新卒でスタートアップに行く人や起業をする人は〇〇を持つ人が多い?

いきなりですが、ファーストキャリアってめちゃくちゃ悩みますよね。

ファーストキャリアの選択肢を大きく4つに分類すると、大手企業、中小企業、スタートアップ、起業に分かれます。

40代より上の世代では、新卒でのキャリアを決める際にスタートアップ、ましてや起業という選択をする人はほとんどいませんでした。

しかし、近年は若いうちから裁量権や成長機会を大切にしたいという人も出てきだして、市場価値を高めるという点でもスタートアップにジョインする強者が続々と現れています。

また、起業に関しても従来なら一度大手企業などで経験や実績、資金を貯めてからというのが多かったですがインターネットの急速な普及や初期投資額の低さ、VC(ベンチャーキャピタル)による投資により起業に対するハードルはかなり下がりました。



ではここで、今回のタイトルに戻ります。

さきほど述べた背景があるとはいえ、スタートアップや起業という選択をすることはまだまだハードルが高く少数派です。

とくに、偏差値の高い大学に通っている学生になるほど周囲の学生が大手企業に行くというのと、これまで積み重ねてきたものがある分選択が難しい傾向にあります。

では、これらの少数派な人達にはどういった特徴があるのでしょうか?

もちろん様々な要因があると思いますが、私がこれまでに会ってきた人を見る中で新卒でスタートアップに行く人や起業をする人はサイコパス性を持つ人が多いように感じました。

サイコパス性と聞いたら暴力的で残虐なイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。

しかし、あなたが思い描くサイコパス性とは現象の一部を切り取ったものにすぎません。

サイコパス性とは、「意思決定の際に感情が邪魔をしない性質」です。

みなさんがまず想起する暴力的なサイコパス性というのは、見方を変えれば自分の達成したい目標が人を殺めることにあるから普通であれば道徳的に躊躇されることが実行されてしまう性質なのです。

このどうしても達成したい目標のためには常人であればためらわれることも成し遂げてしまうという人達はCEOや企業の重役に多いです。

なぜなら、CEOや企業の重役は日々激しく常人であれば潰れてしまうようなプレッシャーの中で意思決定を行わなくてはいけません。

会社の業績が傾けば、社員をリストラする決断をする必要もあります。

こういったつらい選択をする際は感情はほとんどの場合邪魔です。

また、自分で創業した場合もそうですが一般の社員から重役やCEOにまで上り詰めることが出来る人達は出世をするや上場するという目的のためにはそのときどきでやるべきことを迷いなく選択をしてきています。

例えば、あなたの周りにも上司に対するごますりをあからさまにしている人はいませんか?

私だといくら出世をするために有効な手段だと分かっていたとしても周りの目を気にして恥ずかしいという感情が上に行きとてもじゃないけどできません。

しかし、彼ら彼女らは出世という目的のために必要だと思えばやってのけてしまうのです。

もちろん全員がそうといった訳ではありませんし、恥ずかしいや周りがどう思うのかを全く気にしていないわけではありません。

ただ、天秤にかけたときに出世することの方が周囲の視線よりも勝ってしまうのです。

とここまで、経営者や重役の話になっていましたが、今回のタイトルにもある新卒に話を戻したいと思います。

新卒で大手企業に入れる人たちの多くはこれまで厳しい受験戦争を勝ち抜いてきたいわゆるエリートと言われる人達が多いです。

そんな彼ら彼女らの新卒での就職先として多いのがメガバンク、日系大手、外資系銀行、コンサルなどです。

これらの企業はこれまでの積み上げがなければ入るのが難しく入社できる実力があるのは素晴らしいことです。

では、就活のときにベンチャーや起業をするといったことは考えなかったのでしょうか?

外資系銀行やコンサルなどは、発狂してしまう労働時間はありますが成長と裁量権があり非常にチャレンジングな環境ですよね。

ただ、昨今家電業界の不況(東芝、シャープなど)や銀行員の人員削減などがニュースに度々取り上げられているのを見て終身雇用が崩壊しているのは明らかです。

すると、多くの人が転職を経験することになります。

その際に重要になってくるのは前職での実績です。ただ、意思決定の機会が5年以上かかるもしくは10年以上勤続していないと回ってこない企業であれば実績を話すことは難しいでしょう。また、「オレは誰もが知っている大企業で大きなプロジェクトに関わっている」といったとしてもどういうポジションで関わったのかを深堀りされるとほとんど貢献していないなどざらにある話です。

もしあなたが企業の採用担当だったら30歳で意思決定を任せてもらえなかった日系大手企業のAさんと有名でないベンチャー企業ではあるがプロジェクト責任者を何回も成功させてきたBさんのどちらを採りますか?

質問を変えると、どちらの候補者の方が成果を出して会社の業績を上げてくれると感じますか?

この問いに対しては様々な意見があると思いますが、私であればBさんと一緒に働きたいです。

ここまで、今後の自身のキャリアを考える上で裁量権が小さく成長速度が遅い企業の危険性について述べてきました。

「うーん、、、言ってることは分かるけどやっぱり大手にいかないと不安」

「みんな行くから俺も」

「レールから外れるのが怖い」

「これまで築き上げてきたものが崩れ落ちてしまう」

「親が悲しむし友人から下に見られるかも」

など挙げればきりがないかと思います。

人間というのは基本的に変化を嫌いデフォルトに従う傾向があります。

今回の場合だと、有名大学に行っている大半の人が入社する企業がデフォルトでそれ以外のベンチャーや起業といった選択肢は社会の普通から自分を変える必要があります。

この変化を迫られる時に壁が二つあり、一つが論理の壁で二つめが感情の壁です。

先ほどいったことで一つ目の論理の壁を超えれた方はいるのではないでしょうか?また、すでに超えてるよって方もいるでしょう。

ただ、二つめの感情の壁を越えるのは容易なことではありません。

しかし、サイコパス性のある人は自分のなりたい像が目的としてありそれを達成するためにスタートアップや起業をした方が叶えられる可能性が高いなら感情の壁を超えれてしまうのです。

さいごに、サイコパスというと悪い面が取り上げられがちですがこれから求められる資質の一つでもあると思いますので意思決定の際に少し意識してみてはいかがでしょうか。