みなさん「自分らしく」生きれていますか?
正直、人と違うことをするときって「あっているのかな?」「不安だな」となりますよね。
そして、人に合わせることはもめることもなければ衝突もないので安心できるし楽なものです。
ただ、その間心は悲鳴をあげています。
これって、充実した人生とは言えないですよね。
ただ、慣れていないと自分らしく意見を言ったりすることは難しいもので
本心では、違う意見があるのに「いいと思います。」「さすが。」とついつい言ってしまいます。
このように他人に合わせていると自分という個性や色がどんどんなくなっていき、
何者にもなれない人生になってしまいます。
そこで、本記事では「自分らしさとは何なのか」や「自分らしく生きれていない原因」、「自分らしく生きていくための方法」について書きましたのでご覧ください。
目次
自分らしさとは
あなたにとっての自分らしさとは何ですか?
「自分の心に素直になっていいなと思うことに没頭できている」
「仲間と気兼ねなく話をして笑いあっている」
「自分の好き嫌いをはっきりといえて主張ができている」
「仕事もプライベートの時間も生き生きとしている」
など人それぞれに自分らしさはあると思います。
ただ、普段生活をしていると人間関係ややりたくもない仕事にストレスを感じているのではないでしょうか。
しかし、ここで感じるストレスはあなたに気づいて欲しいのです。
「今、何か違うんだよなと思っているのは自分らしく生きれていないからだよ」
そして、このまま他人の人生を生きていると人生はあっという間に終わってしまう。
ただ、自分らしく生きていこうとすると
「周りからどう思われるんだろう。嫌われるのはいやだな。」
「そりゃあ生き生きとした生活には憧れるけど自分には無理かな。」
と我々の理性が即座に言い訳を考えてしまいます。
しかし、心とは素直なもので
「他人に合わせるんじゃなくてもっと自分を大事にしようよ」
とふとした時に語りかけてきます。
そんな心の声を無視し続けていると自分のことが嫌いになっていきます。
では、本当は自分らしく生きていくことが大切だとみんなが知っているのにこんなにも多くの日本人が自分らしく生きれず苦しんでいるのでしょうか?
自分らしく生きれていない原因は?
自分らしく戦える土俵が分かっていない
自分を変えたいと思うなら環境や付き合う人を変えようとよく言われます。
現在、頑張っているのに成果が出ていなかったりやりがいが全くないのはあなたの能力が劣っているだとかダメであるといったことではありません。
これまでの人生で、高いパフォーマンスを発揮できていたことや時間を忘れるほど没頭したことってありませんか?
どんな人にも必ず向いていることと向いていないことがあるのです。
この世の中は相対評価でものごとを測ることが多いので、同じ時間であなたができる仕事の量よりも多くできる人がいると能力を低く感じてしまうものですよね。
この仕事ができる人達は、単純にその仕事が好きなのかもしれませんし好きではないけど得意なのかもしれません。
ただ、彼らは自分の能力が発揮しやすい土俵を見つけているのです。
なので、まずはあなたが生き生きとできる土俵を見つけましょう。
好きで得意なことであれば一番いいのですが、大好きなことであれば就業時間が終わったあとも自主的に勉強をする習慣があるのでうまくなっていくことができます。
このように仕事と趣味の時間が混ざっているような状態を筑波大学の落合陽一さんはワークアズライフと言っています。(睡眠時間が3時間というのはもう少し寝た方がいいと思いますが 笑)
自己肯定感が低い
自己肯定感という言葉をご存知でしょうか。
自己肯定感とは、誰かと比べて劣っているだとか優れているといった他者目線の考え方ではなく
「どんな自分であっても自分自身を受け入れてかけがえのない存在」だと思える感覚のことをいいます。
つまり、自己肯定感が低いと自分に自信を持つことが難しいのです。
子供の頃にあまり褒められたり認められてこなかったであったり、過保護に育てられて自分で選択する機会が少なかったなど自己肯定感が低くなる原因はいくつかあります。
そして、このような環境で育つと何かをしようとするときに「周りからどう見られるのだろう」「正解がないものに正解を求めて動けなくなる」など自分らしく生きていくことが困難になるのです。
将来の目標が無い
なんとなく自分らしく生きれていないと感じたときに
このような質問に答えることはできますか?
「あなたが求めているものは何?」
そして、この質問にズバッと答えれる人の大半は毎日を生き生きと自分らしく生きれていることと思います。
ただ、普段から自分は何をしたいのかと考えていなければそうそう答えが出てくるものではありません。
将来、自分自身がどうなりたいかが明確な人と話をするとまず目がキラキラしていてポジティブなオーラに溢れています。
当然、仕事としてやっていると困難なことに直面しますし、意思決定を先延ばししたいときもあります。
ただ、自分で選んだことは苦しいときに踏ん張れるものです。
しかし、将来の目標がなく日々過ごしていては苦しいときに頑張れる理由もなく毎日が退屈になるものです。
また、目標なく過ごすことに対してソフトバンクの孫正義さんが高校生に向けて講演されてた中に印象的な一節があったので紹介いたします。
自分らしく生きれていないと感じたら自分は将来何をしたいのかを明確にすることで自分の人生の主導権を取り戻してみてはいかがでしょうか。
自分らしく生きるためにするべき7つのこと
自分が求めていることを知ろう
たとえば、あなたが友人のAくんに「ほんとに毎日退屈で何をやってもうまくいかない。自分らしさって何だろう。」と言われたとしましょう。
すると、あなたはAくんに対して「うーん難しいよね。じゃあさ、Aくんにとっての自分らしさって何?」と聞きたくなりませんか。
このように自分らしく生きたいと思うのであればまず自分自身が思う自分らしい状態を知らなければ先に進むことはできません。
ただ、いきなり自分らしく生きられているのはどういう時ですか?と聞かれて答えるのはハードルが高いので、まずはこれまでの人生で何をしている時に楽しいと感じたか、パフォーマンスが高かったかと小学生くらいから順に遡っていきましょう。
また、やりたくないことや苦手なこと、時間が経つのが長く感じた場面なども思い出して紙に書き出してみましょう。
誰にも見せないものなので、普段なら心の深いところにフタをしているような部分も気兼ねなく書きましょう。
そしてこのように自分と向き合うと何を求めていないかということを知れます。
また、やりたくないことやストレスを感じることは裏返すとあなたの自分らしい状態を見つけるヒントになるかもしれませんよ。
自己肯定感を高める
先ほども触れましたが、自己肯定感とは「ありのままの自分でいいのだと思える感情」のことです。
現在、「生きづらい」と感じているのならそれはこのままだと後悔するから変えようよという他でもないあなた自身が発しているメッセージなのです。
自分をいつわることは大変なストレスになります。なので、まずは生きづらいと感じている自分を受け入れてあげましょう。
そして、良いところも思わず目を背けたくなるような悪いところも全てが自分で、素直でありのままな自分を少しずつ好きになっていきましょう。
自己肯定感が低くなる原因や具体的に高めていく方法については別の記事で詳しく書いているのでよろしければご覧ください。
周囲の人も自分のことで精一杯だということを知る
自分らしく生きようという時に必ずぶつかるのは周囲からの視線です。
気になるのはふつうのことですし、気にするなと言うのはあまり現実的ではありません。
ただ、あなたも同じだと思いますがみんな自分のことで精一杯なものです。
つまり、自分が気にしているほど周囲はあなたのことを見ていません。
また、発言に対しても同様で日々の言動一つ一つに責任をもって発している人はほとんどいません。
なので、言いたいことがあるなら少しの勇気を出して発言をしてみましょう。
「会議に出席して何も発言しないのは価値がないのと同じ」とよく言われますが本当にその通りだと思います。
ただ、発言をすることであなたの立場が失われてしまうような会社に現在属しているのであれば時代遅れなのと自分らしく生きようとする上で大きな弊害となります。
もし何回も続くようでしたら一度、「このままこの会社にいていいのか」考えてみてはいかがでしょうか。
ネガティブな言葉を会話の中で使わないようにする
日頃の会話で「でも」「だって」「どうせ」が多い方はいませんか?
この3つの言葉は、頭文字のアルファベットがDということから3D(サンデー)とも言われます。
これら一つ一つは悪い言葉ではないのですが、そのあとに続く言葉が否定、言い訳、諦めのニュアンスを含みます。
例えば、「でも」を会話で使うと
「私も〇〇したほうがいいのは分かっています。でも、〇〇という理由でできないんです。」
となります。
このように否定や言い訳の言葉になります。
では、どうすればネガティブな3D(サンデー)を使わないようになれるのでしょうか。
「でも、先日お会いしたときはこの企画でいこうとおっしゃっていませんでしたか?」
→「先日はこの企画でいこうとおっしゃっていたかと記憶しておりますが、いかがいたしましょう?」
他の「だって」や「どうせ」も同様にネガティブな言葉をはじめに使わずに最後に「いかがいたしましょう?」とつけることでほとんどの場合に適用できますので、「でも」「だって」「どうせ」が癖になっている方は試してみてください。
自分の意見をしっかりと持ち、時には断る
上司から残業を頼まれたり友人からの誘いを断るのは勇気がいることですよね。
しかし、頼まれたり誘われたことを断れないでいるとあなたらしさからはどんどん遠のいていってしまいます。
また、全てに対していいよと言うことはその場では楽なことですし周囲からは「いい人」と思われるでしょう。
ただ、その返答に主体性はなく頼む側は「いい人」から「都合のいい人」となりしまいには「どうでもいい人」になってしまいます。
あなたが思っている以上に周りは自分のことで精一杯なのと、そもそも頼んでいるという罪悪感もあるので理由がしっかりしていれば多くの場合納得してくれます。
なので、自分が何を求めているのかを知って自己肯定感を高めていくことで得た判断基準や自信を活用して相手に不快な思いをさせないように3回に1回くらいの頻度でやんわりと断ってみましょう。
断ることのしんどさは一瞬ですが、断れないと数時間や数日、長ければ数ヶ月と苦しむことになるのでぜひ断る勇気を身につけていきましょう。
また、全ての人に好かれようとするとかなりの時間とストレスがかかりますしそもそもできないので、自分にとって大切な人は誰なのかを明確にして狭く深く付き合うのも人間関係に疲れず自分らしく生きるコツになりますよ。
ロールモデルを作り真似をする
あなたの周りで自信に溢れていて自分らしく生きている人はいますか?
また、その人が尊敬できる人であれば勝手にロールモデルにしちゃいましょう。
「あの人だったらこんな時どんなことを考えるだろう」といった具合に。
イメージの中では実際の姿よりも美化されているかもしれませんがそれでいいのです。
苦しい時に必要なのはいかに前を向けるかということが大切だからです。
今を集中して生きる
最後に自分らしく生きる上でとくに大切だと思うことについてお話します。
それは、「今を集中して生きる」です。
仕事以外にも当てはまるのですが、「きついから止めたい」「面白くないからラクでしんどくないことをしよう」というマインドでいると何も成し遂げられない何事も中途半端な人生になってしまいます。
もし、今の仕事が自分に合っていないと感じるのであれば「その仕事の何が嫌なのか」を明確にしないと職種や職場を変えても同じ事を繰り返してしまう可能性が高いです。
自分らしく生きれていない理由は「人間関係なのか」、「延々と行うエクセル作業なのか」、「ノルマのある営業なのか」と具体的にシーンを思い浮かべてストレスになっていることを紙に書きましょう。
そして、今できることに全力で取り組むことで自己肯定感を高め自分の人生の舵取りをしていきましょう。