自己暗示と聞くと、催眠術のようなものをイメージする方も多いのではないでしょうか。
ただ、実際の自己暗示は催眠術で別の人格を作ったり、洗脳によって他者を妄信することとは違います。
そこで、今回はこれまで多くの自己暗示を試してきて上手くいった経験と自己暗示をしたことが逆効果となった経験を踏まえて、
私が考える「正しい自己暗示とは何か」についてを説明し、それを踏まえた「自分の心に嘘をつかない自己暗示の仕方」について書きました。
自己暗示とは?
辞書(デジタル大辞林)での自己暗示の言葉の定義は、
自分でそう思い込むことによって、それが既定の事実であるかのような意識を生じること
とあります。
みなさんが自己暗示を行うときは、「心拍数が分かるほど緊張するプレゼンの前」や「何か苦手なことに取り組むとき」だと思います。
そんなときには、「緊張せずに堂々とプレゼンを成功させている姿」を思い浮かべたり、「自分は得意だ!できる!」と自己暗示をかけて自身を奮い立たせた経験がある人は多いのではないでしょうか。
ただ、このように自己暗示をかけて成功する確率は低く、一時的にうまくいったとしても無理をした自己暗示は長くは持ちません。
むしろ得意ではないことなのに得意だと思いこむは、自分に嘘をつくことになり、積もり積もっていくとあなたを苦しめることになるでしょう。
なので、自己暗示をする際には、自分の中にすでにあることをベースにするようにし、様々な要因によって出せていない本来のパフォーマンスを出せる確率をあげていくことが重要となります。
練習でできないことは、本番でも失敗するものです。
ただ、練習をしっかりとし、本番でミスが起こりそうな原因となるものが気にならなくなれば成功確率を高めることはできます。
自己暗示を行う方法
プラスを大きくし、マイナスを抑える
自己暗示をする方法として、おすすめしたい方法は、プラスを大きくし、マイナスを抑えるです。
先ほど、効果的な自己暗示の方法として、自分の中にすでにあることをベースにし、様々な要因によって出せていない本来のパフォーマンスを出せる確率をあげていくことが重要であると言いました。
しかし、苦手ではなく好きなことであったり、得意なことであったとしても練習や努力をしなければ上達することはありません。
なので、まずは上手くなりたい分野を見つけて、練習や努力を積み重ねることでそもそものパフォーマンスを高めていきましょう。
ただ、練習では上手くいっていても本番になると本来の力を発揮できない場合があります。これは、マイナスとなる面が大きいことが要因としてあげられます。
このマイナス面というのは自信がなかったり、本来気にしても仕方がないことが気になってしまうために起きる場合がほとんどです。
なので、本番に近い形で練習を重ねることで自信をつけることと、今上手くいっていない原因の中で気にしても仕方がないことがあるのであれば頭の中を切り替え、マイナスになっている要因を小さくしていくようにして下さい。
このように、自分の中にあるものを磨くことでプラスを大きくし、マイナス要因となるものを減らしていくことであなたの本来のパフォーマンスを高めていきましょう。
おわりに
緊張する場面や辛い状況から抜け出したいと思う際には、自己暗示をかけることもあるかと思います。
ただ、本来の自分ではないことで自己暗示をかけようとしても心は反発してしまいます。
なので、自己暗示を行う際は、そもそも自己暗示の先に得られる未来があなたにとって魅力的なものなのかを今一度考えるようにしましょう。
そして、魅力的だと思え、自分が苦手ではなく好きなことであったり、得意なことであるのであれば日々自身を磨くことでプラスを大きくし、マイナスを小さくしていくことでパフォーマンスを最大化していき、望む未来を手にいれていきましょう!!