日々仕事に追われている中でふとやりがいを感じれていないなと思う時ってありませんか。
このように感じているのは決してあなただけではなく多くの方もやりがいを感じれず、虚無感に苛まれながら日々を送っています。
しかし、仕事にやりがいを感じて生き生きと働いている方も世の中にはいますし、あなたの周りにも何人かはいるはずです。
そこで、今回は
- やりがいのある仕事に見られる要素
- 仕事にやりがいを見出すコツ
- やりがいのある仕事の見つけ方
について書きました。ご自身の仕事のシーンに当てはめながらご覧ください。
目次
仕事にやりがいを求めることは現代の風潮にあっているのか?
プライベートを充実させたい人が増えてきた
僕は今20代後半ですが、自分の親が夜23時以降まで毎日残業をし、朝早くに家を出るという生活を見ていて平日の起きている時間のほとんどを仕事に費やすという生き方に大きく疑問を感じていました。
ただ、現代は政府による働き方改革の促進や個人の時間を費やす手段が増えたことによる趣味の多様化により、仕事はプライベートを充実させるための手段として捉える方が多くなってきています。
なので、仕事にやりがいを求める人、プライベートに生きがいを求める人といった形でこれまで以上に二極化が進んでいくことが予想されます。
やりがい搾取に遭遇する可能性がある
みなさんはやりがい搾取という言葉を聞いたことはありますでしょうか。
やりがいを仕事に求めることは重要なことだと思います。ただ、そのやりがいという言葉を盾に労働に見合った報酬を支払わないこと企業も実際にあります。
また、先ほどやりがいを盾にと言いましたが、実際にはやりがいを感じられることは少なく、入社前に想像していた仕事とギャップに苦しむということも往々にしてあります。
せっかく好きなことを仕事にしたとしてもやりがい搾取にあい続けると嫌いになってしまうことにもなりかねないので注意が必要です。
(おすすめ記事:それってやりがい搾取かも!会社が若者のやりがいを搾取する手口とは?)
人生100年時代によるキャリアの長期化
ここまで、プライベートの充実ややりがい搾取といった現代の風潮について話をしてきました。
すると、仕事にやりがいを求めるべきではないのではないかとなるかもしれません。
しかしここで考えていただきたいのがキャリアの長期化です。
キャリアの寿命が長くなっていくことで意志を持たず流れの中で行っている仕事はどんどん機械や他の国の労働者に代替されていきます。
楽しくない、やりがいを感じない仕事を続けているとどんどんストレスが溜まっていきます。
ただ、そうも言っていられないと自分に鞭を打つことは小さな嘘を自身につき続けることに他ならず、自分を信じられなくなってきます。
やりがいを感じず仕事を続けるには働く期間が長すぎます。
せっかくなら平日の起きている時間の大半を費やす仕事を辛い、つまらないと過ごすのではなくやりがいを感じて生き生きと働く方へと少しずつシフトしていってみてはいかがでしょうか。
あなたが価値のあることをしていれば報酬もやりがいも必ず後からついてきますよ。
やりがいのある仕事とは?
そもそも仕事にやりがいを感じるポイントは人それぞれに違います。
例えば、
- 自分が大好きなこと
- 自分の頑張りに対して正当な報酬が得られること
- 人から感謝されること
- 自分の居場所が感じられること
- 自分の成長につながると感じられること
といったことのいづれか、もしくは上記を掛け合わせたものにその人なりのやりがいを感じたとします。
ただここで重要なのが、仕事のやりがいは他人から与えられるものでは決してなく、働く人自身が自分で発見し実感していくべきものということです。
なので、各々が何にやりがいを感じるのかを明確にして自分にとってのやりがいを感じる瞬間を明確にしてみてはいかがでしょうか。
このように自分がやりがいを感じる仕事ゼロから探すのは難しいため、日々の仕事の中からやりがい感じる要素を見出していき、充実した人生を送ることにつなげていきましょう。
また、仕事の中でやりがいを感じる場面に関する研究を調べているとアメリカ心理学会が20万人超に調査した結果というものがありました。
以下ではこの研究を基に、仕事の中でやりがいを感じる場面からやりがいのある仕事に見られる要素についていくつか紹介していきます。
仕事にやりがいを感じやすくなる要素とは?
仕事において何にやりがいを感じるのかについては人それぞれです。
ただ、アメリカ心理学会が20万人超に調査をした結果があり、仕事にやりがいを感じる要素として非常に納得感があるものだったので以下で紹介をしていきます。
まず仕事にやりがいを感じやすくなるのは下記の5つです。
- 自分で仕事をコントロールできているか
- 仕事の内容に幅があるか
- 適度な難しさがあるか
- フィードバックがあるか
- 全体に関われるか
実際に仕事をしている中でそれぞれの要素からやりがいを感じていたシーンを思い浮かべることができるのではないでしょうか。
逆に
- 自分で仕事をコントロールできていない
- 仕事の内容に幅がない
- 簡単すぎる。もしくは難しすぎて手が動かない
- フィードバックがない
- 一部にしか関われない
の5つの要素のうちほとんどが当てはまるようでしたら自身が今やっている仕事をこのまま続けるのは良いこととは言えません。
これはその昔、自動車メーカー大手のフォード社にてベルトコンベヤー上に流れてくる車にタイヤをはめ続ける仕事が賃金は悪くないにも関わらず離職率が異常に高かったのは、やりがいを感じやすくなる5つの要素全てを満たせていなかったためでしょう。
あなたが仕事を通じて人生を充実させたいと思っているのなら仕事にやりがいを感じやすくなる5つの要素を意識してみてはいかがでしょうか。きっと日々の仕事への取り組み方が変わりますよ。
仕事にやりがいを見い出すコツ
自分にとってのやりがいをまずは知る
やりがいが感じられていないのであればまずは原因を特定することが重要です。
今の仕事を振り返ってみてシーン毎に感じた感情を基にどういった時につまらないと感じるのか、また楽しいと感じる時はいつかをノートやスマホのメモ帳に書き出しましょう。
言語化するだけでも頭の中でもやもやとしていたことが晴れるので効果的ですし、何にやりがいを感じるのかが分かると生活にメリハリを生むことができるのでおすすめです。
人の役に立てることはないか探す
やりがい研究の第一人者で、イエール大学の組織行動学教授であるエイミー・レズネフスキー氏は、
「天職を見つける上で一番大切なことはどんな仕事についているかに関係なく、自分の活動によって世界を少しでも、自分の周りを少しでもいい場所にできているという信念こそが大切」としていいます。
よくエンドユーザーと会うことで幸福度が高まると言われますが、これは実際に使っているユーザーに会うことで自分の仕事の意義を実感できるためだと言えます。
なので、今やっている仕事の中で誰かの役に立てることはないか探してみてください。役に立っていることが実感できれば仕事のやりがいにつながりますよ。
同じ仕事をしている人と話をしてみる
自分の仕事にやりがいを見出せない時は一人で抱え込んで悩んでしまうものです。
ただ、少し目線をあげると同じ仕事なのに生き生きと働いている人もいます。
自分一人で仕事のやりがいを見出すのが難しい場合はぜひ同僚に聞いてみましょう。
すると、その話の中にあなたにも転用可能なエッセンスがいくつかきっとあるはずです。
そして、それらの言葉を基に仕事への向き合い方を少しずつ変えていってみてはいかがでしょうか。きっと今よりも仕事にやりがいを見出すことができるようになりますよ。
やりがいのある仕事の見つけ方
ここまで、やりがいのある仕事に見られる要素や仕事にやりがいを見い出すコツについて書きましたがいかがでしたでしょうか。
キャリアがどんどん長期化していく現代においては、できるだけ早い時期に仕事にやりがいを見出せると生き方が大きく変わると私は思いますし、仕事をお金をもらうための手段ではなく仕事を通じて人生を充実させたいという方が一人でも多く増えればいいなと思っています。
では、具体的にどうやってやりがいのある仕事を見つけたらいいんだという方は下記記事に詳しく書きましたのでぜひご覧ください。
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