今回は「自信家の人の心理・特徴」や「自信家の人への対応の仕方」についてお話ししましたがいかがでしたでしょうか。

自信家の人に今後遭遇する場面があれば、「自信家の人との上手な付き合い方」をぜひお試しください。