ストレスを発散する方法をネットや本などで調べていると、大声を出す、深呼吸をする、良質な睡眠や体を動かす、仲のいい友人や恋人と時間を過ごすなどいろいろ見つかります。
ただ、どれも目新しさがなく、なかなか実践する気が起きませんでした。
そこで今回は、私が実際にやってみて効果のあったストレスの発散法や対処法について書いていきます。
目次
ストレスを溜めやすい人の特徴
- 真面目で責任感が強い
- 完璧主義で細かいところが気になる
- 承認欲求が強く漠然とした不安がある
- 周囲の目が気になって自分が言いたいことが言えない
- 不確実なものに対して不安を抱きやすい
- 相手への期待が大きい
責任感が強く真面目なことは良いことです。ただ、全部を自分でやらなくてはいけないと思うとストレスが溜まりやすくなるものです。
また、相手に求めるものが大きいのも問題です。そもそもやって欲しいことの工数を明確に出さないで丸投げしても理想通りのものは出来ないものです。自分の期待値と相手ができることのギャップを埋めるように働きかけていきましょう。
最後に、承認欲求が強いと自分の行動に対する評価を相手に求めることになるので気疲れすることになります。そして、自身の承認欲求が満たされていないとどこか不安な気持ちになり認めてもらえないことがストレスとなってきます。
なので、承認欲求が強いと思う方はストレスが自分が思っている以上に溜まっている可能性があるので要注意ですよ。
ストレスへの対応が上手い人の特徴
- 課題の分離ができる
- 自分なりの意義付けが上手い
- 逆境は次に進むための踏み台だと知っている
- やりたいことが明確で自分の価値観がしっかりしている
課題の分離とは、自分の課題と相手の課題を分けて考えることで、自分でコントロールできるものは「自分の課題」、相手にしかコントロールできないものは「相手の課題」ときちんと割りきることで自分が変えることができない他人に対して気を巡らせなくて済むのでストレスを溜めにくくなるのです。
また、困難なことやストレスがかかってやる気が起きない状況でこそやりたいことや目標があることは大きな意味を持ちます。
目標が明確で自分なりの意義付けがうまい人は、「このタスクは自分が目標としている状態に続いている。次に大きくジャンプするためにしゃがんでいる期間だ。」と脳内で変換することができるのでストレスがかかっている状態でも進んでいくことができるといえます。
このように、ストレスへの対応をうまくすることで同じ量のストレスを受けても感じ方が異なります。
ただ、ストレスにうまく対応するには、根本の部分から自分を変える必要がありなかなか難しいものがあります。そこでオススメしたいのが誰でもできて効果のあるストレス解消法や対処法です。取り入れやすそうなものから実践してみて下さい。
ストレスの発散方法と対処法
ストレスになっていることを紙に書き出し、課題の分離を行う
ストレスに感じていることがあると頭にモヤがかかったような感覚になります。すると、目の前のことに取り組む際の効率は下がり、慢性的につらいものがあります。
そこで、おすすめしたいのが今頭に浮かんでいることを思いのままに書き出すことです。
その際に、その時感じたあなたの感情も書くと自分はどんな時にストレスを感じやすいのかを探るきっかけにもなります。また、書くと言うのは自分の外に吐き出すことなので書き出すこと自体ですっきりできますよ。
そして、思いのまま書き出した後に行って欲しいことが課題の分離です。
今、あなたが抱えているストレスに対して「自分で解決できるものなのか、他人が解決すべきことなのか」を明確にすることで自分で解決できること以外を考えても答えが出ないとなり、脳の容量を圧迫することを防ぐことができます。
意識的に口角を上げ、幸福を呼ぶ
これまで脳科学の分野でやる気について幾つかの研究がされてきました。そして、近年固まってきた考えがあります。
それは、やる気が出ないからやらないのではなく、やらないからやる気が出ないということです。
つまりやり始めるとやる気が出るということです。
この考え方は、やる気が出ないから行動できないという考え方と全く逆をいっています。
これは、脳の側坐核が大きく影響を及ぼしており、側坐核は活発に動くことでやる気が起きます。ただ、この側坐核は何か行動を始めるまで活動をしないという特殊な性質を持っています。
このように感情が先にあって行動が後からくるのではなく、行動が先にあって感情が後からついてくるのです。
また、他にも面白いから笑うというのも一緒の原理で、笑うことで面白いと感じるという研究結果がいくつもあがっています。
割り箸を噛んで笑顔と同じ表情筋を使うことで「今、自分は楽しいことをしているんだ」と思うこともできます。
なので、ストレスを抱えていてつらいなと思ったら意識的に笑顔を作ることでセルフモチベートしてみてはいかがでしょうか。
アサーティブコミュニケーションを活用する
人からのお願いを断ることってストレスが溜まりますし、断ったことで関係性が悪くなったらどうしようと考えて勇気のいることですよね。
ただ、相手の期待に答え続けるというのは自分自身にストレスがかかるものですし、うまく断れなければ関係性を崩してしまいバランスが難しいものです。
そこで、取り入れてもらいたいのがアサーティブな断り方です。
自分の主張を一方的に伝えるのではなく、現在の自分が置かれている状況、お手伝いしたいのは山々であるという気持ち、その上でこちらから提案を行うというプロセスで伝えれば相手に不快な思いをさせることなく断ることができます。
今後、業務過多になって断らなければ自分が押しつぶされそうになった場合はアサーティブな断り方をしてみてはいかがでしょうか。生きやすくなりますよ。
まとめ
今回は、ストレスを溜めやすい人とうまく対処できる人の特徴について序盤で触れ、後半では対処法について書きましたがいかがでしたか?
ストレスが溜まる状況が多くある現代ではうまくストレスと付き合っていけなければ自分を痛めつけることになります。
この度、紹介した対処法で日々の生活で活用できそうなものがありましたら導入しやすそうなところから取り入れてみてはいかがでしょうか。そして、自分らしさを徐々に取り戻していきましょう。
(関連記事:ストレスを解消するよりも大切なストレスと〇〇になる方法!!)